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ジョン・パティトゥッチ「Baja Bajo」に見る近代和声 [楽理]

 パティトゥッチの1stソロ・アルバムはベーシストという枠組みを超えた極めて高次なハーモニーを聴かせてくれるアルバムであり、そうした難しいコード・ワークの中でもインプロヴァイズを披露する所にパティトゥッチの凄さをあらためて思い知らされるのでありますが、今回取り上げる「Baja Bajo」のコード・ワークも是非語っておかなくてはならない側面があろうかと思うので、あらためてその和声観の凄さを語って行こうと思います。

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MPS期ジョージ・デュークの名曲『Mr. McFreeze』譜例動画解説 [楽理]

 故ジョージ・デュークのキャリアに於て私がとても注目するのは、MPSレーベル在籍時代、フランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンション参加時代、その後のジョン・スコフィールドのソロ・アルバム『Loud Jazz』参加の頃が最も愛しているのであり、何よりMPS期とザッパとのプレイは水を得た魚のように凄まじいプレイを聴かせているので、数十年に亙る今も聴き手を魅了するジョージ・デュークにはただただ感服する事頻りであります。

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十二分音(72EDO)を取扱う微分音変化記号 [楽理]

 因みに ‘EDO’ とは、Equal Division of Octave の略称であるので「72EDO」というのはオクターヴを72等分割した音律という事を意味します。’EDO’ とは ‘ET’ とも称される事があり、こちらは Equal Temperament という略称という事を意味する物です。

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原田知世「ハンカチとサングラス」譜例動画制作を終えて [楽理]

 今回は、1985年にリリースされた原田知世のアルバム『パヴァーヌ』収録の「ハンカチとサングラス」の譜例動画を解説する事に。

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