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AppleWatch ワークアウト中のインジケーターに四苦八苦 [Apple]

 嘗てはApple製品を所有する事自体が「お布施」と揶揄された事もあったほどですが、今ではAAPL株を買って配当を得ている方も多い事でありましょう。そんなAppleもとうとう2018年8月に時価総額1兆ドルを超える企業として報じられる様になり、私としては隔世の感すらあるのですが、Apple製品が茲まで人々に広く受け入れられる様になったのはiPodの操作性と商業的成功にあったと信じて已みません。直感的な操作性のそれは、乳幼児でも手軽にこなせそうな簡便性があったからこそ後のマルチタッチ・ジェスチャーへと発展させる事が可能となったのは疑いの余地は無いのではなかろうかと思います。


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私はシンセ [Apple]

 嘗て、「私はピアノ」という高田みづえの唄う曲がありましたが、それに触発されたワケでもなく、iPhoneアプリを語って見ようかと思います。

 実にシンプルなんですがiPhoneというのはマルチタッチ・ジェスチャーというUIを備え乍らも、iPadとは少々異なるというか、iPadだと小難しい作業にも向いていてMac寄り、いつかはノートブックに置き換わるモノと思っていますがiPhoneというのはもっとチープでシンプルな発想で作業したいと思う事が多々ありまして、それこそ昔流行ったDelay Lamaとか敢えてiPhoneで欲しかったりするモノです。
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Numbers for iPhoneについて語ってみる [Apple]

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 まさに鳥のようにツイッターでも呟いている左近治。そんな私は普段DAWアプリを使うコトが多いため、ビジネス系アプリを使うのは骨が折れるモノです(笑)。元来パソコンの類など使いたくなかった私がATARI 1040STやIIciを手に入れるようになったワケは、MIDI機器を集中管理出来て、そのMIDIデータ資産をFinaleによって楽譜に起こし、さらに金をかければMIDIとオーディオを同期してのハード・ディスク・レコーディング環境に魅了されて購入するのがそもそもの始まりだったワケです。


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iPhone使い音楽ユーザーに必携のWolfram Alpha [Apple]

WorframAlpha_00.jpg 扨て、今回はiPhoneアプリでも有名なWolfram Alphaについて語って行こうかと思います。古くはマスマティカというクラシックOS時代からあるMacのソフトだったワケですが、私の記憶が正しければ、トッド・ラングレンが関わったGlow系ビジュアル・エフェクト(スクリーンセーバ)FlowFazerの頃から存在していたソフトでありました。確か亘香通商さんが扱っていた気がするんですが。まあ機能的には文句無しのモノなのがWolfram Alphaなんですが、なにゆえ音楽用途!?と疑問を抱かれる方も多いかもしれません。


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Bento for iPhoneを使って音楽所蔵ライブラリDBを持ち歩く [Apple]

 扨て、今回はチョットだけ趣向を変えてBento for iPhoneを限りなくスタンドアロンで用いつつ、自分自身の音楽所蔵ライブラリやこれから発売されるものやらのウォントリストとして使えるデータベースを作ってみようではないかという目的なのであります。


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娓々詳悉 [Apple]

「厳しい」響きに対して耳が馴染んでいってくれないとお悩みの方は多いかと思います(笑)。耳ってぇのはなにより音を覚える器官なワケですから、言語習得という重要な時期に色々な言語もそうですが、日本国内における東北やら九州地方というような方言の違いですら、多様な音の違いとして強化されるようですから興味深いモノです。


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Let us pray [Apple]

JOBS_Steve.jpgスティーヴ・ジョブズ氏がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお眠りください。

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常々感謝 [Apple]

こうして何気なくブログを書き連ねている左近治のネタというのは、比較的楽理的なテーマを扱うコトが多いワケでありまして、その手のネタを取り扱うと避けて通れぬのが「五線譜表記」だったりします。

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iPadの可能性を読む [Apple]

私左近治は、Macユーザーとなって22年目となっている事に気が付いたワケですが、つい先日Appleが「iPad」なる新製品を発表したのは記憶に新しい所でありましてですね、そんな話題を絡めながら今後の可能性や左近治なりのアイデアを語ってみようかなと思うワケです。


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加齢臭 [Apple]

ご存知とは思いますが、左近治はオーバー40のジジイです(笑)。

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「Sick Leave」って [Apple]



いや〜、相当な話題だと実感するワケでありますが、Steve Jobs sick leaveで検索をかけると、出るわ出るわスティーヴ・ジョブズの「医療休暇」のニュースが。

まあ、英語についてチト述べさせていただくと、この場合の「leave」とは「去る」という意味ではなく「休暇」という意味ですね。

有給休暇だと「annual leave」とか、夏期休暇だと「summer leave」とか言ったりしますもんね、向こうの社会では。だからこそ今回の「sick leave」とは「傷病休暇」という意味になるのでありましょう。老婆心ながら取り敢えず語ってしまいました(笑)。

会社の内規に沿った「休暇」だということは一目瞭然なのでありますが、180日ほど取得できる休暇とは日本だとどうでしょうか?結構長いというのが私の実感なのでありますが、配当金は病欠に関係しないでしょうし、1ドルの給与しかもらっていないジョブズだから可能なことなのかは判りませんが、気になるニュースではありました。

仮にジョブズが現場を退いたとしてもOS Xはかなり成熟してきましたし、その後も大丈夫だろうとは願ってはおりますが、いずれにせよ「GUIの具現化」という点において特筆すべき突出したヴィジョンを抱いている稀有な方であるので、同様のヴィジョンをイメージできる人がどれほど社内にいるのかが明確に伝わってこないのも、マーケットやメディアが気にする部分ではあるでしょう。

OSを使っていくユーザとしてはどこかのOSのような混乱は起こさないでしょうから脇道逸れずに巧い事やってほしいなと思うばかり。一応、左近治とてMacユーザではあるものの、Windowsユーザでもあるワケですので、その辺りも誤解のないようご理解いただきたいな、と思います。

音楽制作がMacを中心に、コンシューマ・レベルにおいてもWindowsで大半の事が出来てしまうほど、パソコンというのは深く根付いているワケでありますが、音楽制作をするにあたってパソコンが無ければ出来ない、という風に音楽を身につけてはいけないことだと思っているんですな。

第三者に音楽を伝えるのに最良の方法は、私にとっては出音ではなく、楽譜こそがキモだと思っております。

楽譜というものが全てを包含した情報ではありませんが、情報がスムーズに伝わるという点において、やはり楽譜というものから離れることができないワケです。

仮に、楽譜の読めない出音重視の人が居たとして、その人がきちんと出音から全ての音を判別してくれれば申し分ないのですが、この手の人というのは大概は耳コピが不十分だったりする人が多く(笑)、結果的に楽譜が必要となってしまうようなコトが多いんですね(笑)。だったら最初から楽譜で音捉えてくれよ!と言いたくなります(笑)。

ただ、私のバンドのメンバーにおいては楽譜は全ての人間が読めるのでひとまずは安心なのでありますが、楽器がないと楽譜の音が理解できないという人というのも実は結構足を引っ張ってくれたりするものなのでタチが悪かったりします(笑)。

音を具現化する、というシーンにおいてはそれらが全て楽器の発する音でなくても構わないワケですが、オーディオ信号の測定レベル方面でもクオリティを保っている音を用いながらアンサンブルを構築したりする場合、果たしてそれで出来上がった音に全てを注力して音楽を作れる人って、DAWユーザの中でどれくらいいるのかな?と勘繰ったりするコトもあります(笑)。

その手の取りこぼしに気付かない人が和声面においてどれだけ興味を抱いているのかは判りませんが、いずれにせよ楽曲の構造を見抜くことが出来るくらいではないといけないのではないかなーと思う左近治であります。その根幹こそに、本来の「伝達すべき情報」があるのではないかと信じてやみません(笑)。

見えてきたぜ! 着信音よ [Apple]

アンブロシアからリリースされているiToner

iPhoneと連携して、手持ちのMP3やらAACなどのオーディオファイルを使用して着信音をカスタマイズできるっていうユーティリティーですな。

アンブロシアとは、Macに永く携わってきている人なら誰もが知ると言っても過言ではない老舗の有名どころのソフト会社で、中でもSnapz Pro(現Snapz Pro X)というのは超有名ですね。

今やデスクトップ画面のみならず、デスクトップ上の操作などを動画としてもキャプチャできるというシロモノです。

加えて、Safariを使う方ならご存知とは思うんですが、ブラウジングしているページの「構成ファイル一覧」から当該ファイルをダブルクリックして保存すれば、YouTubeからのファイルの抽出も可能なので、これをファイルコンバートしてしまえば普通にカスタム着信音をユーザーレベルで好きなように作れるワケですな。

異なるファイルをいくらOSレベルでコーデックがサポートしてはいても、再レンダリングあれこれさせずにSoundflowerなど用いてクオリティの高いオーディオインターフェース通じてGaragaBandにでも録音した方がより一層カスタマイズ度が増すとは思いますが、この辺は消費者の知恵としての色んなやり方や自身のポリシーなどがあるとは思いますので人それぞれだとは思うんですが、余計な出費を伴わず、少なくとも自分の資産であるファイルは有効活用したいと思うのが消費者心理というものでありましょう。

Kクリで永いこと着メロ・着うた制作している左近治。こんなこと書いていて「自分で自分のクビ締めているようなもんだろ」なんて思われかねませんが(笑)、私のみならず着信音業界というのは従来にも増して淘汰されることは間違いないでしょう。

着信音自体の提供の仕方、あるいは楽曲の志向性などは間違いなくターニング・ポイントとなるのが今回のiPhone国内発売によるものとなるでしょう。私はポジティヴに考えておりますけれど。

例えば、iPhoneにはワンセグやおサイフケータイ機能が無いと、寝ぼけたことなど今朝のNHKでも関係各所に「配慮した」コメントを述べておりましたが、そもそもケータイに多くの機能を集約させる必要があるのかどうかすら疑わしいワケですよ、実際は(笑)。

そこまでお財布ケータイ整備させたいのであれば、公共交通機関やら金融会社だけではなく、官公庁に整備するべきだと思いますけどね、左近治は。

対面接客が必要とされるシーンでも町のサラ金、とっくに導入してます「無人くん」(笑)。他の民間レベルでもtaspo導入は記憶に新しい所。

行政レベルで一番人口を抱えている世田谷区で、おおよそ80万人。日本の人口は多いですが、区や市レベルで見ても最大規模の世田谷区の人口、その一番規模の大きい役所ですら80万人の住民票を一日で取り扱う作業など無いでしょう。

市町村役場の窓口などコンビニのバイト・パートとそれほど変わらないと思いますが(労力的に)、こういう所にお財布ケータイでの無人化進めれば、少なくとも公務員の人件費のためにサラリーマンは頑張って納税する、ということは軽減され(笑)、税金のマージンも増えてくると思うのですが、こういう所には入り込まないワケですね。

2000円にも満たないキャミソール束で売っているような販売員の接客よりも劣る接客態度(アパレル業界の一部の接客態度がままならない人よりも遥かに劣るという意味です)が蔓延している市町村役場のサービスなど、対面の本人認証が必要であろうともサラ金業者のほうが遠隔操作とはよっぽど厳格化されていると思うんですな(実際はどうか知りませんが)。

役所のお墨付きの書類だから、役所の責任ある仕事だから

う〜ん、まあその信頼は「国」が構築しているだけで、目先の敬語すらままならないどこぞの公務員さんの努力によるものではありません(笑)。

結局は、「親方日の丸」の安堵感に胡座をかいていて、誰もが必要なサービス精神すらも失せてしまっているような状況。

こういう声を反映してか、最近では少々まともな口の聞き方が出来る職員が窓口には増えてきたようではあるものの、彼らでも対応しきれないものとなると、出てくる責任者などほとんどは横柄なものですよ(笑)。私の親類にも多くの公務員はおりますけどね。でもこれが現場の実際の印象です。

国内のこれまでのケータイコンテンツというのも結局はこういう本丸ブチあげて、それに胡座をかいているだけのサービスがどれほど多かったものかと、iPhoneによって消費者が抱えていたジレンマを露呈してくれたところに清々しさを感じるのであります。

新しいインフラに心酔しているだけで、顧客の利便性よりも、このインフラに飛び付いてくれ!慣れてくれ!といわんばかりのサービスが横行していたというのが実情でありましょう。まあ民営化する前に株券沢山有しているでしょうから、事業が儲かればウハウハという気持ちは理解できなくもないんですが(笑)。

それだけではつまらないだろうから、ニッチな層を取り込もうとしているのがKクリのスタンスなんですな。Kクリはどこかの原盤使わせてもらって着うたリリースしているワケではありません。多くの着メロは二次利用の作品ではありますが、この辺りのコンテンツの訴求力ポイントには変革の余地があるわけでして、この辺りが次の着信音のカギとなるのでありましょう。

やりくりすれば買うことなく自作できる(従来のケータイでも怪しいモノを使えば不可能ではありませんでしたが)、販売コンテンツとしての在り方というのは変革して当然ですね。

お財布ケータイなど、ECTカードのようにとりあえずカード挿入しておいて、クレードルでもなんでも薄型カードBOXみたいなので多くのICカード利用できるようなもので十分だと思えるワケでして、それがケータイである必要はないと思うんですな。

その内希望者には病院で人体にICチップ埋め込んでもらうサービスが始まったりして(笑)。国民総背番号制導入ですか(笑)。

まあ、そういう世界に導きたいのであれば、行政の窓口サービスや住基カードの取扱など、一貫性をもたせた上で計画を練ってもらって、選挙のネット投票など、専門のWi-Fi可能な場所でもやらせりゃすぐに実現できそうなものの、特定の業者との癒着やらピンハネがあり得そうなモノだけ急整備して、一貫性などまるでないサービスが構築されていくワケですな。

擬人化したくなるほど身近なケータイの筐体から見ればそれこそイイ犠牲者で(笑)、こんなに詰め込めるなら、本当なら人のいらないような機能だってあるだろうし、その機能の必要な場所などケータイ以外にもっとあるでしょ、と言いたくなるわけでありますな。

まあ、社会や政治のことなど全く関心のない層を作り上げることも重要な戦略なのかもしれませんが、その割には対象者以外にも手を広げて反感買わせてしまう。少々虫食いにしすぎてはいませんか?と思うことしきりなんですな。

ケータイどころかテレビのリモコンですらおぼつかない高齢者のために、わざわざお財布ケータイ買ってもらうという思考ではなく、ケータイなんかなくてもいいからせめて予約や受付、精算など、行政の窓口やら病院に整備してあげた方が本当の意味での「サービス」だと思うんですが。住基カードがある一定の金融系カードにもなるようにして、わざわざケータイでなくともETCのようにクレードルに忍び込ませてりゃそれだけで煩わしさが軽減されるという方には考えが及ばないのが悲しい現実ですな。

私は人生の内、2週間以上入院した経験が3回あるんで、健康や健常であるがゆえに気付かないことに心酔してしまっていることって案外多く、結構気付かされたモンなんですけどね。

iPhone。全ての人にやさしい。やっぱココでしょ。ケータイ端末には留まらない、社会への寓意ですよ、コレは。

祝! iPhone国内発売 [Apple]

ロクすっぽケータイ使いこなせていない左近治でありますが、iPhoneは買います。というより他社からの乗り換え。ケータイ事業者さすがに3つは持ち過ぎだろ、と(笑)。

ただ、明日以降の初回入荷時期には買いません。もうしばらくして秋頃に。色々と事情もあるもので。

iPhoneやiPod touchの優れた操作性は、もう誰もが知っていると思うんですが、ケータイを取り巻くサービスでここまで一貫性があると「今までのケータイ何だったの?」となっちゃいます。

ちょうど1年くらい前でしたでしょうか。私のブログにおいて、SnapzPro Xみたいなのが出たら着メロ・着うた業界一変するだろうな、と。

手持ちの音楽ファイルを着信音にできるアプリも出ているようですね(笑)。

ようやく着メロ・着うた業界も次のステージに移行しなくてはならない時を迎えた、というワケであります。

15年くらい前のMIDI制作環境は、DAWアプリケーションがオーディオトラックを扱えようともハードが今のように沢山のトラック扱えるほどのポテンシャルを備えておらず、ソフトシンセというのもまだ存在しなかった頃というのは、整備されていた音楽界の規格はMIDI。

つまり、MIDI機器を統合管理してバルクダンプやSysExデータをシームレスに扱えるような環境が標準的な制作環境だったわけですが、いまやオーディオベースに向かっているというのは過去にも語ったことですが、着信音とてそうなろうとしているのであります。

ケータイ・コンテンツ周りのサービスの一貫性、これがAppleのスゴイところ。
そういやMSNMとZuneは?(笑)。肉襦袢OSとか(笑)。

天井も無い「青空ホームPremium」だけれども(いや、Ultimate)、外壁だけは豪邸の絵を描いて立派に見せようか、と。
毛髪無くなったら描けばイイ。貧乳ならば巨乳のタトゥー。

これで自尊心満たせ、というのは些か無理があるかと思うんですな。どこかの巨人も、覗き込めばこんなモンだったというのを露呈する、と。

ウチのWindows君、月に何度電源入るのやら。4年前ならAMD欲しかったですけどね。買わなくて良かったです。

iPhone国内発売なるか!? [Apple]

ケータイ持ち初めて14年目。

当時はドコモの1.5Gの折り畳み形の端末。もちろん通話のみ(笑)。エリアは狭かったものの、高速道路付近ならば日本どこでも大丈夫だったような記憶があります。その昔、南は九州宮崎県御池やら鹿児島県大隈湖までバスを探して釣りに赴いたことがあったので。その当時の九州自動車道は人吉とえびのの間はループ橋で一旦一般道に降りて繋がっていませんでしたけれど。

左近治はケータイメールは不得意な方で、着メロや着うた作っているクセして高機能化するケータイを使いこなしてはいません。電車の中では片時も肌身離さずケータイを持っている人を見かけますが、私にとってのケータイは「通話できりゃあいいや」というシロモノ(笑)。

それなのになにゆえiPhoneを欲するのか?

少なくともケータイ先進国だった日本がなにゆえアップルの提示するようなUIを作り出せなかったのか!?こればかりは悔やまざるを得ないのではないでしょうか。いくらアップル贔屓の左近治とはいえ、そこのところは少々悔やまれる点ですね。国内開発関係者であれば私よりももっと歯軋りの度は強いのではないでしょうか。

まあ、いまやマック信者やらアップルびいきという言葉で揶揄する以前に、意外にもWindowsユーザーの保守的な姿勢こそが彼らの信心深さを思い知るようになってきているワケですが時代の流れなんでしょうか。変われば変わるものです。

私がケータイを持ち始めた頃というのは保証金制度(20万円)が無くなったからでありまして、DAW周りで言えばPerformerが2.1の頃。CubaseはVSTだって未発売。学生はみなポケベル全盛時代。MDが普及し始めるくらいの頃です。まあMDの普及はDA PUMPが出演していたCMで松下シャープの貢献が大きかったと思うんですけどね(シャープの間違いです)。小型化高機能化がソニーから松下というイメージを定着させたのもこの辺りで確実になったような気が(カセットウォークマンの頃で決着はつけられたという話もありますが、一般的な認知度として)。というのもカセットウォークマン対決は結局のところ松下が優勢でしたから。それがMDでもシャープに覇権を握られてしまったという過去がありました。

当時は就職氷河期と呼ばれた時代で、私の兄弟やら知人の兄弟やら従兄弟も結構苦労していた時代でありました。これを機に人材派遣業が見る見る内に拡大していって、大企業は人件費を抑えながら系列会社では派遣業にも手を伸ばすという、利ざや確保のための企業カースト制度に拍車をかけたものではないかと思っています。

一方で、就職難によって親方日の丸を選択するという、つまるところ民から官に人材が移るという悪循環。

そこで拍車をかけたのが低価格PC、つまりWindows95の出現。

まだ見ぬ未来のメディアやインフラの整備に寛容だった一般庶民は、それを受け入れて今ではネットとブロードバンドは必須という状況になりました。

しかし、こういう「寛容さ」を振り返ると、実はそれほど見返りの少ないモノに対して期待を抱かされていただけで、今の社会はどことなく疲弊していて、開発力は乏しくなったような印象すら抱くようになりましたし、こと音楽周辺機器で言えば国内メーカーに期待するアイテムは殆ど無くなってしまったように思えます(笑)。

当時なんてKORGのTrinityやNord Lead持ってりゃ大概のコトできたくらいの充実感があったものですが。

消費者の厳しさが無くなって、いつの間にか受容してしまう状況になってしまっていたけれども、目先のモノで甘い汁吸わされるワケではなく匂いだけ嗅がされていただけだったのに、そこに消費者の多くが充足してしまった、と。飢餓の前には水よりも食料を与え、水を欲すれば偽装してでも「キレイな水」を消費者の下に届けていただけだったのかもしれませんな(笑)。

音楽面で言えば、処理速度はおろか足場も非常に高速になったので、16ビット44.1kHzで8トラック動かすのですらディスクスペースやら処理速度を気にしながら編集していた当時。ソフトシンセですらまともに動くようになったのはそれから数年後ですからね。

80年代終わり頃まで抱いていた日本人の多くのビジョンは完全に迂回してしまっているような気がしますね。

だからこそ日本よりも古い規格のケータイインフラであるにもかかわらず、そこには日本のそれよりも遥かに未来を予感させるUIを提供してきたアップルのiPhoneは衝撃的だったワケですな。

iモードが登場した時の時代に日本にiPhoneがあったら?ということを想像するだけでも、いかに日本の開発力が停滞していたのかがあらためて判ると思います。

ケータイメールが不得意な左近治は、メディアや高機能化するものに追従できなくなってしまうほどヤキが回ったのではなくて(笑)、ケータイになんでも詰め込むだけのアイテムに魅力を感じなくなっていたからこそケータイメールをも軽視するようになったのだぞ、と(笑)。メール出すヒマあるんならリアルタイムで話して済むコトの方がよっぽど多いワケですよ。家帰ってベースやら鍵盤弾いてみたらなぜだか腱鞘炎とはいかないまでもなんとなく指周りが痛かったり(笑)。普段どんなに練習しようがそういうことはないのに。

操作性の悪いケータイのせいだった、というワケですよ(笑)。

今現在のドコモのCMを見ると、おそらくiPhoneはもしやドコモになるのかな!?という含みを持たせたような感じになっていますが、昨年同四半期で見れば「ドコモ2.0」というアナウンスを始めた辺りでしたか。

iPhone登場した日にゃあ2.0どころか12.0くらいスッ飛んじゃってもイイんじゃないかと思う左近治。WWDCやら株主総会後の行方が気になるものですが、四川の大地震に投資家の視線は今は建設関連や船舶関連には目が離せない状況でiPhoneどころじゃないかもしれません(笑)。

iPhone出ただけで満足してはいかんのです。本当のインタラクティヴな、ありとあらゆる情報が相互にリンクし合ってコンテンツを消費者が得る、という整備をiPhoneが日本でブチかますコトを期待している左近治なのでありまして。

iPod人質にして「みかじめ料」得ようとしてダビング10とは別次元のことであるはずなのに、著作者の声の弱さを権利団体がフルに活用して人質に使う、と。低ビットレートで充足されてしまう音楽ばっかり作っているからいつまで経ってもCDから抜け出せないし、消費者の耳も低ビットレートで満足してしまう、と。中にはカセットテープより断然音がイイからデジタルコピーは怖い!みたいな声を挙げたり。

官に多くの人間が流れてしまっているからこそ、官主導というのがやたらとフットワーク軽く動くのはイイものの、誤った方向に行こうとした輸入CDやらPSE問題など記憶に新しいでしょう。

今度は何を人質にして音楽を停滞させるのか。

そんなことしているから地デジのデータ放送と本放送をAquaのように半透過で見れなかったり、HTMLやXMLを埋め込みできなかったり、番組ドラマ内のBGMやテーマ曲をデータ放送で確認できなかったり、その曲をすぐに配信曲で購入できなかったり、と。

8~10年前の違法コピー横行の目線でいまだに違法コピーを声高に叫んでいるのはちょっと時代錯誤かな、と。音楽誌に広告出す金あるんなら権利者に還付したり、タクシーチケットとまではいわないけれどもなにか贈るとかすればまだ喜ばれるのかもしれませんが。

テレビ局にしても著作ばかりはお上が持っていって、下請け・孫請けが著作取り扱いに関してはお上が責任持ってくれるんだからとばかりに、インタラクティブなんぞどこ吹く風でコンテンツ作っている状況だからこそなかなか整備されないんですな。

盤モノ売るにしても音楽と映像じゃ卸問屋まで違うわ、著作管理しているところも違うわで、足並み揃った時にはワンクールのドラマなどとっくに最終回終えている、と(笑)。

いずれにせよ、今後のメディア動向には注目している左近治ではあるんですが(笑)。

目先にニーヴサウンドの類やらアレコレ提示されようが、音に酔わされる前にその音近付けるような工夫があれば目移りしないだろ!と思うんですが、どこぞの楽器店のお兄ちゃんでもヒマ見つけてネットしてるようじゃあ世も末ですが、そんな世界にもネットが浸透したのだから彼らは幸せなのかもしれませんけどね(笑)。耳コピひとつできもしないのがストラトやらアンプの音語り出しても説得力に欠けるという。まともなチューニングの仕方覚えてくらはい(笑)。

こういう世の中だからこそ今後に注目せざるを得ないんですよね。

iPodで痛感すること [Apple]

カセットテープ時代の頃のウォークマンでも、録音したデッキとのテープスピードが違っているため再生ピッチが大きく変わることで結局敬遠していたアウトドアでの音楽視聴。CDが本当に普及しだしたのは平成元年くらいの頃なのでありまして、その後CDウォークマンとやらが出てきてはいても、非常に貴重なCDを持ち歩きたくないという想いから(笑)、「早くCD-R発売されないかなあ」などと思ったことしきり。

MDが出た時は車での視聴用に即買った(←実際は多くの家電類買った時にオマケしてもらった)ワケでしたが、CDと同じようにクイックサーチができるのが何よりの利点。

その後iPodの操作性というのは車社会では「これしかない」といわんばかりの簡単な操作性を引っさげているので受け入れられたワケですが、車社会で運転に注力させない操作物というのは現在はケータイなんですな(笑)。もちろん運転中のケータイは禁止されましたけど。

車社会でもこういう変化があったワケですが、左近治にとっての変化は外で音楽を聴くという行動はもとより、ヘッドフォン(イヤフォン)を装着するシーンが格段に増えたな、という事なんですな。

ヘッドフォンで注力して視聴することによってあらためて気付かされる「隠れた音」。もちろんモノによっては隠れた音が「更に」隠れるモノも少なくありません(笑)。特に中高域をふんだんにカットしたストラトのハーフトーン系のカッティングの音の類とか(笑)。

でも、iPodに標準で付いてくるイヤフォンって、このミドルレンジが実に豊かで、デッドポイントを全く感じないんですね。耳への据わりが悪いと途端に低域が抜けてしまうのもこのタイプのイヤフォンの特徴でもありますが、耳栓式のイヤフォンでも結構ドンシャリになるものが多い中で、意外にもiPodの標準イヤフォンは耳コピに多いに役立つことがあります。わざわざiPodで再生して確認することもしばしば。

あと、耳栓型だと密着させすぎると電車のラッシュとかで不意にコードが引っ張られたりした時に耳から外れる時痛みを伴うくらい危険なシーンがあります(笑)。他人の荷物に引っ掛かったりしてコード外れちゃうとか(笑)。

あとは何と言っても、ストック曲をiPodに沢山入れていることで「さーて、次は何の着うた作ろうか!?」という選曲に非常に役立っているという点が挙げられます。

不要なカブり音はゲートで削ぎ落としきれない。場合によってはパラ出し&逆相でやることもある(特にドラム)。ハイハット類に耳を注力させるとその辺りのミックスの妙味が手に取るように判るので、ヘッドフォンやらイヤフォンの視聴は捨てたモノじゃあありませんな、これがまた。

NI Kontakt3のバグ その後 [Apple]

さて、最近のブログでも語って少々お冠だった左近治でありましたが、NIから回答がやってまいりました。バグを世間様に知らしめた以上は、その後の対処法も述べないと公正さに欠けると思い、今回語ることに(笑)。

懸案だったバグは、「Urban Beats」のPerformanceフォルダ内のパッチ49種類を、インストゥルメント・ヘッダの矢印キー(Prev/Next)で同一ディレクトリの音色パッチを順次読み込んでいくというKontakt3の新機能を用いて選択していくと、途中で強制終了してしまうという不具合でありました。

んで、Kontakt 3.0.1 009ビルドの現在でもその問題は解決されていないのでありますが、対処法なるものは

Optionsからマルチプロセッサ・サポートのチェックを外してOptionsを閉じる。 ↓ 一旦Kontakt3を終了する(私の場合はDAWホストアプリケーションはLogic Proなのでプラグイン動作時はオーディオインストゥルメントのアサインを解除させるということですね。ホストアプリケーションを終了させる必要はなく、スタンドアロンならまんまそういう意味です)。 ↓ すぐさまKontakt3を起動(あるいはプラグイン動作ならもう一度アサインする)。 ↓ Optionsのマルチプロセッササポートのチェックを入れる。


という手順を踏むことで「多少」問題を回避することができました。


当初、左近治は「マルチプロセッサ・サポートは無関係のようだ」と述べておりましたが、ほんの少しの手順の違いで対処できていなかったようで、惜しかったのでありますが(笑)、マルチプロセッサ環境、G5という環境と初期のバグ山積という問題が絡んでいるように思います。MacプラットフォームやG5やマルチプロセッサという環境下での特有の症状なのかどうかはNIからの回答はありませんでしたが、「この問題に固執するならまた知らせてね」と(笑)。もう少し言い方あるだろ!と思いつつも、お互い様なのかもしれませんな(笑)。

とはいえこの問題は完全にクリアしたワケではなく、上記の手順を踏まえた上で対処するとですね、最も問題が少ない状況は次の通り。

Logic Pro 8.0.0プラグイン動作

Kontakt3スタンドアロン動作

という感じで、Logic Pro 7.2.3においては従来とほぼ変わらず落ちまくり、と(笑)。


Logic8においては「ほぼ」回避できますが、同一ディレクトリ全ての音色を読み込んでもう一周させてプラグインのアサインを解除すると、Logicも道連れに落ちてしまうという(笑)。まあ、それでも全然マシですし、旧バージョンのように手差しで音色選んでいればこの問題は起きないんですけど、目くじら立て過ぎなのかなあ!?

ただ、折角の便利な新機能のバグなのだから、新たな問題にユーザが指摘しているワケなんですけどね。固執も何もあったもんじゃない。これが源で不利益生じてるのだから、だったら付けるなよ、と言いたいのであります(笑)。ハードディスクのボリューム構造壊されてるんですからね(笑)。そもそもこれが左近治の怒りの発端(笑)。何か新たなモノをインストールする際は必ずドライブの検査やアクセス権をチェックしているからこそ、この問題に怒り心頭なワケだったんですな。

Kontakt2.2の時ですらデスクトップに不可視ファイルを作るだけでなく、デスクトップに置かれたファイルを無関係に不可視にさせてしまうというバグも抱えておりましたしね(笑)。KontaktのリロードDBの度に次々とファイルが不可視になっていくというオカルトじみたバグもあったんですよ(笑)。おそらくその時はSpotlightエンジンをアプリレベルで間借りすることで生じていたんだと思うんですけどね。Mac OSのファイルの冗長性やキャッシュの扱いにアプリがうまく機能していないことで生じる問題だったのではないかと思うんですけどね。NIのアップデートは最近本当に怖いです(笑)。

IntaktやらVokatorやらSpectral DelayをLeopard未対応のままお茶を濁すのではないかと不安のよぎる左近治であります(笑)。Leopard対応させた所で問題が起きそうな気がしますし悩みどころですな、こりゃ(笑)。

iPhoneがやってくる [Apple]

iPhoneがとうとう発売間近だということで、近い内に日本でもお目見えすることになるんでしょうな。

BTW、左近治はですね、国内発売されればもちろんiPhoneを手に入れるでしょうけれど、iPhoneの何に注目しているかというとですね、やはりUIに尽きます。ユーザーインターフェース。

手でフリフリしながら「タップ」したり、実に感覚的な操作性。それに伴う描画の動きも非常に感覚的に溢れていますよね。

こと携帯電話業界じゃ常に先端を行っていたはずの日本(韓国やドイツもそうですが)は、携帯電話の爆発的な普及もありますが、十分に先駆者だったはずなのに、その日本がなぜiPhoneのようなUIを作り出せなかったのか。お年寄りの人達に電話オンリーのカンタン操作を提供するよりも、遥かにiPhoneの方が操作の優しさと機能を兼備したモノとなっているのはobviously!

未来を予感させるiPhoneのUIのそれにはですね、大ヒットとなった任天堂Wiiにも似たポピュレーション・ステレオタイプの次なる事象を提示してくれているのであろうと期待させてくれるワケですが、左近治が思うのは、このインターフェースはiPhone限定ではなく、近未来のモバイルツールやパソコン関連の操作性も視野に入れたものではないかとにらんでいます。

今年中に、SONYは有機ELディスプレイを用いたTVを民生品としてリリースするとアナウンスしています。ほぼ下敷きのようになる有機ELディスプレイを用いたパソコンとなったら、iPhoneのタップ・インターフェースは見事にマッチするのだろうな、と。

Appleがそのインターフェースの知的財産(特許)を確保しているという点においても、今後の見通しは明るい材料ではないでしょうか。

20年以内にはおそらく、立体テレビというシロモノも出てくるはずです。昆虫の複眼のようにいつくもレンズが埋め込まれているアレですね。

被写体から角レンズに飛び込む光は、それぞれのレンズと僅かな位相差が生まれることで、視聴者は3Dメガネ無しで楽しめる、と。レンズ間の配置距離が現在のディスプレイの画素ピッチになれば、現在の描画クオリティで立体を楽しむことができるようになる、と。まあ、その頃にはスーパーハイビジョンTVも現在の60インチクラスのサイズで実現できるようになっているんでしょうけれど。


iPhoneの備えるUI、それはAppleがこの特許だけでもしばらくは安泰なのではないか、というところが伝わってくるのがスゴイところでして、私は携帯電話としての面白さや携帯電話としての機能は全く眼中には無いんですけどね(笑)。それをも凌駕する面白さが凝縮されているというワケです。

既に存在するディスプレイの横っちょにでも、クリアなハードカバーとセンサーがあれば、Appleの特許使えば従来のパソコンの操作性をも一変させることができるような予感。このような製品が出るのもそう遠くは無いと思っています。おそらくAppleはこの知財で勝負に出るのではないか、と。製品開発はサードパーティーに委ねて、という。こういうスタンスで今後のパソコン界を席巻しそうな気がします。

Tiger 10.4.9をインストール [Apple]

左近治がリリースするダイバスター関連。どうも左近治は記憶が曖昧なのかプチ認知症のせいか、ダイバスターリリース作品の紹介を先週と明日の分をゴッタ煮して語っていたようですな(笑)。

既にリリースされているモノは、悲しげな「あの」ジングルにエレクトロなビートを付け加えたヤツですね。

明日リリースのやつが、ロボット刑事のテーマソングのケツ部分のティンパニ風にしたジングルです(笑)。てめえのサイトくらいしっかりチェックしておけよ!という声が聞こえてきそうですが、そんなコトには馬耳東風(笑)。万が一迷惑被ったというのなら、いつでもそのゴネ声、左近治は門戸を大きく開いて募っておりますよ、ハイ。

昨日Mac OS Xがアップデートされていたようで、ハラハラドキドキしながらインストール(笑)。Audio Unitプラグインのバリデーション周りなんてまず影響しませんけどね(笑)。DP4.xだと10.4.6だか10.4.7でプラグイン読み込めない事態になってしまったと記憶しておりますが、DPはもうほとんど使ってないんで(笑)、使わざるを得ない時は旧OSで稼動させてますよ(笑)。

さてさて、左近治のDAW用MacはG4 1.25DualのOS9ブート可とG5 Quadなんですが、とりあえず10.4.9をインストールした所、左近治の使用するプラグインやらソフト、オーディオインターフェースのドライバなど特に問題無し。しかしG5の方のキーボードのCDイジェクトキーに問題が・・・。

G5で使用するApple Keyboard Proのイジェクトキーを若干長押しするような感覚で操作しないとアクセスしなくなっちゃいました(苦笑)。サンレコ最新号の付録CD聞こうとして気付いたんですけど(笑)。

計測したワケじゃないんですが、感覚的には100msec以下のキー操作だと認識しないような感じですね。0.5秒以上くらいの感覚だと問題ないんですね。

G4の方に付いていた以前のKeyboard Pro(透明素材のヤツ)で10.4.9にしてみたんですけど、こちらは問題無し。ディスカッションボード覗いてみると同じような症状に陥っている方がいらっしゃるようで(笑)。まあ、別にそれほど支障があるってぇワケではないんですけど、10.4.9.1とか出たら嬉しいな、と(笑)。たぶんFix版で小数点そこまで増やさないと思うんですけどね(笑)。

ま、そんなこんなでおそらく数週間以内に10.5(Leopard)が発表されると思うんですけどね、おそらくOSアップデートに合わせてプロ・アプリケーション関連もアップデートされると思うんですよ。Logicの新バージョンの可能性もありますね。バストラックやらAUXトラックのプラグインもノード可能になるとイイんですけどね(笑)。Audio Units自体をノード可能にすりゃあイイのに、なんて思っている左近治でありますが着うた制作程度ならパフォーマンス的には全く問題にならないでしょう(笑)。

ソフトシンセ40個くらい立ち上げて(24ビット96kHz)でSpace Designer2~3個くらい使ってもまだまだ半分チョイくらいですか。Logic使ってXeon3.0GHz Quad(2コア×2)だとこれよりも軽いワケですからね。着うた制作でココまで使うコトは無いですね(笑)。

10.5でインテルCPUにも相当最適化が進むでしょうから、2008年モデル辺りが次のマシンの買い時かなあと思っているんですが、64ビット化に伴ってCore Audioエンジンもプロアプリケーションが64ビットのレンダリングとなってしまって重くなったりして相殺されなければイイんだけど・・・と要らぬ心配をする始末。E-MU辺りが10.5に合わせてMac対応やらPCIe対応などさせてくるんじゃないかと睨んでおります(笑)。クリエイティブさん、Appleにゴネてみるモンですな(笑)。USBのヤツは対応したみたいで。後はアプリの対応ですかね!?

何はともあれ、Appleから目が離せない左近治なのであります。

もしもiPhoneにSnapz Proが付いたら!? [Apple]

着メロ・着うた産業から見たiPhone。どういう機能を搭載するのか分かりませんが、もしもiPhoneにSnapz Proが付いたらiTunes Storeを搭載するよりも配信業界は致命的な打撃を受けるだろーなー、と思ったワケです。

ちなみにSnapz Proとは画面キャプチャのユーティリティーとしてMac OS XだけではなくClassic OS時代からある有名なソフトです。たぶんSystem7の時からあったんじゃないかと。

その頃左近治がIIci、PowerBook140を使っていた時ですが、IIciのスクリーンセーバはなつかしのFlow Fazer。今でもWebでブラウザ上で動かせるものとして細々と続いているようですが、トッド・ラングレンが関わっているこの独特なサイケというかドラッグな雰囲気のスクリーンセーバは後に相当な影響を与えたことと思います。

Snapz ProはMac内の画面はデスクトップのキャプチャだろうがウインドウのキャプチャだろうが、「動画」としてまでキャプチャできちゃいます。外部機器いらずで。

つまりどーゆーコトかと言いますと、Macで操作している画面を動画としてキャプチャできちまうんですね。

それをQuickTimeムービーなどで再生してもよし、色々と用途はあるワケです。あるソフトの操作を説明したい時などかなり重宝します。

iPhoneにおいてAppleがSnapz Proをライセンス、あるいは類似のソフト搭載や、サードパーティーに対してこのようなユーティリティーを配布できるように門戸を開放するとですね、例えば動画配信サイトなんかは致命的かもしれません。YouTube然り。

それを着信音+スクリーンセーバなどで設定可能になってしまったら、もはや現在の多くの利用者はこのキャプチャリングに飛び付くコトでしょう。

iPhoneがワンセグを搭載するかどうかは微妙(たぶん無い)ですが、ワンセグコンテンツをAppleが標準のユーティリティーとして配布する場合は、たぶんキャプチャリングできないよう制限させるのではないかと思います。現在でもDVDソフトの再生においてもそれは制限されています(Windowsでも一応はそうですね)。

サードパーティーのユーティリティーなら普通は他で出来ない機能を搭載するでしょうから、サードパーティーの門戸の開放や参加具合によってはとんでもない可能性すら秘めてしまっているワケですね。合法も違法も関係なく今よりもYouTubeにiPhone上でキャプチャした動画がiPhoneを通じてアップロードされる可能性や、.macドメインにおいてアップロードされたりする可能性もあります。

この程度のコトなら、制限さえしなければiPhoneなら恐らく可能でしょう。それをどう利用しようが利用者に委ねているだけのことで。ただ、お決まりのように動画コンテンツなどの著作権を声高に叫んで違法性を訴えるという企業や団体はもちろん出てくるでしょう(笑)。

iPhoneだから可能な機能ではなくて、本来なら従来の携帯電話でも閉鎖的な作りにしていなければ少し手を伸ばせば可能なことなんです、実際は。

Apple自身がiTunes Storeにおいて動画配信を始めたのはまだ最近のことで、それこそ視聴ファイルの動画や音楽をキャプチャリングして、無料でいけしゃあしゃあと利用者に着信音設定させてしまうほど寛容なのか(笑)、それとも立ち上げたばかりだからこそ最初は様子見して制限させて、後のバージョンアップ(ソフト的な)で制限を解除したりするのかetc色々な可能性を孕んでいるのであります。

AppleとGoogleは極めて良好な関係にあるので、Google参加のYouTubeが先頃日本における動画配信のビジネスとしての可能性やらを著作団体と議論するために訪日したのは記憶に新しいのではないかと思うのですが、iPhoneが更に動画配信の世界すら変えるというか更に活性化させる要素があるんですね。

着メロや着うたの配信はポジティブな側面としての著作利用が成功した「数少ない」例ではないでしょうか。動画配信だと著作団体が音楽のそれだけとは違います。ポジティブな側面として利用させるには従来のような閉鎖的な制限を与えないと整備できない(そういう前例が出来たことで)と判断しているでしょうから、ユーザー領域で自由にキャプチャリングされたらタダ事じゃない!と息巻く方もおられると思いますが(笑)、実際にはYouTube側とどれだけ会合を開こうが今でも違法がまかり通っているのが現実です。

すなわち、交通違反で捕まった者だけが反則金を払って泣きを見る、と。しかし交通違反は日常茶飯事。これではルールをどれだけ強化しても改善されないのは目に見えているんですよね。放送局各社も音楽の取り扱いにおいては、尺の制限に触れないように流したり、その尺を超えたらその曲における別途の算出額の著作料を支払っていたりするんですが、それ以外の音楽に関しては、著作団体に定額の使用料を定期的に払っているため、ある曲が流れようが流れまいが、配信側はほぼ自由に取り扱ってBGMなどに採用しているワケですね。これが俗に言われる「ドンブリ勘定」のひとつでもあります。

その定額の著作料が、著作者に対してどのように分配されているのか!?そういう色んな事情もあるワケでございますな、コレが(笑)。

つまり、動画を文句言われるコトなくキャプチャリングしたければどっかが定額料を払ってくれよ、と。そうならば歓迎しますよ、と。おそらく団体の多くはこういうスタンスでしょうね。

iPhone利用者から全て月額使用料で何百円か1000円とか徴収すればイイのでしょうか!?それとも全携帯電話利用者から数百円ずつ月額で徴収すればイイのか!?

著作利用をある一定の制限下において、一般利用者に利用させることが違法性を無くすことだと思うんですよね、左近治は。ある一定額(それほど高くない)月額使用料を払ったユーザーにはiPhoneにて動画キャプチャリングしてYouTubeにアップロードなどを認める、と。そういうユーザー領域の「利用」をもっと柔軟に考えて整備した方がイイのではないかと私は思うんですよね。「制限ありき」だけでは済まされていないのが現状なんですから。ここで欲をかいてしまうと利用者からも更に逃げられてしまうと思うんですよね、私は。

iPhoneについて語ってみよう [Apple]

Appleからリリース予定のiPhone。知れば知るほど驚き満載。日本の発売がどうなるのかも不確かでありますが、あらゆるメディアを包括した上で本来の携帯電話のあり方というのを提言しているように思えます。

ユーザー・インターフェース、デザインはもとより携帯電話としての機能と、いまや本来の電話の存在をも超越するゴッタ煮状態の機能。これらの操作性。驚くことばかりですな。

Appleは設立当初からオリベッティ・デザインやポルシェ・デザインとポピュレーション・ステレオタイプの研究(人間工学)などをOS内にも積極的に採用してきた会社であるワケで、いまさら驚くことではないんでしょうが、具現化してしまう時の完成度の高さはやはり一日の長があるなと思うばかりです。

着メロ・着うた事業的な側面でiPhonetとはどういう可能性を秘めているのかを考えてみました。

まず、現在のCD切り出し系の着うた会社は戦々恐々かもしれません。仮にiPhone上でのiTunes Storeが実現した場合、QuickTimeの機能を装備しているであろうiPhoneはユーザー指定で曲間を任意に設定して、それを着信音に設定できる可能性があるということです。

さらにはPCやMac上でのiTunesによって手持ちのCDから切り出したりしたファイルをiPhoneに読ませて、前述のような任意の曲間設定で着信音設定できる可能性を孕んでいるということです。

仮にこのような機能を実現させた場合、現在のCDなどの原盤切り出し系としてリリースしている着うたや着うたフルはiTunes Storeの台頭によって値下げは余儀なくされることでしょう。従来の半額になったら倍の数売らないといけないワケですから、前年比200%というのは正直難しいでしょうね。そうなるとビジネスとして衰退する可能性すらあります。

Kクリの着うたというのは幸いにも原盤切り出し系ではないため、仮に巷に溢れる多くの着うた産業が衰退したとしても、あまりあおりは受けないと思います(笑)。

では、iPhoneがGarageBandの機能すら実装してきたらどうなるか?

Appleが無償でいくつかの楽器のループを提供することで、利用者がある程度苦労する必要がありますが、そのループを元に短い曲を仕上げて着信音に設定という可能性も秘めています。友人の声を録音してそれにバックトラックを乗っけて着信音にしたり、ユーザーが活用できる携帯版.mac(ドットマック)にポッドキャストとしてもアップロードしたりすれば、もはや迅速性の必要性がないメッセージならそうして携帯でメッセージを「ケータイ」を使って自在に配信する可能性すらあります(現在でもメッセージをメールに添付させて通話料代を節約している人はいると思います)。

そうなると、現在の着うた産業はApple Loopを有償提供するようになるでしょう。おそらくは将来のKクリもiPhoneがそういう機能を実装してきた場合、そういう提供も有り得なくはないでしょうね。

多くの着うたに満足している利用者は実は原盤切り出し系で満足している人が多いのが実情です。Kクリの場合はそのような利用者とはまた少し違ったフェーズにあります。

そもそも着信音の楽しみは何だったのか!?とあらためて利用者の方々に気付いてもらいたいのですよ。本当は携帯端末上で自作できるはずの楽しみを奪われてしまったということを。

利用者自身が自作するのは億劫。着メロ本が爆発的に売れた時代もありました。我々制作者は自分の持っている携帯電話じゃないのに友人・知人からマニュアルと曲渡されて自作を頼まれたりすることもあったんじゃないかと(笑)。

これがビジネスになる、ってんで自作着メロの機能は携帯上から排除されていき、いつしか有料になったんですよ。

ところが、いくらループ形式で提供したとしても多くの利用者は自作してもそれに満足できるようなモノを作ることができないのではないかと思うんですね。三平方の定理は誰でも知っているでしょうが、音符の読み書きや耳コピが出来る人が社会の中でそれくらい浸透しない限り、やはり自作の機能を与えてもビジネスとしての現状の着うたを利用する人の方が多いと思うんですよ。最初は飛び付くかもしれませんけどね。

自作としての機能を提供するのであれば、コードネームを打ち込んで音楽ジャンルを適当に選んでテンポ設定できる程度で曲にしてしまうという程度でもある意味十分だと思うんですよ。知らない人は分からないでしょうが、QY10、Mac(現在ではWindowsもあります)ではBand in a Boxというソフトがハシリだったワケです。かれこれ15年以上前から存在しているんですよね、こういう楽しみってのは実は。

QY10が実装していて、未だPCやMacのようなコンピュータソフトでも採りこまれていない便利な機能があったんですね。それが「Combine」モード。

これって一体ナニ!?

音符の読み書きまるでダメ。だけど1・2・3・4のカウントくらいは取れます!メロディの音は分かる!

そういう人がとりあえずリズムなんか関係なしに、メロディの音を順番に入力します。入力し終えた後、特定のボタンをどういうカウントによってその音を鳴らせばいいのか!?ということを1・2・3・4というメトロノームに合わせて、メロディ通りのリズムを1つのボタン押させるんですね。そうすると自動的に判断されて鳴って欲しかったタイミングで入力した音が再生される、と。それがQY10の優れたコンバイン・モードだったワケです。YAMAHAさんだからヨイショするワケじゃないですが、この機能というのは実は凄い機能だと思うんですよ。
(※コンバイン・モードの説明が不足していたので加筆しておきました)

左近治はQY10以降のQYは弄っていないので、現在にもそういう機能があるのかは定かじゃないですが、音楽を作るという多くの人達にとっては苦労の何者でもないことをコレほど簡単に具現化させてしまう機能というのはある意味、Appleのユーザー・インターフェースをも超越している機能だと断言します。

もちろんコンピュータ上でのフリーなテンポに拍という概念を後で与えることで正確にデータがコンバートされる機能はありますが、小節という概念すらないバッファ的な領域に音の順番だけを意識させて後から拍を入力させるだけで済ませられるというのはQY以外には無いだろうなあと。

このような簡単機能をiPhoneなどの携帯電話が実装してきたら自作着メロ・着うたの楽しみが増えるでしょうが、それでもやはり有料着うたは売れるでしょう。低価格化するでしょうけれど。

オフィシャルの携帯コンテンツとは、決済が楽なところですよね。事業者としても利用者としても。事業者の場合は銀行取引やら資本などそういう難しいことがありますけど。

ただ、従来までは携帯上のビジネスを余りにも囲い込みし過ぎてしまった反省を活かして、価格面で利用者に還元しなければ、高価格のまま推移してしまえば必ずしや共倒れになるでしょう。

まあ、あとはAppleがやるとしたらFFT解析とOpenGLかJavaか分かりませんがそれを駆使してスクリーンセーバなどの視覚的なもの。これをユーザーがある程度任意に設定可能にした上で楽しませるかなど。Flashムービーだって今でもありますが、音楽とリンクさせたそういう機能。売るのではなくユーザー任意による機能にしてしまったら魅力はありますよね。

iPhoneがもたらすものは、閉鎖的な携帯コンテンツからの解放ではないか、と。