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 [リリース発表]

朝といえばやはり谷岡ヤスジのアレを思い浮かべてしまうワケですが、こういう発想になってしまう自分自身にやはり年齢の蓄積というものを痛切に感じてしまいます(笑)。マンガなどは疎い方の私ではありますが古い漫画は親しみがあるもんです。先日も「のらくろ」のキャラクター・グッズを某所で見つけてしまいましてついつい手に入れてしまった私(笑)。モッズな格好に敢えてのらくろキャラを忍ばせてみるのも右傾化著しいこの世の中において彩りを添えるのではないかと思い購入してしまったワケであります。二十代の頃には立派な不良中年目指していた頃が懐かしいモンです(笑)。

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えっちらおっちら♪ [リリース発表]




性懲りも無く左近治は、整備されたDAW環境にて新たな制作に勤しんでいるワケでございますが、基本的に私はクロスオーバーな人間ですので、自分の志向性を反映させるとやはり選曲もそっちの方を向いてしまうモンです。

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ミッドナイト・カクテル [リリース発表]

今回リリースする曲のひとつに、かねてから制作のアナウンスをしてきましたが、左近治特有の他の曲への浮気ゴコロが災いしてしまい、すこぶる進捗具合の宜しくない曲がありまして、それがガゼボの1stアルバム邦題「幻想のガゼボ」収録の「Midnight Cocktail」があったのでありますが、ようやくリリースにこぎつけるコトが出来たワケでございます。

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毒、盛りました。 [リリース発表]

扨て、手前味噌ではありますが、てめーの作った曲というかモチーフについてでも語らせていただこうかな、と(笑)。まあ、今回も至る所で毒盛ってるんですが、コレ聴いた所で別に健康を害するというワケではないと思いますので、その辺はお気に留めていただきたいな、と。

大体、左近治がリリースする楽曲のジャンルというと、どちらかというとフュージョン系だったりプログレ系だったりするんですが、その道ドップリ浸かっているというワケでもなくてですね(笑)、自分自身の好きな和声がその辺の世界には結構あったりするんで聴いていたりするだけなんですよ、ホントに(笑)。

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歯の浮くようなポップス [リリース発表]

アラン・ゴウエン風のジャズ・ロックな曲を作っていたかと思えば、その裏ではとってもポップな曲を繰り広げていた左近治。正直、この曲を作っている最中は結構辛かったです(笑)。

なにゆえそんな苦労をしてまで制作していたのか!?というとですね、一応、左近治なりの毒ッ気をポップス系の曲調に投影してみたかったんですな(笑)。

とはいえそんな辛い思いをしていた要因というのは、別に誰もが作れそうなやっちまったな!クールポコ状態の曲というワケでもなくてですね、主旋律のあまりに日本語が乗りそうなフレージングに、非常にこそばゆい感じがしてですね、作っている最中はどうしても歯がゆい思いをしていたのでありました。

とはいえ、「この手の音は聴いちゃイケませんよ!」という類のモノではなく、楽理的側面においては結構こだわっているのでその辺はきちんとアピールしておかないと誤解を招きかねないかな、と思いましてこうして解説することに。

ま、一応Kクリの方で聴いていただくとしてですね、この曲に使用している和声とやらはみなさんはどうお感じになったか!?という所が今回のポイントなんですね。

拒絶感を抱くほどの不協和音の響きは感じられたでしょうか?

おそらくや、意外性のあるハーモニーは感じられたとしても、強烈な不協和というようには聴こえないと思いますし、後述するコード群を見れば、普段なかなかお目にかかるコトのないような和声をちりばめていることに、コードを判る方ならその溶け込ませ方に納得していただけるのではないかと思います。

とりあえずコード進行はですね、



Key=Eb

サビ
EbM7(9、13) --> GbM7(+11、-13) --> AbmM9 --> BM7/C --> B6/C# --> Fsus4/Db7 ・・・×2

Aパターン
EbM7 --> DbM7 --> BmM7 --> Bb7aug --> EbM7 --> DbM7 --> BmM7 --> Ab/Bb

Bパターン
Eb9 --> C9 --> Fm9(on G) --> F7sus4/Db7


という、一応サビから入るパターンなので、こういう順序で載せているワケですが、おそらくや2つ目のコード「GbM7(+11、-13)」のハーモナイズの意外性に耳が注力され、その次のコードの「AbmM9」というマイナー・メジャー9thにはそれほどの意外性は感じないと思います。

つまるところ、単独ではマイナー・メジャー7thの和声的な情緒というのはなかなか使いこなせない人が多いワケで、マイナー・メジャーを落ち着かせるにはマイナー・メジャー7thよりもマイナー・メジャー9thを使った方が良いと過去にも私は述べてきたワケで、それを実践しているワケですな。

この手のコードに不慣れな方なら、マイナー・メジャー9thでもなかなか情感とやらを感じてくれない人が多かったりするモンですが、そういう感覚を中和させるための2つ目のコードなワケですな。ちなみに2つ目のコードの13度の音は「フラット13th」ですからね、お間違えのないように。

で、今度は4つ目のコードで、またまた出て参りました!変な分数コード(笑)。

b9thをベースに持ってきているワケですな(アッパーのコードのb9thですよ)。坂本龍一やらスティーリー・ダンではお馴染みですが、あんまり見かけることは無いでしょうね。また、ヴォイシングによっては強烈な不協和に感じるでしょうし、コード表記そのままにヴォイシングも計算せずに全ての音をピアノで弾いたら、それこそ音が暴れまくって汚い和声にしか響かないでありましょう(笑)。

この4つ目のコードを鍵盤楽器ひとつで済ませたい場合はアコピは不向きです。ローズがイイですね。シンセまで手ほどきしなければならないのはチョット辛いのでこの辺でとどめておきますが(笑)、こういう不協和が聴かずとも判るような和声を、不協和音の塊のように聴こえさせない部分を聴いてほしいんですな。加えて、この曲のベース音は非常に判りやすいように音作りしておりますので、ベースが聴こえやすければなおさら不協和な存在感が際立つのでは!?と思うかもしれませんが、実は違うんですね、と(笑)。

ま、このB△7/Cというのは、もうお判りとは思うんですが、Fハンガリアン・マイナーをトーナリティーとする第5音のモード・スケールという風にひらめいてもらえると非常に対処しやすいコトでありましょう。この使い方は後日また詳しく語る予定です(笑)。

でまあ、サビ最後のコードは左近治お得意のsus4の長三度下に7thコードを割り当てる「あの」ハイブリッド・コードですね♪このコードの表記は便宜上こうせざるを得ないのが歯がゆいワケですが、普段なかなか耳にしないような和声を導入してはいても、普通に聴こえてくれたのではないかなーと思っているんですな。


そうして今度はAパターンです。トニック・メジャーから全音ずつパラレルに下行パターンではあるものの、3つ目もメジャー7thなのか!?と思いきや、マイナー・メジャー7thにしてきました。これがずっと全音クリシェでメジャー7thパラレルでドミナント行くと、EW&Fの「In The Stone」やカシオペアの「Eyes of the Mind」辺りの、実によくあるパターンですな(笑)。まあ、2回目のパターンではドミナント部を中和させてるんですけどね。

で、短いBパターンでは3つ目のコードに注目ですね。「Fm9(on G)」。コレはアッパーがマイナー9thコードでベースが9th音というワケです。ちょっと注意しないとこのコードの扱いは難しいかもしれません。ヴォイシングを選ぶといいますか、まあそんなコト言えばどんなコードのヴォイシングだって細心の注意を払わなければならないのでありますが、大概の「使い慣れた」コードというのはそれ単体で結構情感得られるのでヴォイシングなど無頓着であってもある程度はコード表記通り自分の弾きやすい形で弾いても把握できるものが多いのでありますが、コレはそーゆーのと一緒にしてしまうとマズイな、と(笑)。

マイナー9thの9thをベースに持ってくるのは結構好きな左近治ですので、ぜひともご堪能いただければな、と。

そして最後にさっきも出てきましたが、こちらはさらに上声部が7th sus4で長三度下に7thコードを置く左近治お得意のアレですね(笑)。しつこいようですが、最近ではスティーリー・ダンの「Deacon Blues」の別アプローチでもサンプルフレーズ付けてやっていたのは記憶に新しいです。

まあ、こうして通常のポップスではあまり見慣れないような和声を導入してみたワケですが、中には和声を捉えきれない人もいるかと思いますので、重要な箇所と思われる所にはハープで旋律を弾いたりシンセで旋律追ってくれるようにバックで流しておりますんで、これもまたモードを捉えるのに一役買うのではないかなと思いまして、底意地の悪い左近治がごくまれに見せる配慮ってぇヤツですか!?ま、そんな所をご堪能いただければ幸いでございます、ハイ。

一寸休憩 [リリース発表]

小難しい話題はチト置いといて、本日9月19日は久々にKクリでリリースすることに。

ひとつはゴルゴ13のアイキャッチ、もうふたつがEFXシリーズで、メジャー7thコードをふんだんに使ったものと、昨年「Seventeen」という曲名で左近治が17才の時に作ったモチーフをリアレンジしてZero7風の音に仕上げたモノ、計3曲となっております。

夏場はどうしてもモニタ状況がよろしくないんでついつい避けてしまうワケですが、ゴルゴなんて放送開始直後の4月にはすっかり作っていたという左近治の裏事情でありまして、「もっと精出せよ!」という声が聴こえてきそうですが、尻に火がついてもマイペースな左近治は、私自身とて認識していないスイッチが入らないとシャカリキにならないのも特徴でありまして(笑)。

耳コピ作業が厄介なのではなく、暑いさなかに音チマチマ作ったりという作業がどうも苦手なんですな。外に出かけて炎天下に釣りをする、などという行動においては何の苦もないんですけどね(笑)。

エアコン入れて部屋ン中外より涼しいのに、なぜか夏場はDAW環境周りはやっぱり暑いんですな。あらゆるMacやPCのモニタ立ち上げて至近距離で制作しているからなのは間違いないんですが、やはり周辺機器の熱というのも、いくら廃熱をほどこそうともそれらは自分自身の「筐体」を冷却することに主眼を置いているため、主であろうとも周囲に熱を逃がすので熱をモロに受ける、というコトと等しいワケですな(笑)。エアコンの室外機の前でチマチマ制作しているようなモンで、こりゃあ暑くて当然だわな、と。

そうは言ってもブログではチョットしたサンプル不定期に作っているというのは、あまりに制作から離れてしまのもアレなんで、ヒマつぶし程度に短いのを作っている、と。

制作から多少手を休めてもDAW環境周辺では意外とホットな話題に出会ったりして、UAD-2なんてのがリリースされていたのを知ったのは少々驚きでした。MIOのDSPパワー向上やらとも関係ありそうなモンですが、CPUばかりではなくDSPの世界でも爆発的な処理能力の向上というのはこうして浸透しているというのをまざまざと知らされるワケでありますな。ProToolsもそろそろ模様替えか!?と予測する左近治。

まあ、いろんな周辺機器やらプラグイン関係やら注目はしているものの、とりあえずは次期Mac Proに狙いを定めている左近治なので、その次にモニタ周りにもうワンペアの環境を揃えたいな、と画策している左近治でありまして、エフェクト類などに脇目もふれずにプランを練っている、というワケです。もしかすると次期LogicでNEVE系の音が得られるようなプラグインが装備される可能性だって無いとは言えませんし(笑)、わざわざ数万〜数十万の出費をせずともLogicユーザーが要望を出せば、ソコソコの値段でAppleはやってくれるかもしれませんよ(笑)。大規模なサンプルのライブラリーをジャムパックで出してきたりする可能性だってあるでしょうし。あるとすればドラム系でしょうかね。まあ、左近治の読みが外れても他で何かやってくれるかもしれませんしね。

国内でFinale2009が出るような頃には他にも色んな動きがありそうですし、10月にも入れば紅白のネタだって聞こえてくる時期になり、今年も幕を閉じようとするんですな。

そっか、そろそろクリスマス用の曲に着手しておかないといけない時期になってきているのか、と今あらためて気付いた左近治。暑い時期をおざなりにして気がつけばクリスマスや紅白のコト考えている、と。鬼は笑いっぱなしですな、こりゃ。

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独立記念日 [リリース発表]


明日7月4日は米国の独立記念日もといリリース日であります。

アメリカのみなさんは祝日というワケでありますが、こちとら日本は関係ありません。まあ海外で色々やり取りしている方は明日は休日だってこってす。ブログ引っ越したからといって、別に独立記念日とは全く無関係であります。

明日は「Sonic Boom」の続編と、グローヴァー・ワシントンJrのアルバム「Come Morning」収録の「Making Love To You」をリリースします。

原曲はリチャード・アルダーソンがミックスを手がけておりまして、ニーヴライクな音のそれについつい聞き惚れてしまう音なんですが、特にキックの音には、ふくよかで独特の「ニー・カーブ」にうっとりとしてしまうのであります。

概ねタチの悪いコンプなど深めにかけてしまうと高域はすぐにロスして、潰しきれてもいないクセして低音が強調されやすくなる。加えてノイズも増える(笑)。まあ、ニーヴ・サウンドとその辺のどこの馬の骨か判らないようなコンプと比較してはいけないのでしょうが(笑)、なにせコシのあるマーカス・ミラーの指弾きサウンド。この音の輪郭を聴けばニーヴ・サウンドの醍醐味がさらに理解できようぞ!という感じであります。

原曲はおそらくDI(=ダイレクトBOX)とアンプミックスでありましょう。

アナログ回路はラインであっても僅かな遅延は生じます。特にどこかの経路でコンデンサが噛んでいれば遅延は起こりえるでありましょう。とはいえそのオーダー高サンプルレート周波数のインパルスよりも短いかもしれませんけどね(笑)。

アンプミックスとなればマイク収音なので、ライン信号とは明らかに遅延が生じます。ただ、低域の波長は数メートルというオーダーなので、数センチ〜数10センチの距離では波形を増長或いは相殺してしまうようなものではないので、こうしてミックスされるシーンがあるワケですな。

ドラムのオーバーヘッドやカブリにも言えることですが、遅れた方の音をサブ的に用いることで「オシャレな間接音」というような使い方にもなるんですな。

直接音の方を大胆にEQやコンプでいじめると、そのイジメた音は概ね高域の特定の周波数が顕著に現れてきて、ここを巧いこと調整して平滑化させるか、あるいは副次的な一方の「間接音」と混ぜ具合によって調整するかは自由自在。ただ、直接音側でイジメ抜いた音で残存した音に隠れるように逃げた音は、セッティングにもよりけりですが間接音との融合具合が実に絶妙なコンビとして使われるわけですな。ここを蔑ろにすると、直接音の残存した特定帯域と僅かな位相差を伴う間接音とで概ねギラついた音として高域が強調されてしまいます。やたらとエッジが立つんですな。この調整具合とやらは色々弄る必要があるワケですが、そこを巧く活用すると、音の立体感が仮にモノラル・ソースだとしても出てくるから不思議です。奥行き感然り。

そういう音が「Making Love To You」には集約されているので、その感じをどこまで出せるかな〜と挑戦してみたワケであります(笑)。

原曲のキャラクターとは明らかに違います。向こうはリムショット一辺倒でもこっちじゃサビでスネア入れてるし(笑)。

コンプで潰した音の「逃げ」と、間接音の混ざり具合などを聴いてもらえればコレ幸いです。「もっとニーヴっぽくしろ!」と言われるかもしれませんが、「着うた」ですからね。

ニーヴっぽい音など、そのキャラクターを全面に押し出すのは、着うたの多くの周波数特性では十分カバーできます。しかし、私のこだわっているのは、着うたはおろかCD-DAフォーマットのPCMだって表現しづらい帯域をアレコレ編集して挑戦しているということをご理解いただければ幸いです(笑)。LPのリイシューとブギーのアンプ買って悦に浸ることは簡単ですけど、なるべくひずませないまま「弦そのもの」の音をクリアに骨太に出す方が歪ませるよりも難しいですよね。そういうセッティングは。あくまでも例ですが(笑)。でもアンプに限って言えばマーシャルの方が難しいと思います。ミドルはフルテンでね。

言いたいコトはそういうこってす(笑)。

ナイトフライト [リリース発表]

本日はリリース日。

ってぇコトで各曲をサラッと解説いたしますね♪

まずはKYLYNの「Sonic Boom」の続編。こちらは渡辺香津美のリードギターによるいわゆるメインテーマのAメロ部ですな。渡辺香津美の楽曲には珍しく(失礼)キャッチーなフュージョン・サウンドで爽快感溢れるテーマです。モード・チェンジの美しさを堪能できるのではないかと思います。

それにしてもアレンジの妙味は、やはり坂本龍一のアコピと益田幹夫のローズの声部分け。実に巧いこと分担しております。坂本龍一のとってもNastyなリフ。カシオペアの「Galactic Funk」とか思い出していただければご存知の方なら納得されるのではないでしょうか。

原曲通り耳コピしてるんで、よ~く聴いていただけるとお判りだと思うんですが、ポリフォニック・シンセの音も実は入ってるんですね。恐らくポリムーグだと思うんですが。

パート数は結構多いのに、アンサンブルのそれがスッキリ聴こえるのはやはりアレンジの妙味でありましょうな。それとやはりスネアの心地良い「抜ける」音。一応レギュラー・グリップを想定してスネアのシズル感をかなり意識した音作りにしているのは過去にも語った通りなんですが、テーマ部におけるいわゆる「2・4スネア」での心地良さを堪能していただければな、と思った次第です。


さらにはEFXシリーズで、「ヒョロヒョロヒョロヒョロ・・・・コテッ!」ってぇ感じの「ズッコケ」感を演出するのによ~くあるような音効(笑)。アレコレ説明する前に、これはもう聴いていただくしかないかな、と。

最後に、ジョー・サンプルの「Night Flight」の味のあるリフを抜粋。原曲はかなり長いですからね(笑)。元の曲はローズではなくアコピなんですが、アコピのパートをローズに置換しました(笑)。正直なところ、ジョー・サンプルのアコピは左近治、好きではないんですよ。まあ、「Wings of Fire」なんてかなりの名曲ですが。

fffの直後にpppが来るような「常時フォルテ・ピアノ」(笑)のような運指がどうしてもアコピだと聴きづらいと言いましょうか(笑)、ビンタの直後にナデナデしてくれるのはイイんですが、油断してると直後に往復ビンタ飛んでくる、その繰り返しみたいな。慣れてくると良さは判るんですけどね。ピアノ線ブチ切れそうな臨界状態の部分音すらも生み出す氏のアコピ(笑)。一度聴けばあのアコピの音はジョー・サンプルのそれだとすぐ判るアレですね。ただ、ローズだと合うんですな。カワイのピアノをジョー・サンプルが弾いたらスゴイことになるだろうなと私は常々感じております。ガッツンガッツン極太ミドルが飛んでくるような周波数分布になりそうです(笑)。

さりげなく今回注力しているのはベースの音とキックのコンプ。このようなコンプの使い方はいずれベッカーの各曲解説の時にでも語ろうかなと思っております。それでは今回はこの辺で。

5月最初の [リリース発表]

ブログ記事に加え、5月最初のリリース日というワケで、リリース曲の案内も含めて、ざっと語ろうかな、と思います。

今週は思いのほかリリース曲は少なくてですね、何と!たったの2曲(笑)。

まあ、ひとつはEFXシリーズなんですが、ミシェル・ンデゲオチェロやらの独特な雰囲気にも似た、アヴァンギャルドなジャズとでも言いましょうか(笑)、たぶんインパクトのあるコード進行のジングルなんでお勧めしちゃいます。

そもそもこのシンセの音は、細野晴臣のソロ・アルバム「はらいそ」収録の「ファム・ファタール~妖婦」を作っている最中にあれこれエディットして派生された音なんですね(笑)。原曲を御存知の方は、左近治がどの辺りに目星を付けていた音なのかということがお判りになっていただけるかな、と。

もうひとつは、先の坂本龍一というか、YMOの紀伊国屋ライヴでの「Plastic Bamboo」を模した続編ですね。

先週は山下達郎の「メリー・ゴー・ラウンド」もリリースしておりますので、一連の「Kiska」「Plastic Bamboo」と続いた楽曲たちの共通点を御理解していただければな、と。「Plastic Bamboo」は叙情性の強い往年の御フランス・テクノとでもいいましょうか(笑)、いわゆるディスコテーク黎明期にあるような音の世界観を構築しているように思えるのでありますが、和声が豊かなため、ヴォイシングをこうするとやはりクロスオーバーっぽく聴こえるというか、実際には曲の構造がよく判ってイイのではないかと思う左近治であります。

ココん所、横ノリばかりではなく縦ノリのエレクトロなビートを欲する左近治でありまして、それらの曲とは別に、色んなアイデアを活かして今後もリリースしていく予定ですのでお楽しみに。

ただ、5月は1週だけ左近治の納品ミスによって空いてしまう時があるんですよねー(笑)。GWを挟むスケジュールなので裏舞台では普段と違うスケジュールが組まれていて色々事情があるんですが、ついうっかりしてしまった左近治であります。

今年は「ぜってー1週足りとも空けない!」と挑んで、数ヶ月先の曲を作っているというのに、曲がありながらリリースを逃すというのは、ホントにアホと言いましょうか(笑)、ヤキ回ってきたなーと思うことしきりです(笑)。

この春のクールはテレビコンテンツが結構充実していると思うので、テレビコンテンツに目を向けるだけでも、仮にその曲を作らなくともアイデアが活性化される言いましょうか(笑)、制作面においてはまだまだ充実しております。

訊けば、PC用の地デジチューナーも発売されるのだとか。録画三昧で色んなコンテンツを探るも、体はひとつしかないんですよねー(笑)。

レコードやCDを大人買いした所で、いくらDAWアプリケーション活用しようともテンポだけ速めてピッチ維持!なんて聴き方はしておりません(笑)。画像の方はある程度早送りできても音だけはそういう風に聴くのは無理があるってぇモンです。

時間は誰にでも等しく同じ時間しかありませんからね。音楽にドップリ浸って聴く時間すら少ない所に先のウォルター・ベッカーの「Circus Money」のような、今後の名盤となるであろうアルバムに出会ったりすると喜びもひとしお、っていうワケで、心充実するってぇモンです。

ストリーミング配信されている部分しか知らないものの、最近朝起きるとアタマん中グルングルンしている曲はというと、ベッカーか、「ナニコレ珍百景」のあのジングルだったり(笑)。

まあ、状況変われば大体ベースの音やらドラムの音やら考えていたりするのが左近治の日常なんですわ。ドラム音源がアレコレ騒がれていますが、ハードディスクを埋め尽くすような音源に酔いしれる前に、僅かな容量しかないドラムでもそれを活かす音作りを学んでいく方が先!と思っております。最近のドラム音源にダメ出ししているワケじゃないんですけどね(笑)。

容量の少ない、限られた音しかないサンプルでも、ダイナミクスを付けたような音に変化させることはいくらでもできるんです。ホントに。バイノーラルを3Dグルングルンの世界だけにしか使わないようでは勿体無いワケでして、力感溢れる音像を構築しながら、ドラマー視点の音やオーバーヘッドをシミュレートしたような音にバイノーラルやら立体的な音響を作り出すエフェクトはドラムに結構役立つものなんですな。スネアには最もお勧めです。その次にタム類。

立体とはいえ、それをグルングルンさせたパンニングにするという音を作るワケではなく、帯域ごとの増減によって生まれる擬似的な距離感の演出。特定周波数のそういう変化で生まれる距離感と、ほんの少し立体的な要素を足して平滑的な音に彩りを、という試みからこうして使っているんですけどね。

先のウォルター・ベッカーの新アルバムの寸評にも、私はボーカルマイクにMSマイク用いているのか!?と述べているのは、特定周波数に用いられたEQ特性によって距離感やら、それが擬似的な音像の移動が伴うような感じがあったからですね。もちろんストリーミング配信に用いているのはMP3のようなので、CDではそのように聴こえなくとも左右のパノラマ具合に変化が起きたりするのはMP3など特有の現象のせいかもしれません。

人間が音程を色々変えて唄っている以上、EQの特性をアレコレ弄っても声の音程差に追従するワケではなく、そういうシーンでの音色変化で少々クセのあるカーブを使っていると、距離感やら変化するように聴こえる時など多々あるワケですね。だからMSステレオのパノラマ具合を狭めて録音したような音、と形容したのは、MP3特有の音質変化のせいでもあるだろうということを全て包括した上での表現なんですな。この辺を巧く理解していただかないと、「なんでドラムにバイノーラルの発想やら立体的な音響視野に入れなければならないのか?」という意味が伝わりにくいのではないかな、と思っている左近治であります(笑)。

文章だけを読むと、「まーた左近治の野郎ロクでもねーこと語ってるぜ」というコトバ足らずなために、自分主体の世界観が伝わっていないという風に後から読み直すと誤解されかねないことに気付いたのもあってこうして書いているんですけどね(笑)。



今回のサンプルはSCゲートとSCコンプ。いつもの通りMetric HaloのDSPプラグインとURSのチャンネルストリップ。ベードラの音に関しては中低域強く出しすぎでポコ感が強いんですが、残響の深いウェットな場所用のEQを通したので敢えてこういう音になっています。タム類の奥行き加減に耳傾けていただければな、と。余談ですが、最初の2つのコードではベースは2ndベースです。

何のサンプルを用いているかは御想像にお任せします(笑)。

絶対音感と、のりお師匠と [リリース発表]

Kクリ携帯サイトでも特集しております「おバカ」特集。テレビを中心に「おバカ」がブームとなっておりますが、おバカたるスタンスが認知されてきた証でもあるのでしょう。

左近治とて「テレビ観る時くらい、大脳新皮質使いたくねえよ!」というスタンスで観ていることが殆どです。つまり「くつろぎ」。コレ大事。加えて裏表があっちゃいけねえ、「オモテ」しかない、ワン・アンド・オンリーな世界。これこそが「おバカ」の極みだと思っております。

計算されつくされていると胡散臭さも感じる。寓喩を込めれば途端にソッポ向かれかねず穿った見方をされる、と。

脳幹ブッ直撃、本能に迫るくらいが良い、と。「何をやってもおバカになれる」人というのは、ある意味で揺ぎ無い絶対音感を持つ人と似た能力があるのかもしれません(笑)。

私が好きな芸人はのりお師匠なのですが、もうトコトン脳幹ブッ直撃なワケですね(笑)。顔デカイけど市川海老蔵のような二枚目でダミ声。これだけでインパクトあります。笑いのツボどころか「本能」をくすぐるコトを知っている、と思わんばかり。

「イヤなものはイヤ!」
「小難しいこと抜かすな!」

おバカキャラを見抜く、或いは有する人達は本能で嗅ぎ分けるようなモノだから、胡散臭いモノはすぐに「偽」と判断できるワケで、本能に勝るモノ無し!なんですな。絶対音感とて能力はピンキリありますが、非常に優れた人というのはもはや本能に等しいのであります。

ところが、そんな絶対音感(優れた方の)を持っている人を否定しかねない音感を持っていることすら疑わしい(笑)人達というのはアレコレ理由つけて絶対音感テストだのと称して実際にどこまで探っているのかも疑わしいブラインドテストとかやっちゃってる人とか居ると実に悲痛な思いになるってぇもんです(笑)。

というのも、絶対音感が非常に優れた人というのはピラミッドで言えば頂点の辺りのほんの一握りしか存在しません。それなのに間違ったブラインドテスト方法を導入して、ごくごく少数の非常に優秀な能力の人達をignoreしてしまう結果を招くやり方になっていることに気付いていない(笑)。

「一般的な」絶対音感を持つ人の絶対数が多いものだから、回答の偏向具合は概ね半々くらいに推移します。その分布を「曖昧」と捉えられるのは仕方がない。選別するための能力を有していないのだから。しかし信憑性を引用するのに、絶対的な優れた層の分布を示さず機械に頼る。正確無比な機械計測のそれが「多数決」となってしまっている自己矛盾。そもそも多数決なら能力すら有さないような層を抽出すれば自ずと回答数は増えていく(笑)。ゆるぎないたったひとつの「真実」が存在しているのに、素晴らしい絶対音感を持つ人よりも多数決で勝った!という実に愚かな答を導いてしまっている方法論を用いるものとか、実に愚かなことであります。呼気からガンを見分ける犬がおりますが、不特定多数の犬からこういう能力に秀でた犬を探し当てる場合、そういうコトしている人は術を知らないでありましょう(笑)。そもそも人間はなぜ平均律を生むことができたのか。そういう所のヒントから理解してほしいものでありますな。

本能レベルで嗅ぎ分けられる人ならば、答はブレない。

そういう人にいつしか出会ってほしい、或いは或いはテスト方法の欠点がどこにあるか気付いてほしいと思わんばかりです(笑)。ただ、その手の情報を鵜呑みにしてしまう層というのは、そういう誤った人よりも劣ることを意味するので、ネットの情報の在り方というのはもやはウンチク語ることではなく本能で語っていた方がよっぽど真実なのではないかと思うんですな(笑)。

文章にすれば間違えることもある、ネットの難しさを痛感する左近治でありますが、書きたいネタなどまだまだあるのも事実で、リリース関連ネタと同様に音楽に関するネタちりばめることができればコレ幸いと言いますか、何も難しいネタ引っ張らずに本能で語るといわんばかりにてめえの本能に素直になることって重要だな、と思うワケですな。

説法唱えたところで副交感神経高ぶらせないと徒労に終わるのが実際ですからね(笑)。

おバカ心ひとつ宿すにも甲斐性の有無に繋がるわけで、度量が試されるワケですな、ある意味では。本能を呼び起こして煩悩を捨てる(笑)。でも、音楽的な面においても楽理学んでいてもこういう要素って重要ですよ、ホント。

明日の4月25日リリースにはおバカコンテンツは無いのでありますが、とりあえず5曲リリースします。

EFXシリーズではOberheim Matrix-12 or Xpander風のシンセサウンドにチャップマン・スティックを使ったアンビエント要素のあるチープなテクノ系なジングル。これは往年のアラン・ホールズワースっぽい音でもあるんですが(笑)、リハーモナイズで引っ張って音で酔う、みたいな演出をしたかったんですね。

もうひとつのEFXシリーズはabcタイプと3つに分けて、往年のゲイブリエル風PPG系パッド音の8分シーケンスに乗っかって、実に葉っぱの香り漂ってきそうな(笑)middle east風なトライバル要素のあるフレーズをちりばめております。イントロだけ(ゲイブリエル風な)必要な方はそれだけの部分をダウンロードできますし、ドラッグ臭漂う感じがイイ人はその後のメロ部をダウンロードしていただければな、と思います(笑)。ケータイ越しの抜けの良い音というか、肌触りがよろしく感じるような音にしてみました。

で、最後に山下達郎のアルバム「Melodies」収録の名曲「メリー・ゴー・ラウンド」のハウス風ミックス。原曲そのものがハウスの手法を採り入れたコードワークですけどね(笑)。これまで「Kiska」や坂本龍一の「Plastic Bamboo」をリリースしてきたんなら、この曲のコード進行もリリースしないと完結できねーだろ!と思い、三者共通するモノを感じ取っていただければと思います。

次回はベースやスティックの音作りに関する裏事情的なことでも語るとしまひょ、と。

きみについて/坂本龍一 [リリース発表]

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10月26日は、久方ぶりのYMO関連曲のリリースであります。以前のブログでもチラッと語ってはおりましたが、坂本龍一の『きみについて』を悟生楽横町にてリリースします。

この曲は遡る事1983年、日本生命のCM専用曲として作られたもので、当初は生命保険新規加入者に向けて抽選で非売品レコードが当選するという入手困難な音源であったワケですが、今では当時の非売品レコードに収録されていた3曲は全てCDにて入手することが可能であります。

そういう曲を今あらためて私が模倣して作ったというワケでありますが(笑)、左近治はこの曲自体の制作は全く計画していなかったんですね。着メロ時代においても。

ある意味では、私の知る坂本龍一作品の中でも最もスティーリー・ダン寄りに聴こえる曲なんですが(笑)、Logic付属の音源Sculptureをエディットしていたら、たまたま『きみについて』のイントロのプラック音に似た音を作れてしまったので、ここぞとばかりに一挙に作ってしまったという制作裏事情(笑)。

そのSculptureの音色パラメータは、当ブログでもリリースの際に披露すると公言していたので、今回データをアップしてみる事に。とはいえSculptureならこの手の音はお手のモノ。少し位似つかせた所でひけらかす程ではないんですが(笑)。

この曲のキモ部分は、「逃げ」の五度進行(笑)の後で7thコードのアッパー部分に五度進行で解決させるというオルタード・テンションを用いた7thコードに持っていって本テーマに解決、というのがイイんですね。「逃げ進行」は『Asience』やら『Ongaku』においても用いておりますが、やはりどこか追究させたい部分が垣間見る事が出来る所が坂本龍一たる部分でしょうか。一筋縄ではいかないコダワリを感じることが出来ます。

本テーマに戻る直前で「ウーッ」という、坂本龍一ご本人の声のサンプリングと思われる音が入りますが、左近治はその音も実はSculptureを用いて作りました(笑)。こちらの音色パラメータは秘密とさせていただきますのでご容赦を(笑)。着うたの方を聴いていただければ幸いです。

いつも老婆心ムキ出しの左近治ですが、そうそう赤裸々に手の内見せるワケにもいかないので(笑)、秘密にしたい部分はこの左近治であろうとも一応あるんですな(笑)。まあ普段は、人様の面前でケツ突き出して、天橋立覗き込むようなポーズでボルタレン入れるような(笑)、廉恥心の欠片もないようなスタンスの左近治なんですが、たまにはこーゆースタンスでありたいというのが本音でして(笑)。

まあ、冗談は扨て置き、原曲はコンガの音もコード・チェンジが著しい中でコード・トーンに合わせてコンガの音を和声として用いてアンサンブルを構築しておりますが、左近治はコンガの音程感を極力排除して、パッド系の音を薄く足して対処しております。これは、左近治のアレンジを少々エレクトロっぽくしている雰囲気にマッチさせたかったという気持ちの表れですね(笑)。コンガを原曲通りに模倣して打ち込む事は可能ですが、シンプルになりすぎて原曲とほぼ変わらない内容にしてしまうと、原曲切り出しの方がよっぽど良くなってしまうだろ!と思って、アレコレDAWアプリに勤しんでモニターの前で唇突き出してアゴ突き出して苦悩していた左近治だったんですね。

ハーフ・タイムのビートを付け足しているのは聴いていただければすぐにお分かりになると思うんですが、原曲のイメージは大方残してあるのでそれほど違和感は無いと思います。聴き所はやはりテーマに戻る直前のオルタード・テンションのドミナント7th部分でしょうかね。ココには和声もそうですが、Sculptureで最も心血注ぎましたよ、と(笑)。

Kiss [リリース発表]

プリンス&ザ・レボリューションの『Kiss』を先週金曜日にあなくろ本舗にてリリースしているわけでありますが、所用でココ1週間は非常に多忙だったので更新ができずにおりました。

話を戻して、左近治にとってプリンスはそれほど深く聴いていたわけではなく、当時の彼女がよく持って来てたなあ、と思い出してしまうわけでありますが、私はこの「Kiss」のイントロのカッティングは、数十年に一度という形容に相応しいほどの見事なプレイだと思うんですね。

その昔、都内某所の楽器店を訪れるとですね、Roland W-30scというサンプリング・キーボードが陳列されていて、この「Kiss」のフレーズサンプリングと思われる音色がロードされておりましたっけ。

このフレーズでは至る所でサンプリングネタとして使われたのではないかと思うんですが、原盤を使うワケにはいかないので、もちろんサンプリングはしていないのが左近治の制作事情です。

今回この音を模倣したのは、EXS24(Logic7)のファクトリープリセットのストラト系の音を使って、原盤からMatch EQでスペクトラムを分析してそれをマッチング。その後にさらにちょっとキワ目のEQを施して、後段にてGuitar Rigを通した、というわけですね。

この曲の制作時点ではまだLogic7.2.3の時代です(笑)。Logic8自体は入手していたんですけどね。

あらためて耳コピしてみると、ギターのヴォイシングが結構面白いことやってるようなんですな。楽譜や本人の演奏を見た訳ではないので定かではないものの、アレコレ細かく耳コピした結果が下記のようなヴォイシングとして判断して打ち込みをしております。




符尾や符割を表すことができないのはご理解いただけると思うんで、上記の画像で確認してみてくださいな、と。

キモなのは1弦開放を巧みに使っていて、クローズド・ヴォイシングであるにも関わらずワウで動かすことによって濁り感を消し去る、というセンス。

さらにさりげなく、4弦のド頭だけクロマチックで入るので、押弦すれば分かりますが、ここでクロマチックを使うか使わないかで、セーハする指が異なってくるので、最後の音で素早いポジション・チェンジを使わざるを得ないんですね。

アップストロークが若干ハネ気味なのに、アップストロークのピッキングストロークが短いんですよ。これによって非常にキレのあるカッティングとなっていて、アル・マッケイが大好きな左近治でありますが、このプレイは本当に絶妙だと思います。

では、今回はこの辺で。

レイ・バーダニとマイケル・コリーナをなつかしむ [リリース発表]

扨て、10月5日リリース曲について語るとしまひょ、と。

今回もマジ曲連発、あなくろ本舗にて『Backstreet』/David Sanbornをほぼ原曲リスペクトアレンジにてリリースします。

原曲はイントロの前後半の2構成からサンボーンのAメロが始まるわけですが、今回のパターンはイントロ後部とAメロ出だしの部分を抜粋したものであります。

Oberheimベースとマーカスのスラップを模倣したワケですが、今回活躍したのは某ベースの周波数スペクトラムを模倣させたLogic内蔵のMatch EQですね。というよりも活躍したというとなるとやはり元のベースということになるのかもしれませんが(笑)。

あやしげな白玉コードのパッド音は3種類のシンセ使ってますが、ここでは敢えてナイショにしておきましょう(笑)。

一番手をかけたのはやはりサンボーンのパートである、サックスのブロウたっぷりの音ですね。こればかりはもう聴いていただくしかありませんが、従来左近治がリリースしてきた中では最も生っぽいのではないでしょうか(笑)。一番手間暇かかったのがやはりサンボーンのパートですね。

特にダイナミクスを演出するためにボリュームのオートメーションはかなり細かく、且つ増減幅を大胆に編集しないとなかなか得られなかったというのが今回の曲。


作曲そのものはサンボーンなのですが、ブルース・スケールによって構築されるコード・トーンであやしげなコードになっております(笑)。スティーリー・ダン特にウォルター・ベッカーのアプローチが好きな方には絶妙なコード進行の曲のひとつではないかと確信を持っております。


原曲のド頭のイントロ部分も実際には制作しておりますので、気が向き次第こちらもリリースすることになるかもしれません(笑)。なんでまとめてリリースしなかったのかというと、やはりテーマ部を先をリリースしたかったというわけであります。

真砂の数ほどもあるケータイの実機にてどれほど今回のサックスフレーズが鳴ってくれるのか、左近治自身、非常にワクワクしているところです。マーカス・サウンドの醍醐味であるスラップのプル音もどれだけ再現してくれるのか非常に楽しみのひとつであります。

あまりに偏ったセッティングをスラップにて施すと、再生環境によって全く違って聞こえてしまうほどサウンドキャラクターにバラつきが生じてしまいかねず、スラップに限らず、へたなEQセッティングだと、再生環境によって大きくサウンドキャラクターが変化してしまうものであるものです。

小型スピーカーであろうが、12~15インチクラスのスピーカーキャビネットであろうが、キモとなる再生帯域には、どんなスピーカーのキャラクターであれ再現力を重視しているため、その帯域においてはキチンとEQをほどこした上でマクロ的な部分でも再生装置の差異を包括してしまうくらいの音に仕上げないとマスイと思うワケであります。

それほど大きくサウンドキャラクターの変化を感じさせないことこそが今回の最大のテーマであるかもしれません(笑)。そういう意味での挑戦なんですな。

マーカス・ミラーのスラップサウンドだって、小型のラジカセで聴いたら全然マーカスじゃない音になるよ!というような装置は少なく(笑)、どんな装置で聴いてもマーカスっぽい音はマーカスっぽい音として認識されるものであります。別にマーカスに限らず、筋の通った音というのはどんな環境で聴いてもそれと分かるように施してナンボだと思うわけですね。

左近治の今回の音、ケータイであっても多くの端末で遜色のない音を目指して、普通の再生環境でも難しいトーンキャラクターに挑戦してみたというわけであります(笑)。

まあ、純粋に音楽を聴いて楽しんでいただくだけでも十分なんですけどね。このブログをお読みになる方ならおそらくや自分でも音の構築にある程度力を注いでいる方が多いと思われるので、その辺りを吟味していただければ幸いですな。

予防線張ってるワケじゃないんですけどね(笑) [リリース発表]

ついつい目を奪われ、心惹きつけられるモノはそりゃあ真砂の数ほどありましてですね、時には煽動させてまで無理矢理注視させようとする手法も数多く存在する昨今。

結局のところは、その対象となるものが個人にとってどれほどの価値なのか!?ということでありましてですね、例えば多くの人々に浸透したネット環境によるブログ発信においても「ブログ炎上!」とか、そういう話題を目にしたりするものですが、その炎上とやらを確認してみると何てコトはない。言葉を選びながら発言してはいても、思惑が異なる同士の口ゲンカに過ぎないモノが殆どなんですね(笑)。

ある人からすれば、思い入れのあるものに対して批判的なことを述べられているが故に、それに対してあーだこーだ述べていたり(笑)。

思い入れがあったり、対象となるものに対してそれ以上の知識や経験を備えていて傍観したり批判する心理があってのことなんでしょうが、それらに対して決定的に欠如しているものは「配慮」なんですね。

思い入れの強いものに対しては真っ向から反論しているものの、わざわざ人様の軒先にまで現れて反論することではないんですね。そこまで真っ向から反論できるという、好きだから故の歪んだ配慮の前に発信者が舞台を整えている所に足を伸ばして発言させていただいているという配慮が込められたものには一切お目にかかったコトがないんです(笑)。

ネット上の有益な情報など限られたものになって久しく、上水道がドブ化してしまい、ドブの中を汚れずに徘徊できるように工夫を凝らしたり、と(笑)。今やインターネットとはそういうモノなのです。

個人同士ならともかく、かたや会社の看板背負っていることなどかなぐり捨てて本来必要な心遣いなど、真砂の数ほどあるブログやホームページの物量の前に、そんなモラルすらも不必要になってしまうほど疲弊してしまっているんでしょうか(笑)。

コモンセンス。

意味を知らなければ調べてみる。意味を知った時、果たしてその人に必要だったのは、言葉の意味だけだったのか!?

こういう部分が欠如している人が多いと感じますな。ネットだけでなく社会においても。

とはいえ、私のブログは「戯言」(笑)。

う~ん、まるでホルヘ=ルイス=ボルヘスのような(笑)。

戯言相手にまるっきり受容してしまうようでは悲しく、或いは左近治のおバカ加減を愉しむも良しであって、結局のところ感情引き込まれるほどの価値を見出せるほどのものなのか、ということも含め、信憑性など二の次で閲覧する程度がドブネット内での上手な過ごし方なのかもしれません(笑)。

とはいえ、当ブログはケータイの着信音用のコメントでは語りきれない部分を補足して、制作裏舞台を語るという側面を持っているので、述べなければならない部分は勿論あるんですな。


とゆーことで、本日リリースされた悟生楽横町の無料曲について語るとしますか。

「Turner Called」からおよそ半年ぶりですか、無料曲の更新は(笑)。毎週無料曲更新するぞと誓っていたにも関わらず、この有様(笑)。てめえが情けなくなってくらあ。

私自身は無料曲を数百曲ほど一挙にリリースしてサービスしたい気持ちはあるんですが、無料曲は常に「1曲」というルールがあるんで無理なんです(笑)。つまり、無料曲を更新したら、過去の無料曲は有料曲という形で再配信しない限り自動的にお蔵入り、と。こーゆーシステムなんですね。

せっかく無料でダウンロードできる曲、できれば多くの人にという気持ちがあるが故に、週次じゃあ見逃してしまう人もいるだろうからと思いつつ、気が付けば無料曲は5ヶ月ほど頓挫していたとゆーワケであります(笑)。

今回の無料曲で特徴的なのはクラビネットのリフ、オーバーハイム系のブラス、エレピ、フュージョン系のストラトのカッティング、それとノン・フェイザーのソリーナによるメロディと、偶数次倍音を強調した少し太めのベース。

とまあ、こだわった部分はこんな感じでしょうか。

17歳当時の左近治は、紺野美沙子ファンだったということもあって、紺野美沙子の雰囲気のある同級生に惚れ込んでいたという頃に思い付いた曲でして、放課後一緒に帰るだけでもウキウキしていたというそんな純朴な時代がありましたが、放課後一緒に帰って寄り道したりという、そんな感じが演出されているのではないかと私は思っているんですが。

あまりに次の展開が判るようなコード進行だとアレなんで、ちょっとした心の複雑さを演出できているのではないかと。今の左近治の汚れた心(笑)、こーゆー風に作れなくて別の展開をしちゃおうとしてしまうんですね。懐かしさもあってリリースしてみたというワケでした。

ヒンデミットの真骨頂 [リリース発表]

扨て、本日はリリース日ですねっ♪

あなくろ本舗では『ヒンデミット オーボエとピアノソナタ第一楽章』

悟生楽横町では『ワンサカ娘』

という内容でありんす。

ワンサカ娘に乗じて「ワンサくん」もリリースしちゃおっかなーと思ってたんですが、そいつぁまた別の機会にでも、と思いましてですね、台風直撃しそうな時にちょっぴり先走り感タップリに夏のウキウキ感を演出してみよっかなー、と(笑)。

この曲、左近治の幼少時から記憶にあるんですけど、ってこたぁカレコレ相当年月経てるワケだぞ、と(笑)。この曲って今でいうなら木村カエラ辺りが唄うとイメージに合うんではないかなーと個人的には感じているワケなんですけどね(笑)。

小気味良い、ポップなエレクトロニカ系にしてみたので、軽~くさりげなくケータイで鳴らしてみてくださいな、と。


んで、もう一方の左近治のマジ曲(笑)。

ヒンデミットのオーボエとピアノソナタ第一楽章ですね。

今回はですね、チャップマン・スティックとエレピとエレクトロ感のあるドラムのトリオ編成にて、プログレタッチなアレンジにしてみましたぞ、と。

以前のブログでも触れましたけどね、この曲、聴き所が満載なので、和声や楽理を飽くなき追究を目指す人には是非聴いていただきたい曲ですね。別に左近治の方じゃなくてもイイんですよ(笑)。ま、この曲(原曲)聴くならとりあえずはEnsemble Villa Musicaの演奏がオススメでありんす。

原曲を知らない人でも、ジェントル・ジャイアントの「Schooldays」やら「Way of Life」やら「Cogs in Cogs」が好きな方とかですね、チック・コリアが好きな人とか、ザッパとか好きな人には本当にオススメの曲です。

私がヒンデミットをオススメする曲は、コレか、左近治の葬式にかけてほしいと切望する(笑)、クラリネットソナタですね(笑)。

のだめカンタービレ旋風がありましたけど、「交響曲聴ける耳持ってるの?」と疑いたくなる左近治なんですが(笑)、クラシック音楽というのは同じ作品でも演奏者や会場によって色々な録音があるワケですが、よ~く耳を澄ますとですね、タンポが触れる音が入ってたり、長い演奏によってキーがまとわりつくのか、そういうノイズが含まれたりしてしまっていたりする録音もあるワケですよ。また、ホールの録音状態も観客によって変わりますしね。

先日、BS日テレでやってた某コンサートを何気なく見ていたらですね、ふんぞり返って口開けて寝てた人がクッキリ映ってるワケなんですよ(笑)。とりあえず、コンサートやらライヴに足運ぶならですね、その場で自分が写譜する位の気持ちで臨んで足運べ!と言いたいですな(笑)。

それくらい一音一音に集中しつつ、何十人というオーケストラの一部始終を全身に浴びて来い!と。音に集中できない、聴き所も知らないのに足運ぶのは愚の骨頂なんですわ。

金さえ払えばイイというものじゃあないんですよね、コレが(笑)。

昔ですね、左近治が学生時代、バイト休んで見に行った渡辺香津美さんのライヴ、オーケストラピットの座席、すなわち最前列ですな。その左隣にはCharさんが座っていたというコトもありましたけど、Charさんも好きな左近治でありますが、私はトコトン集中して渡辺香津美の全ての音を聴いておりましたぞ(笑)。

PRS使ってた時ですけどね、ジェフ・バーリンとビル・ブラッフォードのSpice of Life時代ですか。

ディストーションをバリバリ利かせたライヴなのに、香津美さんのピッキングはあまりに強力で、左近治の耳にはエレキギターの生音ピッキングが聴こえてきたことにも驚いたというライヴでありました(笑)。


ま、本日のリリース曲についてはとりあえずこんな所で(笑)。

グリーングリーンがグイングイン! [リリース発表]

朝っぱらから左近治の脳裏には、あの曲「グリーングリーン」がガンガン鳴っていて、今にも卒倒して癲癇でも起こしそうな朝なんですが(笑)、「グリーン」という色がなにゆえ左近治をそうさせているかというとですね、なんてこたぁない、マツダのNEWデミオのカラーリングが印象的でそうさせてしまっているのです(笑)。

新しいデミオ。うん、こりゃ今年のカー・オブ・ザ・イヤー決まったな、と思わせるスタイリング。

それにしてもメタリック系とはいえ緑色をフィーチャーするのは、意外にも車社会では少ないんです。それを敢えてキレイにまとめてインパクトを備えるというのは、相当塗料の開発も力入ったと思わせるんですな(笑)。

モスグリーン、つまり深い緑色なら70年代には色々ありましたけどね。ローレルのオヤジ系の色だったり(笑)、Fender(ギターメーカーの)カラーのレイク・プラシッド・ブルー系のセリカ(ダルマ)とかですね。

ただ、ツブシ系の緑となると本当に少ないんですな。サバンナRX-3にあったけかなあ!?とチョットうろ覚え。でも初代RX-7なんてまさにメタリックなライトグリーンはあったなあと思い出したワケですよ。

新しいデミオには、5代目ファミリア(Drスランプ アラレちゃんにも出てきます)のようなパワーを感じますな。なにせ、ドアミラー改造が最も普及していたのが当時のファミリアでしたからねえ。その後昭和58年に、いわゆるAE86系が始めてドアミラー認可された車だったワケでした。DX7やらラック運ぶのにも当時お世話になりましたっけ(笑)。

A80系スープラのフェンダーミラー見たときは大層驚きましたけどね(笑)。トヨタ2000GTを見かけるよりも稀少ではないかと(笑)。


とまあ、今朝は「緑色」でココまで引っ張ってみたんですが、時間も押しているので、そろそろ本題に行かないとマズイぞ、と。


本日リリースされる「Virginia Sunday」のデジパッドバージョンはですね、駅の構内で耳にするような、そんな音をイメージして作っています(笑)。

パッと聴き、「SY99」系サウンドにも聴こえるかもしれませんが、SY99のEP Padを模倣したのは確かですが、使っているのはSY77/99或いはTG77でもありません(笑)。これはシンセ2つ混ぜてます。1つの方は1台のシンセと言えないほどレイヤーしていますけど(笑)。

携帯端末のスピーカーでどういう風に鳴ってくれるか、左近治自身ワクワクしているんですが(笑)、耳に心地良く響いてくれる音、夏場の暑い時期にも巧い具合に遠鳴り感を演出しながら耳に残る音というのを目指したワケなんですな。冬場だと多分、かなり目立つと思うんですけどね(笑)。お試しいただければ幸いです。

麗らかな白昼夢モード [リリース発表]

え~、そういや6月8日はリリース日だぞ、と。

明日の曲はですね、悟生楽横町で1曲リリースです。
曲名は敢えてココでは載せませんが(笑)、


ホンワカ白昼夢&アタマからチューリップ咲いてるよ!


みたいな(笑)、そんなとってもドリーミーなエレクトロニカ・アレンジを施しております(笑)。
ちなみに有名なCM曲です。

そんな左近治のどアホウ選曲&制作。ま、明日リリースしたら2週間お休みしますんでその辺りをアナウンスしておこーかな、と。

とはいえ、3週間後の曲は既に手掛けておりまして、リアルタイムで語ると左近治の休息はもう終わってしまったようなモノなんです(笑)。


今手掛けているのはですね、音楽ジャンル的に言えば正統派。それもかなり崇高な(笑)、おバカ路線では全く無いというです。あとはフュージョン系の名曲だったり、と。ボチボチYMOのアレンジ関連も手ェ付けないと、残しっぱなしのデータを制作しないとマズイだろ!と奮起している次第であります。

ハナシはスッ飛んで、昨日の記事のトーマスさんのSterlingデモを動画形式にしてYouTubeにアップロードしたんですよ(Privateなのでご容赦を)。知人に聞かせるために。

音は再圧縮を施すコトになるんで、元のサンプルよりかは2段階音質劣化になるワケですが(笑)、それでも音のクオリティはかなり維持。それを聴かせたところやはり感服しておりました(ほんの数人ですが)。

聴かせた人達の中にはもちろんスティングレイ・ユーザーもおりましてですね、フラット・ワウンドでコレか!とかなり驚いておりました。音のバランスが絶妙すぎる!とも。

やはり私の抱いた感想とほぼ同じ。で、ベースの音像がこれまたかなりシャープで、エンボス加工施したかのように。でもやたらギラついているワケじゃないんですね。コモった感じなんて全く無い。正直、レコーディング時のAD/DAインターフェースやらDIやらプリアンプやらのエキップメントの方に話題に華を咲かせるコトが出来ました。

バーナード・エドワーズ
トニー・レヴィン
トム・バーニー
ルイス・ジョンソン
ジョージ・アンダーソン(Shakatak)

etc......


マーカス・ミラー全盛の時であっても、左近治の好きな音というのはやっぱりこれらの人達でしたか。ジョージ・アンダーソンはスティングレイのハムバッカーのPUをマウントさせたモノを使っていたと思うんですけどね、昔テレ東で生演奏やってた時はどうだったかなーと少し記憶が曖昧・・・。

これらの人の中で一番トレブリーなのはトニー・レヴィンとジョージ・アンダーソンでしょうかね。音的に。正直、マーカス・ミラーの8分付点よりジョージ・アンダーソンの8分付点のノリが好きな左近治(笑)。

そうそう、YMOのテクノポリスもスティングレイですよ(笑)。

それではベース関連はまた後日、と。

5月最後の [リリース発表]

至る所からホットなニュースが飛び込んできたりしていて、左近治は結構ワクワクしているんですが(笑)、GWが明けてベタ凪音楽界隈の様相を呈していたので、明日から6月になろうという頃に結構ホットな話題がありましたよ、と。

まずはヤマハさんからリリースされた新しいミキサー、nシリーズ。

オーディオインターフェースとモニターコントローラーとDAWコントローラーの機能付けちゃいました、って製品ですね。ボーナス商戦を睨んでいるのかなー!?

内蔵のコンプレッサーも気が利いていて「MORPH」と銘打っていますが、聴いた感じだとおそらくBPFを用いたセルフトリガーのサイドチェインによるコンプを、誰もがそういうルーティングやら設定の複雑さを意識することなくマクロ的に使用できるようにしたコンプのように思えます。実際にはBPFだけではなくHPFやLPFのフィルターを用いたようなサイドチェインの効果も踏襲していると思いますけど、それらの複雑で幅広いセッティングに、ツマミひとつで広汎性のある音作りを可能にしたモノだと私は思ってます。それらが巧いコト連動させてるんでしょうね、たぶん。


ま、後のホットな情報は、Apple TVがYouTubeに対応、と。コレには諸手を挙げて大歓迎です。


Apple TVの改造どうやって料理してやろうかと色々思案していた所で、このニュースは驚きでした。

先日の都知事選挙での一風変わった極左なヒトを家族に見せた時、YouTubeからわざわざキャプチャして見せたりしていましたから、こーゆー対応は大歓迎です。iTunesも高ビットレートとDRMレス対応、と。最近のAppleはホントにツボを心得てるなあとつくづく感じました。


こういうホットなニュースがあると、今から「あれしたい、これしたい」というビジョンが明確になるのが不思議なモンです。

全く違う分野での計画でも、あるひとつの部分でアイデアを膨らませてくれるモノがあると、途端に霧が晴れ上がったようにプランが浮かぶモノです。人間とは、充足感と未来への想像力のために神様から生かされてるんでしょうな(笑)。

とまあ、ウルルン気分に浸っている左近治、明日6月1日はリリース日ですね!

とゆーワケでリリース曲について語りますか。


結婚シーズンなのにそんなコトは微塵も考慮に入れぬ左近治の、どアホウ選曲は6月も健在ですよ(笑)。

●Lonely Man / SHOGUN

TVサイズ風に仕上げましたよ、と。松田優作ファンには是非聴いてもらいたいと思いますな。

出だしのブラスヒットは少々ギミックかましてるんですけど、徐々に生っぽくしながらテーマに入っていきます。芳野藤丸のカッティングの異弦同音は結構こだわりました(笑)。

Bad Cityをリリースしないで、こっちからリリースしてしまうのが左近治流でもあります(笑)。


過去のブログにも書きましたし、今回のドラムの音も色々こだわっている部分があるんで、その辺りも以前の記事を読んでいただきながら聴いてもらえたらな、と思います。

男の世界 [リリース発表]

扨て、と。

昨日あまりに安直なブログ記事を投稿してしまったので(笑)、加筆しておこうかな、と。

mandom.jpg


着うたでリリースした方はJerry Wallace版をイメージしているんですが、尾崎紀世彦の方も結構イイんではないかと(笑)。iTSのリンク先をよくよく見ると「スピニング・ホイール」もやってる(笑)。

イイ選曲だなあ(笑)。結構アレンジもイイぞ、と。とはいえ敢えてそちらの方はリンクを貼らないのが左近治流。

『Spinning Wheel』と来れば、あのドミナント・シャープ9thによる1拍半フレーズホーン隊!

そうです、ウイーク・エンダーのSEですね。ルックルックこんにちはでも使われていたような記憶があるんですが、いかんせんそちらの方は学校が平日休みの時ではない限りなかなか見ることができなかったので記憶が曖昧なんですけどね(笑)。ま、あの曲ですよ。

YMOのLimboの「Out of the flying pan~」って所のドミナント・モーションは、私はスピニング・ホイールのそれと似ていると思います。ま、この手のドミナントモーションはよくありますけどね(笑)。

今まで聴いてきたSpinning Wheelのカヴァーで一番イイと思っているのがジミー・マクグリフのハモンドのヤツですかね。コレ、ファミレス入ったりすると結構流れている時がありますね。今も昔も。有線だと思うんですけどね。ファミレスで良く耳にするフュージョン系の曲が日野皓正の「City Connection」も筆頭(笑)。エマニエル坊やの方じゃあありませんよ(笑)。

日野皓正のシティ・コネクションはなにせスピノザ様のギターが聴ける曲ですからねー。

私はスピノザ師匠とジェフ・べックのチョーキングが滅茶苦茶好きなんですわ、コレが。


とまあ、ハナシが大幅に逸脱しているワケですが、男の世界にもう多くのコトバは要らないだろ、と。

残響部の耳コピだって侮れないんですよ [リリース発表]

え~、先ずは5月11日リリースの「5曲」について、ザッと紹介させていただくとしましょうかねぇ。

大まかに分けると『味楽る!ミミカ No.1』の3種類と、ダイバスターのアイキャッチの2種類ってトコですか。

味楽る!ミミカのTVバージョンは1分弱、だいたい58秒位の尺があるんですけどね、Kクリでリリースできる着うたには45秒制限ってェのがあるんで、どうにかこれを各パターンうまいコト聴かせられるよう、3つのバージョンにしたってワケなんですよ。

個人的には、左近治は味楽るミミカのBパターンが好きなんですけどね(笑)、いくら聴いても左近治にはやはり『悲しき60才』に聴こえてしまうのが、左近治の矮小脳幹にすら深くすり込まれてしまった悲しい性と言うべきか・・・。

ま、何はともあれ能天気に聴くコトができるのが味楽る!ミミカの弾けるパワーってモンですな。幼い我が子からの着信音という感じに使ってもらえればな、と。

味楽る!ミミカの制作で一番苦労した点は、パーカス(パーカッション=打楽器類)やら民族楽器の類が目白押しなので、それらを集めるだけでも大変でして(笑)、どうにかこうにか作ってみたというワケです。

この手の模倣系ですとですね、『すばらしい世界旅行』でもそうだったんですけど、サンプラー音源を使うコトが多くなります。で、トラックが増えてくればくるほどサンプルに使用する容量は増えていきますね。ディスクストリーミングの設定が可能とはいえ、メモリを非常に食らうんですよ。

DAWアプリケーションに詳しい人なら「フリーズトラック」使えばイイじゃん!となると思うんですが、メモリ節約のためにフリーズ/アンフリーズと作業を停滞化させたくないワケでして、大体は、メモリ実装の物理的な量に委ねて、メモリ量を意識しないまま作業に没頭していく方がスムーズなんですね。

しかし、チョットした細かい音にもいちいちトラック増やしていくとさすがにメモリ使用量は増えていきまして、今回の「味楽る!~」やら「すばらしい世界旅行」は音源トラックだけで30トラック超えてるんで、これくらいの量になってくるとメモリの占有度が高まってきてしまうんです。

4GBのメモリを搭載してようやくいつもの余裕が出るくらいと言えば、DAWアプリケーションに携わっている方なら、結構使っているな、というコトがお判りになっていただけるのではないかと。幼児向け番組の曲でも一応これくらいパワフルな背景で制作してるんだぞ、と(笑)。

なんだかんだ言って、サンプラー音源を沢山使う状況だとメモリ(=RAM)こそが真っ先に音を上げる部分で、その後がハードディスクですか。ハードディスクも出来る限り不良セクタをフォーマッタなどで完全に消し去った後で、ジャーナリングしているとはいえ更にデフラグしてあげないと、普段からバックグラウンドで仮想メモリも使用している以上は、ひょんなタスクの多さでアプリが躓いたりするモンなんですよ。

そういう状況で、格安系のバルク系メモリなんて使用していたら致命的。こういうエラーがハードディスクやらに致命的なエラー書き込んでしまってハードそのものを壊しかねないエラーを顕在化させてしまいかねないんで、ことMacの場合は本当にメモリとハードディスクは金かけた方がイイですよ、と。memtestなどで全くエラーを返さないようなバルクメモリだったとしても、Appleが提供するハードとプロアプリケーションの類は、それらの許容範囲は実に狭く、非常に厳しく動作するんで注意が必要です。カーネルパニック頻発するような方はメモリと共にハードディスクなど疑った方が良いかもしれません。左近治は全て純正ですのでそういうトラブルはまずありませんけど(笑)。


それとは裏腹に「ダイバスター」のアイキャッチなんてェのはCPUやらメモリの占有度なんて実に微々たるモノでして(笑)、一聴しただけでは殆ど同じの今回のアイキャッチの2種類は一体どう違うのか!?と言いますとですね、1つ目の方はほぼTV通りのようにしているワケです。

今回のアイキャッチの特徴はですね、TVでのアイキャッチは長い残響で終わって、番組本編に入るという、その残響部こそがキモなんです。

長い残響を使っているため、アイキャッチのキモとなるトゥッティのフレーズは、減5度のフレーズを使ってる部分がありますよね。

残響が長いと、この減5度の音がトニック・マイナーで終わる音の部分にも及んでしまうんですね。

TV版というのは、その減5度の響きが残響にも及んでいるため独特な雰囲気を演出できているワケなんですが、左近治はそれをキッチリ模倣した上で、残響部に減5度の音が可能な限り残らないように、別バージョンを作ったというワケです(笑)。こうすることでトニック・マイナーの終止感が出る、と(笑)。

Busトラックにリバーブアサインしてsendレベルを調節してもですね、テンポが早目なんで減5度フレーズの部分からトニックマイナーまで1拍半長あるといっても残響が及ぶんですね。

で、2つ目のバージョンはですね、リニア・フェイズのEQで減5度の音部分の周波数の基本音と倍音成分を非常に狭いQ幅で極力カットして、残響部がスッキリとトニック・マイナーの終止感になるように作ったというワケです。

あまり意識しないで聴かれる方は大きな違いとして気付かないかもしれませんが、両者にはこういう違いがあるんだ、というコトを知ってもらえればな、と。

残響とて侮れないのがこういう世界とでも言いましょうか(笑)。ただ、ココまで大胆に残響部にEQかけなくても、他の音楽では十分だと思うんですけどね(笑)。せっかく作ったんだから少々こだわってみようかな、と(笑)。

連休前、深酒は注意 [リリース発表]

本日4月27日リリース曲関連についてまとめてみましょうかね(笑)。

野球ネタはこちらとかこちらとかこちらとか。

ドナルド・フェイゲンの『The Night Belongs To Mona』の和声構造をチラ見したいヒトはこちら

まあ、GW前なんで少しマトモなコトを多めに書いておこうかと思いましてですね、それまで文章チマチマと書き進めつつ、アレコレ記事が増えてしまったんで分割させたという次第であります(笑)。

着メロや着うたなんぞ作らないヒトでも昨今はお茶の間DAWユーザーが増えたというワケで、連休中に勤しむ方も多いのでは、と思うワケです。

DAW周辺では、ホストコンピュータとなるMacやWindowsもOSの変遷期であるため、メーカーの動きは対応に追われているのか、例年になく静かであります。

それもまあ、Vistaがあまりに音楽用途としては足かせになりかねないようなスペックとMacはLeopardを控えている、と。先日もLeopardは秋に延長みたいなアナウンスがあったようですし。

ただ、プロ・アプリケーションを見るとFinal Cut StudioのQuicktime 7.1.6なんてゆー仕様を見ると、発売直後にQT周りのアップデートはあるんでしょうな、おそらく。GW明けには他のプロ・アプリケーションやらiLife絡みでGaragebandやら、もしかするとLogic Proにも何かしら動きがあるのでは!?とささやかな期待をしているのであります(笑)。

別に新しいモノ好きってなワケじゃないんですけどね(笑)。Vistaのように現環境を鈍重にしてしまうようでは困るワケでして(笑)。

Vista2.0と打ち出せば売れるかも!?(笑)。

消費者をそんなにバカにするなよ、と(笑)。

人間だって成人しただけでホモ・サピエンス2.0ですからね。あーだこーだ理由つけてハク付けようとしてもですね、結局は中身なんですよやっぱり。それと方向性にブレが無いコト。

方向性ブレブレでチャートものだけ追っかけてもですね、初め良くても結局は衰退しちゃうんですよ。元のコンテンツ自体がその程度の希薄な魅力なんで。それか、特定ジャンルやアーティストのコアなファン層をゲットするとかですね。着メロ業界とて叩き売りやら淘汰された所も少なくないのが現実なワケでして、なるほど、寺猫氏はそういえば左近治がKクリ合格後の面接当時でも全く同じコト言ってたっけなーと、ブレのないパースペクティヴな展望を語られていたコトが今になってシミジミと理解できるんですよ。

連休明けて、さらにパワーアップしてブレのないようなスタンスでリリースしていきたいモノですな。なにより、着メロやら着うたなどの前に健康第一ですぜ(笑)。飲み過ぎには注意しましょうね、と。

倍音列を実感する [リリース発表]

「死ね死ね団のテーマ」制作舞台裏などでも語りましょうか。

それにしてもなんで川内先生のお名前を「山内」などと間違えてしまったのか・・・(笑)。納めた着うたファイルのコピーライトも間違っていないにもかかわらず。朝っぱらからブログ書き上げてボケていた左近治の異常行動とも言えますが(笑)、書き始め初っ端から人名を間違えて、それをコピー&ペーストしてしまっていたのが原因ですな。人名はIMに登録しないのが左近治のクセなので。

まあそんなコトはさておき、死ね死ね団のテーマではボコーダーによる色付けがされているワケですが(笑)、元の音として使っている「声」も実際には合成的な「音」であります(笑)。左近治本人の声は一切使用しておりません(笑)。というより人間の声という素材を用いてはいないのであります。

しかしですね、いくら合成的な声とはいえ自然倍音列は視野に入れる必要がありましてですね、今回は完全5度の響きに苦労したんですよ。ボコーダー側でどんなにパラメーターを弄っても元の素材が潜在的に持っている周波数スペクトラムがどうしても強調されて出てしまったんですよ。完全5度の成分が。

ボコーダー処理した信号はモノフォニックではあるんですが、5度の成分が多くなってしまって、ピッチエフェクトで修正しても完全にモノフォニックな音にはならず、倍音成分のそれぞれにキレイにピッチエフェクト処理されてしまうという皮肉(笑)。

元の素材を作り直すにしても膨大な作業が必要なので、思い切って元素材の5度の成分を各オクターブごとにQ幅の狭いEQ使ってリジェクトすることに(笑)。5度の音が強調されてしまわなくとも、現実には人の生の声だって5度の成分は含まれているんですが、ボコーダーなどで強調されてしまったスペクトラム構造とは雲泥の差なんですね(笑)。しかも大概のコードだったら5度の音がハーモニーと混ざったり、時にはアッパーストラクチャー的になったりして、コードそのものの構造には悪影響を及ぼさなかったりするんですが、ドミナントやハーフ・ディミニッシュの部分で、その音をこれらのコード上でメロディトーンとして使わざるを得ない時はお手上げなんですね(笑)。

完全5度ではなくて減5度であってほしい場面が出てきてしまうワケですよ(笑)。

そういう苦悩が今回はありました(笑)。合成的な素材を使っているからこそこういうシーンにおいてやたらと問題が増幅してしまうという(笑)。

さて、明日はリリース日なワケでございますが、明日3月23日はサントリーOLDのアノ曲をリリースします。小林亜星さんの昔から流れているアノ曲ですね。

左近治も着メロ時代から色んなアレンジを施して着うたでもジャズアレンジにしてリリースしているんですが、今回のはコード進行はリハーモナイズさせずに原曲通りに従っておりますものの、チョット前のPJハーヴェイのインダストリアルなサウンドを意識しましてですね(笑)、少々トリップホップ入った音に仕上げてみたというワケです(笑)。

こういう曲こそ普通にアレンジした方が良いのではないのか!?と思われる方もいらっしゃるとは思うんですが、結構味わい深い仕上がりとなっていると思いますんで、音にはクセがあるものの、可愛いインダストリアルな雰囲気が構築されております(笑)。

ま、携帯で鳴らした時の静かなるインパクトというか、ソフトに耳に当たるとでも言うか、そんな感じですね(笑)。左近治得意のリングモジュレーションがスネアサウンドに効かせてあるんで、味わい深いモノになっておりますよ、と。

川内康範先生を心して聞く! [リリース発表]

左近治のスタンスはですね、ガンコ親父やら下町のチャキチャキ感とかですね、それこそ超保守的な親父像をイメージして作られております(笑)。

言葉尻だけを取って見れば粗暴で冷酷に映るかもしれませんが(笑)、男がフェミニスト気取る以前にですね、粗暴な扱いの中に無駄なコトなど一切口にせず黙って男を見せるという姿勢が昔の男にはあったと思うんですよね。それが美徳、みたいな。亭主関白なんていうのはまさに稀な例になってしまったこの世の中において、コンサバティヴ中のコンサバティヴな骨のある男の生き様というのはなかなかお目にかかることが出来なくなってしまいました(笑)。

粗暴で頑固であっても家庭でDVやっちゃあいけません(笑)。ちゃぶ台ひっくり返せば、すわDV!と叫ばれるこの世の中(笑)。アクションひとつ取っても慎重に配慮せねば何処で何言われるんだか分からないのでありますな。

今をときめく「おふくろさん」の歌詞問題の渦中の先生、川内康範先生の歌詞を今一度振り返ってみましょうかね、と。

川内先生のお姿というのはですね、今回のこの騒動で初めて知ったんですよ、左近治は。ただ、お名前だけは非常によく目にしていたのは確かです。

川内先生の歌詞というのは、粗暴で排他的な言葉が散りばめてあるものの、その裏側をヒシヒシと感じさせてくれる、男の心の表裏というものを実に巧みに表現していると思うんですね。ある意味、粗暴な部分はロックやパンクス魂にも通ずるような感すら抱いてしまうワケです(笑)。

左近治本人はコンサバというよりは正直ビートニクな人間ではあるんですが(笑)、そういう生き様やスタイルの魅力というのは結構好きな方でして、左向いてたのがいつしか右向いているのかというワケでもないんですが(笑)、そういう側面を受け入れられるというか、本来の姿であるはずだからこそ許容できてしまうんでしょうな。

簡単に言えば、反社会的なメッセージやら政治的なメッセージを歌詞で歌おうが、肝心な音楽のサウンドと言うと、特に目新しい音ではなく、保守的なロックサウンド!なんて音楽が多数なのが現実なワケでして(笑)、音楽のメッセージとそのサウンドのジレンマというものは大目に見てくれよ!みたいな所があるんですよね、音楽の世界は(笑)。保守的な音を利用して革新的なメッセージの方で何かを伝えたいのであれば、そういうスタイルは本来なら音楽を利用すべきではないと左近治は思うのでありますよ。

しかしながら川内先生の歌詞というのはかなり徹底していてですね、これでもか!とばかりにスタンスが全くブレていないのがスゴイと思うんですね。

「おふくろさん」の歌詞にしたって、おふくろさんよ、なんて粗暴な言葉かもしれませんが、その対極にある裏側の姿を実に巧く表現されているからこそ、それが逆に心に響くというか、記憶に残るんでしょうな。

「ぼうや、良い子だネンネしな」なんていうのも、カツアゲの世界じゃあ替え歌にすらされてしまっているほど浸透している言葉なワケで(笑)、それほど親しみやすいメッセージが込められているからこそなんでしょうな。

4月にリリース予定の「死ね死ね団のテーマ」も川内先生の作品でありますね(笑)。これが、以前から語っていた「虹男」です(笑)。

子供向けの作品という事もあって、「日本人は邪魔っけだ!」という所が落としどころなんですよね(笑)。こういう茶目っ気がありながらも「死ね、死ね、死んじまえ~♪」という言葉をためらうことなく散りばめるのはスゴイと思います。とある国への差別感を表しているとも受け止められているレインボーマン。なかなか再放送はやりませんな(笑)。こういう粗暴な感じの言葉を用いながら落としどころがあるというか、そういう対比が実に素晴らしいんですな。

ま、そんなワケで4月のリリースも飛び道具系を揃えておりますよ、とくらぁな(笑)。


※本記事アップロード当初、川内氏のお名前を「山内」と掲載していたことをお詫び致します

すばらしい世界旅行 [リリース発表]

3月になっちまいましたね。某DAWアプリケーションの愚痴にご執心だった左近治、すっかり月日の経過も忘れてしまい語ってしまったようです(笑)。明日3月2日はリリース日なので、少し早目のリリース発表と参りましょうか。

え~、ラインナップは以下の通りです

『あなくろ本舗』
1. Mr. Bassman Johnny Cymbal - K-tel's Goofy Greats - Mr. Bass Man

『悟生楽横町』
1. すばらしい世界旅行
2. JT RootsのBGM (Don't Worry Be Happy)アザラシ君模倣版 ボビー・マクファーリン - Simple Pleasures - Don't Worry, Be Happy 3. ドラマ「相棒」のBGM (ブルージィ版)


とまあ、こんな感じのラインナップです。

『Mr. Bassman』は過去のブログでも「低音男」と語っていたのでピンと来た方もいらっしゃるのではないかと(笑)。ええ。ヒネりの欠片もなくそのまんまです(笑)。制作時のファイルネームは「Bass男」なんですけどね(笑)。

左近治はかなりボイス・エフェクトの嵐にしたので、ヴォコーダーチックな音が満載のMr. Bassmanをお送りすることが出来るのではないかと思います(笑)。この曲で少々こだわった点はというと、チープ感のあるドンカマ・サウンドを前面に押し出そうと意図したコトでしょうかね。AcetoneのRhythm Aceの音を使いました。細野晴臣もこよなく愛したと言われる、あのリズムボックスですね。ハモンドのリズムボックスもほぼ似たような音しますけどね。David Sanbornのソロ・アルバム『Voyeur(夢魔)』に収録の名曲「It’s You」の冒頭から使われているあの音です。

その音を前面にフィーチャーした上で、全体的にパーカッシヴなアレンジにして、エレクトロなラテンフレーバーを演出した、というワケでございます(笑)。コスタリカ風というか。着信音で聴いてて耳ざわりが良いというか、キャッチーな感じを演出してみました。


『すばらしい世界旅行』
これが、以前からブログで語っていた某長寿番組のテーマ曲です。とりあえず今週の目玉的な位置付けです(笑)。詳細は後述にて。

『Don’t Worry Be Happy』
JT Rootsのアザラシが出てくるバージョンに似せました(笑)。少々エレクトロ・タッチの曲で小気味良い感じにしてみました。

『相棒のテーマ』
今回仕上げたバージョンは、ドラマの終盤、まれにシャッフルでブルージィなアコースティック・ギターでほのぼのとしたタッチの場面で使われるバージョンを自分なりに解釈して、ドブロとアコギ、ブラシを用いたドラムとアコベでイナタさを更に演出してみました(笑)。


『すばらしい世界旅行』のメイン部のドラムなんですが、左近治は昔からこういう雰囲気のアレンジで演出したくて、このようなアレンジにしてみたというワケです(笑)。

この曲の冒頭の印象的なファンファーレは、ルバート・テンポの16分音符の符割ではない所に注意が必要です。1拍6連の4音周期のリズムですね。そうじゃないと4拍子で4小節の拍に収まりません(笑)。

こういった符割の妙味は、マーチングとかだと結構頻繁に現れるんですが、こういう符割の妙味を最大限に活かした曲というのは、ポピュラーな例を挙げると

So Sincere / Gentle Giant
YYZ / Rush

などが好例でしょうかねえ。みんなプログレやん(笑)。

So Sincereの方は8分の裏から2拍3連を始めるというか、結局は1拍6連4フィギュアを意識しなければならないんですが、高度なリズムですね。

YYZのイントロのトゥッティのリズムの方は、8分と16分の組み合わせのように聴こえますがアレは実際は2拍3連ベースのフェイクリズム、すなわち1拍3連を強くイメージしないとダメな例ですね。

そういった妙味が聴くことのできる『すばらしい世界旅行』のこだわり。故人の山本直純氏の楽曲は、左近治は他にも『ミュージックフェアのテーマ』でリリースしているワケですが、サバンナを連想させてくれるようなホルンの音や躍動感のあるピッコロやフルート、それらを彩る偶数次倍音(奇数次ですよ、奇数次)を演出してくれるオーボエなどの管楽器の妙味etc本当に原曲のアンサンブルの素晴らしさを耳コピするにあたってあらためて実感した左近治であります。

曲の終わりの巧みなモードチェンジも実に素晴らしいですね。エンディングバージョンも作ってみようかな、と(笑)。エンディングバージョンの方のファンファーレの方がオープニングよりも歯切れが良くて私は好きなんですが(原曲)、往年の長寿番組をこういった形でリリースできるのは実に感慨深いモノがあります。

日立スポンサーの往年の名番組。これもNHKさんのお宝TVのお陰です(笑)。

もしものコーナー [リリース発表]

さて、本日はリリース日ですね。
先日、特別番組で放映された『ドリフの大爆笑』ですが、この番組のBGMを語る上で『たかしまあきひこ』という作曲家は欠かせないマストな人物なんですな。

ほのぼのと心に染み渡る優しげな曲調。のどかなその雰囲気にはこの上ない能天気フィーリング(笑)。

先日の特番ではやっていなかったようですが、バカ兄弟が見たかったですなあ(笑)。

今回悟生楽横町にてリリースしたBGMは、実にたかしまあきひこを象徴する曲のひとつである「もしものコーナー」でよく耳にするBGMを原曲リスペクトアレンジにてリリースいたします(笑)。

どこかおバカ風味のある優しい曲調(笑)。どんなに不機嫌な時でもコレを聴けば途端に癒されます(笑)。人ひとりの心をこうまで変える曲の持つパワーにあらためて驚かされるのでありますよ(笑)。

裏事情的なコトを申しますとですね、納品当初はちょっとしたトラブルがあって急遽手直しをしたんですが、ハイハットのトラックがオートメーションの記録ミスでミュートされていた部分があって、それを手直ししたんですな。もちろんリリースされる形ではきちんと手直しされているのでご心配なく(笑)。

各トラックのEQ具合やら残響具合など、それらの妙味で、この曲のテーマの一定の繰り返しの各5小節目の1拍目アタマで、入れてもいない長さんと仲本工事の二人が「ゥワ!」というか「ホラ!」というような声(あくまでもイメージ)がSEっぽく聴こえるのがミックスの副産物でしょうか。少々オカルト的でもありますが、私は何も手を施していないんですね(笑)。

それらの不思議な残響や各音の音価の長さなどでたまたまそう聴こえるんでしょうけど、お二人の声やSEとしてサンプリングしたワケでもないし(実際、勝手にそういうサンプリングやっちゃうと違反です)、実に不思議なモノです。

再生環境によっては全く異なると思うんで(周波数特性が変わるため)、誰しもがそのように聴こえるとは思えないんですけれど、少なくとも私が着うた用ファイルに仕上げる前の2ミックスのファイルではそう聴こえるんですよねー。

この曲に使ったトラックは

バスドラ、リムショット、ハイハットにそれらのbusトラックを並列に2グループ(これで合計9本)、ベースがbusトラック合わせて2トラック。グロッケンが2つにフルート1つとそれらのbusグループ。それとアコピで2トラックですか。

サイドチェインを絡ませてコンプのアタックのタイミングやらそういうのでアンサンブルの不思議な妙味としてこうなっちゃったんでしょうかねー!?

まあ、左近治のアタマがイカレてしまっただけかもしれませんが、左近治は制作後もこうしてこの曲を楽しんでおります(笑)。

Turner called... [リリース発表]

朝方、iTunes Storeにアクセスしてみると…。あらら、YMOが配信されている(笑)。これを機にYMOの旧作品も配信すればいいのにSONYさん(笑)。まあ、YMOが未だに配信していないレコード会社が後押しとなってくれればよいのですが。

RYDEEN 79/07を早速DLしてみると、フムフム。全体的にウーベ・シュミットをリスペクトしたようなアレンジ。Logic Proに入っているフィジカル・モデリング・シンセのSculptureとおぼしき音がします。YMOもLogic Proを使うようになっているのかと痛感しました。

コンボリューションやらグラニュレーションの音がするYMO。ある意味新鮮ですな。絶妙なのは左右の音像の配置。コンボリューション系リバーブをbusトラックに使うと、左右の微妙な遅延やパンニングの配置をシミュレートしないと本当に配置が難しいんですよ。

前にも3dB補正に関することで語ったことですが、その辺りの実トラックの定位と遅延の与え方の妙味がやはり際立っております。

5分半ほどのライディーンを聴き終えて、ランダム再生される左近治のiPodで次にかかった曲はジノ・ヴァネリのI Just Wanna Stopでした(笑)。奇しくもYMO全盛期と合致する時代。YMOをシニカルに表現してよいのか!?「I Just Wanna Stop」?

いやいや、再生止めたくなかったですよ(笑)。iPodの野郎め(笑)。なかなかキツイ冗談を飛ばすものだ。YMOのお三方もさぞかし喜ばれていることでしょう。

さて、2月9日はいよいよリリース日ですか。あなくろ本舗でJeff Beckの「You Know, We Know」、悟生楽横町で無料曲の「Turner Called」。

「You Know, We Know」はメタリックなギロっぽいSEはきちんと模倣しております(笑)。この音作ってる最中にも色んなギロっぽい変な音が出来たので、悟生楽横町の無料曲でもそうした音をのっけからふんだんに使用しております(笑)。

まあ、このメタリックなギロっぽい変な音。古くはE-mu系のサンプル・ライブラリーや、確か初代Proteusから入ってた音に似ているものがあったのではないかと記憶。左近治は細かい音符を刻みながらこれを作りましたよ(笑)。今の人ならこういう音ってReaktor使った方が簡単に済むのだろうけれど、左近治は手間隙かかることやっちまいましたよ(笑)。その音の過程で私もSculpture使わざるを得ませんでしたが、Sculptureだけじゃなくて他に2つのシンセを変調させて、一旦細かい音符を入力してからその音を走らせてリサンプル、と。

この音は当時のサンプリング系の音としてもかなりとんがったイイ音(ZTT系を思わせるような音)なんですが、それを自分なりに解釈して模倣してみました。

で、その音を悟生楽横町の「Turner Called」においても少しプロセスを変えて別の音作っちゃったというワケですね(笑)。曲ののっけから釣具のリールのドラグがかかった時のような「ギュルギュル」音が聞こえるでしょ!?

着信音として、耳を刺激したいそんな左近治の気持ちの表れです(笑)。

まあ、この曲「Turner Called」の歌詞を見に訪れてくれている方も居ると思うので、逆空耳を用いたこの曲の歌詞、「たらこ・たらこ・たっぷりたらこ」じゃないですからね(笑)。


「Turner Called」の歌詞は~、コチラ!

Turned out cold
At 10 o’clock
Tap,
Pull it!
Turner called(エコー)

まあ、こんな言葉を外人さんが喋っている、と(笑)。ターナーさんがこんなコト言ってましたよ、と。

空耳とは、タモリ倶楽部でやっている名コーナー。アチラは外国語が日本語に聴こえるというヤツでございますが、私が今回やったのは、日本語が外国語に聴こえるってぇワケで、すなわち「逆空耳」。

バックトラックの音が安直ではないか!?とお叱りを受けるかもしれませんが(笑)、それゆえ無料にさせていただきました(笑)。左近治からカネ貰っても要らねえ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、その辺りはご容赦を(笑)。日々精進させていただきますんで、これから無料曲においてもなるべく手ェ抜かないようにします(笑)。

実際は手ェ抜いてませんけど(笑)。テンパってるワケでもありません(苦笑)。

あ、ちなみに来週はKYLYNの某曲がリリースになりますんで。最近YMOづいてたり、なんでKYLYNなの?とお思いの貴兄へ。

だって、YMOのCMはキリンですよ。

KYLYNまで引っ張ってあげないと(笑)。

2007年初頭の制作裏舞台 [リリース発表]

とっくに制作を終えているのが

● たらこ・たらこ・たらこ
● 相棒メインテーマ
● You Know, We Know / Jeff Beck
● 逆空耳ネタの無料曲

こんな感じなんですね。

たらこ・たらこ・たらこは左近治がリハーモナイズさせました。こういうコード・プログレッションを(原曲の風味は残して)展開させつつ、アブストラクト風味と少々トリップホップのエッセンスを加えております。ま、早いハナシが非常に陰鬱テイストに仕上げております(笑)。

ただ、かなりアンビエントな感じを出し過ぎると、原曲の音階もショスタコービチのチェンバロやらバルトークを彷彿させかねないという、とても東欧チックでトランシルバニア風味が過剰に演出されかねないので、あまり尖らせず、kinkyにしないでおきました。

相棒は、テレ朝のアレですね。アコースティックでブルージーな感じにしました。たまに、似たようなアレンジを番組内で聴くこともあるんですが、まあ、そんなアレンジに触発されて、これまたリハーモナイズさせて作りました。

You Know, We Knowで特徴的なのはメタリックなギロのようなサンプリング・サウンドですねが、左近治はこの音はE社サンプルライブラリーを引っ張ってきてパラったものをリング変調、フィルター&空間系処理、もうひとつをFM変調と空間系処理をした後に、物理モデル系音源をレイヤーさせて作りました。「嗚呼、N社の音じゃんコレ」とお思いになるかもしれませんが、実際には違うので予め言っておかないと(笑)。

逆空耳の曲というのは、タモリ倶楽部にある空耳アワーの逆バージョンとでも言いましょうか。すなわち、日本語が英語に聞こえる、と。その英語に聞こえた文章をそのまま英語にしてしまおう!と作ったモノであります。元の日本語はリリース後ご想像にお任せしますので色々考えてみてください。

あとは、昨年リリースできなかったもの達をリリースしていこうかなーと思っていますが、今現在作っていて自己陶酔しているのがHatfield and the Northの「Mumps」です。まあ、他にも往年のYMOファンの方々のために制作中の曲もありますので、随時報告をしていこうかな、と。

We're stuck in traffic now! [リリース発表]

さて、左近治の正月は遠方に出かけることなくのんびり過ごす予定であります。というかこういう連休の時期というのは車も動かしたくなければ交通機関はあんまり利用したくないというのが本音です(笑)。

運転慣れしていない人々が招く自然渋滞。果てはそのような渋滞が日常的ではない(不慣れ)なため、時間の活用がおぼつかなくなりギスギス&イライラを抱えている人が多いこと多いこと。道ひとつの譲り合いで殴り合いが起きるような世の中なのです(笑)。

インターネットのトラフィックですら逼迫の危機に陥りかねない中、雑多なコンテンツに目を向けるとくだらないと一蹴(笑)。

う~ん、くだらないと思ってしまう事象に遭遇してしまう時は概ね、自身の時間の過ごし方こそがくだらなく味気ないものなんですな。ただ、自分可愛さに他に八つ当たりするというのが世の常なのですわ(笑)。

仕事も休めて暇を持て余すあまり、茶の間でついつい家族を部下のように扱ってしまったりしてご奉行ぶりを発揮してしまったり、ヒマなあまりに行き場を無くして右往左往したくはありませんな(笑)。こういうタイプの人はひとりになろうとして無人島に行ってのんびり時間を過ごそうとしても、自身の不健康が招いて、やれ医者が必要だの病院はないのかなどと愚痴をこぼしてしまうのです(笑)。

こういうことが無いよう、くだらないと思うことも没頭できて楽しむゆとりを身に付けたいものでありますな(笑)。左近治にとって着うた制作もそのひとつでしかありません(笑)。

新年を迎えたら、まずは「逆空耳」みたいなものをリリースしたり、某CMジングルや懐かし系の曲をリリースしていくつもりです(悟生楽横町にて)。あなくろ本舗では、CDショップでも在庫にあるかないかという希薄な存在の曲を中心に繰り広げていく予定ですので少々お待ちいただければ、と。

テレビコンテンツ関連で面白そうなネタを見つけたら正月の間にまた語ると思います。

リリース曲について(2006年10月20日) [リリース発表]

10月も下旬となろうというのに非常に暖かいので、暑がり左近治はツライ日々を過ごしております(笑)。ま、湿気が少ないため風呂上りが心地良いのがせめてもの救いですかねー。

ディープインパクトは薬物騒動で、陰謀が働いたのか何なのか?とはいえこんな凄い馬、今後30年は出てこないでしょうから、こういうシーンをリアルタイムに目撃できたことを嬉しく思うワケですな。

さて、今週はあなくろ本舗の方でジェントル・ジャイアントの「Cogs in Cogs」のミクスチャー系サウンドによるリリース!ベースの音は東京事変でもお馴染みのベーシスト「亀田誠治」風の音を心がけたのですが、やっぱりあんな太い音出ませんわな(笑)。以前の記事で左近治の好きなベーシストに亀田誠治の名前をすっかり忘れてしまっておりました。この人忘れちゃいけませんなー。

悟生楽横町の方では無料曲を配信。アブストラクトで、フィルターをガシガシにかませたドラムに単純なシンセベースのリフ。曲のケツの方でちょっとしたエフェクティヴなギミックを織り交ぜたループです。1週間限定なので興味のある方はどーぞ。

今回はこの辺で。

ブラジョンの「Welcome to the Club」はどうしたの? [リリース発表]

はぁ~、左近治完全にミスりましたねこりゃ。リリース日を完全に把握しておらず間違ってアナウンスしていたようです(笑)。たぶん来週には間違いなくリリースされるでしょう。とっくに納品してますし、特に異常のある報告もいただいていないので(笑)。

ブラジョンのリリースを首を長くしてお待ちいただいている方は少数であることを祈りつつ(笑)ご容赦を。

最近は往年のディスコ系のエッセンスを取り込んだアレンジが流行っておりまして、mihimaru GTはさらにスラップ・ベースというか、いかにも「チョッパー・ベース」と呼びたくなるリフを混ぜながらリリースしていたりしますね。Daft Punkは結構そういう、いわゆる「ディスコ」な感じを彷彿とさせてくれる匂いが感じられるので、そういう影響もあるのかなと感じております。4つ打ちのキックによるビートと少々無機的なウワモノだとハウスになるんで抑揚を付けたアレンジとなると行き着くのはディスコ系の感じになるというか。そんな感じでまたリバイバルするんでしょうけど。

90年代の場合は完全に昔のサウンドを使うアナクロ的なミックスが横行したため、まんまディスコ系になったものですが。ジャミロクワイの場合は1st聴いた時はGil Scott & Helonを連想させたものですが、アルバムリリースの度にどんどんエレクトロ・ビートになってしまって私は見向きしなくなっちゃったんですけど(笑)、結局は何かと何かを融合させたミックスに行き着いてしまうのは感慨深いというか何と形容すればいいのやら・・・。そこにラフなロックな感じやダーティーなエレクトロ感をミックスさせてエレクトロ・クラッシュ系や今のディスコ・パンク風に変貌を遂げるのでありますな。

ま、そういうのが現在のシーンなので、左近治もお叱りを受けないようにディスコ系ミックスを取り込んでアレンジしてみようかと。

Gil Scott & Helon
Da Ya Think I’m Sexy? / Rod Stewart
Soul Dracula / Hot Blood

この辺はあらためて作ってリリースしようかなと思っております、ハイ。

まあ、だいたい76~78年頃のあの辺を取り上げて作ってみようかな、と。一応、ブラジョンはその布石によるリリースなのです。

とはいえ肉感溢れるシンセ・サウンドによる80年代某有名曲もベタですが、製作中ですのでお楽しみに(笑)。

ここで言う肉感とは、ZTTやYMOやスクリッティ・ポリッティ、ヒューマン・リーグ、カジャ・グーグー、ハワード・ジョーンズなどのシンセ・サウンドとは全く違う方の「シンセ・サウンド」を意味するのでご注意を(笑)。

ちなみに、左近治にとってGazeboは肉感系です(笑)。Midnight Cocktailも早く仕上げないとなー。多数のご意見だとおそらく「雨音はショパンの調べ」になっちゃうんでしょうが、仮にそれを作ったとしてもI Like Chopinだったら、イントロのMoogの16分シーケンス部分だけでしょうな、ウチだと(笑)。
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