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ナポリタン・メジャーを見渡す [楽理]

 扨て、先のグリーンスリーヴスのアレンジにて私が意図していた重要な部分を解説してみようかと思います。


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同位和音(4) [楽理]

 所謂「分数コード」という物があります。今回は分子のコードの和音外音を分母に持つ標準的な例のみ取り上げますが、おそらく能く遭遇するのは次の通りだと思います。


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同位和音(3) [楽理]

 同位和音から得た同主調が有する「長和音」を共有和音として見做し、そこに上方倍音列に準ずる様に長属9+増11度のドミナント7thコードを充てて4つのメロディック・マイナーを得たのが前回です。


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同位和音(2) [楽理]

 扨て、同位和音から得た先の幹音以外の4つの派生音、それらは先述した様に四度音程累積で表す事ができます。つまり、ハ長調/イ短調という音組織とは異なる音を中心として(それは派生音にある)坐しているのです。
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同位和音 [楽理]

 同位和音とは、根音を共有する長和音と短和音の事を意味する事であり、例えばC△とCm(C durとc moll)が同居する状況の事を指しております。


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変格旋法と上方・下方五度音程 [楽理]

 扨て、前回はブログ本文の締めくくりにて五度上方と下方五度について語っていたものでした。つまるところ主音を基準に半音数を累積すれば半音7つ分上下にセパレートし合う音程となっている訳です。


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和音進行と導音欲求 [楽理]

 扨て今回は今一度和音進行について語ってみようと思います。この和音進行は機能和声体系における所謂「カデンツ」と呼ばれる物を指しております。


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虚栄無き措定:ウッシャークを吟じて [楽理]

 扨て前回は、テレ朝系列金曜ナイトドラマ『天使と悪魔』のBGMに用いられている微分音を語っていたのですが、微分音のクラスター、しかも各音が微小音程となると採譜にはとても難儀する物でして、特に私の部屋廻りの環境音が禍いしている事もあって、今回は音を採譜し切れていないのではないか!? と思える位自身が無いのが正直な所です(笑)。とはいえ耳に附き易い部分音の多くは採譜したという自負はありますので、一応先の件はこの辺で御許しをいただければと思います。環境音がもう少し帯域が異なれば、と悔やむ所です。別に私のヘッポコ耳を環境音が邪魔をしているという言い訳でもありませんので、その辺はご容赦を。


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テレビ朝日系列金曜ナイトドラマ『天使と悪魔』のBGM中の微分音 [楽理]

 扨て今回はTwitterの方でも呟いていた通り、微分音の話題を語る事にします。茲最近ではTBS系列ドラマ『流星ワゴン』のBGMでも用いられていたので記憶に新しいかと思いますが、その当該記事も結構好評をいただいておりまして、アクセス数も際立って高い記事になっております。


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和音とは [楽理]

 抑も和音というものは、3度堆積の形として異なる音高が3音在る状態が原形なのではなく、異なる音高が2音の合成音の状態でも本来は和音なのであります。然し乍ら2音の場合は、3音からの省略形として見做して捉えて来たという歴史があるのです。


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太陽生命CMハンドダンスに学ぶ [ドラム]

 扨て、今回は趣向を少し変えて、リズム面について語ろうかと思います。本当なら属七の多義的解釈に伴う和声方面の話題やらをもっと進めたいのでありますが、まだまだ先は続くので、偶には息抜き程度の話題も必要であろうかと思い、今回は先述の様にリズムの側面を語ろうと思うのです。


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