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ラゾーナバーゲン2014夏CMの微分音 [テレビ関連]

 CMを見ていると、私がついつい目と耳を傾けてしまうのが、ラゾーナ川崎の2014夏シーズンバーゲンのCMなのでありまして、コレがまた細部に亙って実に興味深い点が満載なのでブログで語ることにしたという訳であります。


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序破急を心得よ [テレビ関連]

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 見ているだけでもボーッとしてしまいついつい見入ってしまう幻惑性の高いビジュアル・エフェクトであるFlowFazerは、嘗てトッド・ラングレン率いる連中がMacで動作するスクリーン・セーバとしてリリースされていたモノであり、丁度System7に移行する辺りの時代ですので結構昔のコトなのですが、私も過去のブログ記事でFlowFazerのiOS版が出ないモノかとこぼしていたら、いつの間にかリリースされていたんですね。コレはとても驚きでした。


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テレビCMのチカラ [テレビ関連]

先の震災から早いものでもう2週間以上が経過しました。被災されなかった人でも通勤・通学やら普段の生活に支障を来した方は多いのではないかと思いまして、私の周囲にも普段歩き慣れない人が電車にも乗れずにタクシーもつかまえられず疲弊しきっていた方もおりました。こういう時期ですので言葉を選びつつ語らなくてはいけない左近治ブログなのでありますが、普段から斜に構えたスタンスであるが故に、こういう時期となると一層の配慮が必要となりますのでついつい更新が遅くなってしまうのであります。

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その和音、ホントに実像ですか!? (2) [テレビ関連]

そもそも、三度累積を繰り返せばいずれはどんな和音も属和音を包含してしまうというジレンマに陥る理由として、「平均律」というモノを手にしたからであります。

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キングパワー (3) [テレビ関連]

長三和音を構成する各音の半音下に同様の長三和音を配置する。

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キングパワー (2) [テレビ関連]

そんなCM知らない人の方が今では多いかもしれません。なにせ、私の古い記憶を遡ってみてもおおよそ35年前を想起してしまうワケですから、昭和50年代以降に生まれている人ならそんなCMまず見たコトないかもしれませんし、そんなCM曲聴いたコトないかもしれません。家庭用VTRだってまだ市場に出回っていないのではないでしょうか(笑)。

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キングパワー [テレビ関連]

まあ、前回までに言いたかったコトというのは結局、通常の音世界でのトニック・コードで七声(十三の和声)の13thまでを最高の度数とする三度累積の和音を構築しようとしても、本来示唆すべき調性を向かないのは、倍音列基準と合致しないからというコトなんですね。

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スコラ 音楽の学校 坂本龍一 [テレビ関連]

扨て、今回はTVコンテンツの話題になりますが、私左近治が注目するコンテンツがございまして、それがNHK総合で来る4月3日から放送される「スコラ 音楽の学校」という番組なのであります。

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カラダのキモチ [テレビ関連]

3月15日放送のTBSの「カラダのキモチ」をご覧になられた方はいらっしゃるでしょうか。音楽やる人なら誰もが興味を抱くであろう耳の音の聴こえ方というのをテーマにやっていたのでありますが、これまで左近治が耳について語ってきていたこともありまして、間違ったこと書いてなくてお買ったとホッと一安心でもありますが(笑)、あーゆーのを見て興味抱いて医学的・科学的側面でも知るというのは必要なのではないかと思うんですな。

ただ、いかんせん日曜日午前7時というのは、若い人で、しかも音楽にドップリ浸かっている人だと起きていない可能性も高いのではありますが(笑)、基本的には夜や寒い時期というのは音の聴こえ方はよろしいものの、それを優先するあまりに生活がおざなりになってしまっては健康面においてもよろしくありません(笑)。

特に高血圧など、血圧の変動でも音の聴こえ方は変わりますし、この辺きちんとケアしないとやたらとオーディオ・スペックにはこだわるクセして耳はいつの間にかヘッポコになっちまったぜ!ということを自覚できぬまま音楽を聴くことにもなりかねないので注意が必要ってぇこってす(笑)。

ハーモニクスだって低次の倍音ですら倍音によっては平均律と比較してもズレていることすら知らずにドンピシャで合わせてしまうような、先のブログでも語ったようなことこそが真理とばかりに間違った解釈のままチューニングしていたりとかですね、そーゆー人って結構多いので留意していただければな、と思わんばかりでありますよ、ハイ。

健常であればこそ誰もが知覚する音。楽音のそれだって皆等しく聴いている音なんですな。ピアノの音聴いて「オレにはベードラの音に聴こえる」なんて人はいないでしょうし(笑)、共通する感覚を備えつつ、共通理解の下で音楽というのを語っているワケでありますな。

楽譜なんていうのも音楽においては非常に重要な共通理解でありますが、ところが共通理解のために必要な読譜力を身に付けようとしないまま音楽を志すという人は結構多いものでありまして、「何でソコ吹っ飛ばすかな〜?」といつも疑問に感じてしまう左近治(笑)。

その辺スッ飛ばして理解しているにもかかわらず、やたらと名称や呼称にはこだわる輩が多いという悲しい事実もあったりしまして、その人を思えばこそ悲痛に映るワケでもありますが、場合よっては笑いの対象でもあるのかもしれません(笑)。

耳コピすらまともにできないのに楽理的な蘊蓄においてはやたらとスケールやらコードの名前にこだわってみたりとか(笑)、そーゆーことにこだわる前に音を体得するのが先であるはずなのに、一般的には聞き慣れないような呼称を用いることで、脆弱な自身のポジションを補強しようとするがあまりにそんなコトにこだわって大きく見せようとするのは愚の骨頂なんですな。アタマでっかちにならずに先ずは音を体得しろ、と左近治は言いたいだけなんですけどね(笑)。

音楽でメシ食うことを目指す前に身に付けるべきは、金を持たずともサバイバルで食っていけるような生活力だったりするかもしれません(笑)。どこ放り出されても食っていけるような、ね(笑)。

そのような弊害をも見落とす人たちに共通していることというのは、形骸化しているモノに対して寄生しているだけなので根幹を解っていないと。

オーディオ特性的には非常に偏っている歪んだ音のギターがなぜかカッコイイ、長髪にして粗暴に歌ってみようかとか(笑)、実は音楽とはかけ離れたファッションやそんな人達の容姿や振る舞いに心酔しているだけで、実は音には興味を示していないというリスナーだって大半なのが現実なワケですよね(笑)。

「見てくれ」にこだわるのは音覚えてからでも遅くはないので、音覚えることを優先させてほしいなーと思わんばかりであります(笑)。音楽の世界で語られる「楽音」とは別の言葉というのももっと後でイイんですけどね(笑)。

Show Tits! [テレビ関連]

扨て、2009年2月20日金曜日には、BS-Hiで我らがジェフ・ベックのライヴ放送がありますね。クラプトンがゲストでDVD発売予定のあるモノですが。

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一寸前ならベースはランディ・ホープ・テイラーだったのでありますが、今はすっかりサドウスキーのJBモドキを操る「ビーチク」少女のタル・ウィルケンフェルドに取って代われたようであります(笑)。

それで今回のタイトルは「Show Tits!」だったワケですな(笑)。

まあ、ジェフ・ベックなど名前はもちろん、音も顔も知らないようなその辺のエロ親父にも是非とも見ていただきたいTVコンテンツであります(笑)。

タル・ウィルケンフェルドのベースというと、結構音価を長目に取る非常に私の好きなタイプのベースでありまして、決して胸元に目ェ奪われているワケではありません(笑)。

PIE-ZOを弾かせたくなるほどの小さな手。日本のタレントに無理矢理形容するとしたらベッキーがはなわのジャズベ取り上げてブイブイ指弾きで弾いてるような(ポジション高いです)、それくらいベースがデカく見える人であります。

その彼女の運指に、とてもストレッチなど見かけることはないと思うんですが、そのデメリットやらをスムーズなポジション移動で補っているのか、ポジション移動に伴う音のキープという所に注力するので、非常に流麗な音運びなんですなぁ。ついつい惰性で弾いてしまって音を切ったりしてフレージングの色気として誤摩化すタイプのベーシストとは大違いです。ジャコは概ねペンタトニックのフレージングがリフでは多いものの、運指はストレッチだったりします、余談ですが。

もし彼女が指が太くて、特に中指のピッキング具合で自然なサチュレーションを得るようなタッチをする人だとリーランド・スクラーっぽい音になるんではないかなと思って聴いております。スクラー御大の場合はフレットの僅かなビビり音を効果的に活かしながらアンプのサチュレーションを得るキモを知っているタイプの人で、「チョイ歪み」感を歪みと感じさせない音の操り方が巧みな方でして、そういう出音部分はさることながら音価が似ているなぁと思ったワケです。

左近治の個人的な制作裏舞台というと、実はザ・セクションの某曲を制作し終えた所だったのでついでに語っている感も否めませんが(笑)、週末は見逃さないで欲しいな♪、と。

タル・ウィルケンフェルドは豪州の人なんで、私としてはついついオージーとなるとAC/DCやゴングのデヴィッド・アレンとかフランク・ギャンバレとかカイリー・ミノーグ(笑)がついつい浮かんでしまうワケですが、このライヴを見る私の意気込み加減とやらはまさにアンガス・ヤングのようにポゴってTVに向かうようなモンでしょうな。セイバンのCMをヘヴィ・ロック風にアレンジしてアンガス・ヤングのように半ズボンでポゴってギター弾く、とまあ気合十分なワケであります。

BTW、ジェフ・ベックと言えばギターよりも車大好き♪という人であるのは有名なハナシでありますが、セイモア・ダンカン氏とギターを交換してるポスターなど見覚えのある方がいらっしゃるとは思いますが、やはり音楽面のジェフ・ベックとなると、そのフレージングもさることながら、どんなギターでも自分の音を出してしまうという強烈な個性と楽器本来のツボを得た音を見抜けるタイプの人だと思います。

ジェフ・ベックは、私が思うにどちらかというとストラトキャスターな人なんですが、ジェフ・ベックの名盤のひとつである「ブロウ・バイ・ブロウ」というのは、実はレスポールを弾いてたりするんですな。というよりもBB&A時代もレスポールですけどね。

そんなアルバム・ジャケにもなっているギター、レスポールの1954 Oxbloodとして発売されたのは記憶に新しいところ。

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普通のレスポール・スタンダードと違う所は一目瞭然。ストップ・テイルピースのみのサドルなんですな。レスポールJr系と言えばいいでしょうか。チューンOマチック無しってこってすな。

弦も逆通しとなるんで若干テンションが弱くなり、それゆえ太目のゲージを張れる、と。.011〜のゲージとか張りたいモンですな。とてもじゃないですが、アーニー・ボールの「青」のヤツなんて張った日にゃあ未来永劫末裔からバカにされるかもしれません(笑)。

ブロウ・バイ・ブロウから学んだコトは実に多い左近治。楽理的には裏コードなんてぇのは知ってはいたものの、実際にこのアプローチをどう使ってフレーズに活かせばイイか!?という判りやすい題材というものを、当時はまだ左近治はそんな判りやすいフレーズのレコードは持っておりませんでした。そこで出会ったのがブロウ・バイ・ブロウの「Air Blower」でのマックス・ミドルトンのローズのソロだったんですな。E一発からひとりb9thぶつけてF△7(-5)をぶつけるようなアプローチから入ってBbのペンタトニックに行きますよね。

あのアプローチを覚えた事で「裏」への世界観が一気に開けたような気がしたモンですわ。ベースの私がソロ取って裏に行くなんてシチュエーションはそうそう無いんですけどね(笑)。ただ、ジャズのウォーキングなら絶対必要なアプローチとしては知ってはいたものの、そういうウォーキングのフレーズではない音やアプローチの実態を欲していたんですな。

まあ、もっとも後に元々持っていたレコードの中に多くの裏のアプローチを聞き逃していたコトにも後に気付くコトになる左近治でしたが(笑)、あまりに判りやすい先のアプローチはホントに参考になったモンでさぁ。

レスポール使っている人で私の好きなギタリストは他にはマイルス・デイヴィスにも参加していた(=「The Man with the Horn」)バリー・フィナティーですな。LPカスタムですけどね。サムラ(=Samla Mammas Manna)で有名なCoste Apetreaは、使用ギターについては知らないんですが、「ギターの嗚咽感」がバリー・フィナティーに似た所があるので、ご存知ない方は是非ともiTunes StoreにもあるんでSamla Mammas MannaやDe Gladas Kapellをお聴きになっていただければ、と思います。

バリー・フィナティーと言えばソロ・アルバム「2B Named Later」で弾いているダリル・ジョーンズのサドウスキーのJBモドキの音が聴けるワケですが、こちらのダリル・ジョーンズはアルバム通して棒弾きで延髄にケリ入れたくなるほどではあるんですが、ちょっとペキペキ感の強い当時のサドウスキーとタル・ウィルケンフェルドのサドウスキーの音は全く違いますので、その辺りも注意して確認していただければ、と思うんですな。

あの「ペキペキ」音、サドウスキーはやめたんでしょうかね?NYモデルのシリアル1800番台くらいから音のキャラクターを変えてきたような気がするんですが、シャーラー・ブリッジ時代があの音を出すのかな?最近は勘ぐっている左近治です。キャラが若干変わった辺りくらいからローポジのネックも厚めになってきたのが多いです(個体差激しいですけどね、サドウスキーは)。

ちなみにウォルター・ベッカーの使用するサドウスキーもシャーラー・ブリッジではないようですからゴリ感強く出るのかな、と(HPで確認できるレッド・サンバーストのサドウスキーは写真で見る限りはシャーラー・ブリッジっぽいですが、たぶんこのレッド・バーストのサドウスキーは「11の心象」で使っていたのではないかと推測します)。先のアルバム「サーカス・マネー」収録の「Darkling Down」の音なんてベーシスト必聴モンの音出してますよね(←個人的にアルバム中一番好きなベースの音)。

とまあ、タル・ウィルケンフェルドやジェフ・ベックやらサドウスキーなど色んな「楽器的側面」の話題で今回は攻めてみた左近治。タイトルがアレなんで(笑)、ちょっとこの位引っ張らないと示しが付かないだろうと思いまして(笑)。

絶対音感♪ [テレビ関連]

世の中には素晴らしい音感を備えている人がいるもので、音名当てる程度や幾つかの部分音抽出程度じゃあ、そんな方々の前じゃあコッ恥ずかしくなるくらいスゴイ能力の人がいるわけですね。音感の良し悪しってぇのもピンキリだってぇこってすな。

左近治のヘッポコ耳など偉そうなコト言えるものではありませんが、とりあえずは五体満足であれば能力を研ぎ澄ますことが可能であったであろう時に音楽や調律やらを日常生活において軽視されていた場合は、その能力は研ぎ澄まされるどころか、器楽的な意味での音感は失せてしまうのがごく普通の方々なのではないでしょうか。

ただ、サビついたその音感とやらも言語や声などの認識の能力となるとまた変わってくると思いますし、特に日本人の場合は言語習得および文字を覚えることで、音を文字に置換してしまう作業を覚えるようになると、ここから慌てて音感鍛えようとしても相当難しいのではないかと思っています。

また、音感が音の周波数の精度そのものに大体話題が行ってしまうようですが、音感が鋭い人ほど符割の細かい速いパッセージやらの聞き取りやらにも能力を発揮しますし、そういう方面の精度も語られるべきだと思います。

私の手元にも幾つか絶対音感について述べている文献がありますが、興味深いことは、それが遺伝したり、健常者だけではなく盲目の人の出現頻度の高さなど、そういう事実を述べている研究があったりと、実に奥が深かったりします(10年くらい前にベストセラーになった某書とは違いますよ)。


本日、NHK総合午後11時から「解体新ショー」にて絶対音感について放送されるようですから、興味のある方はご覧になるなり録画の用意をしてみてはいかがでしょうか。

NHKが絶対音感について語ることについて興味深いのであるので、「ウワーすげー」などで集約されるような類のものでもないでしょうから(笑)、後々賞賛するなりミソ付けるなり、一見の価値はあると思います。

ネットでひとたびググっても、絶対音感というキーワードはやたらとネットユーザーの琴線に触れる言葉なのか、その興味深さが伺い知れるってぇモンです。

左近治の場合、新たな絶対音感の検証や研究の類が無ければ勿論答は判っているんですが、絶対音感の良し悪しのみならず、曲解を無くして絶対音感について知ることができる放送であってほしいと思っております(笑)。

それにしても、食い付き良さそうなネタですなNHKさん。スレたバスでも入れ食いになるようなエサかもしれません(笑)。

U-23五輪組 豪州戦 [テレビ関連]

平山を中心と据えないサッカーでここまでサッカーって変わるモノなのだなあと痛感しました。なにせ1〜2年くらい前を振り返ればボール回しはチンタラ、DFラインから最前線までは間延び。当時は「このサッカーを見てオシムは嘆いているだろうな」とも思っていたものですが、変われば変わるものですな。

李選手は間違いなくフランサのイイ所を吸収しまくっているようです。昨日の1点目のポストに入る際のフェイクの動作(スルーしたアレですね)。

「ボールが動く同方向との縦の関係」
「縦の関係を作った左右で別の方向への動きだし」

豪州は縦の関係封じは正直弱いですな。この辺りはストイコビッチ(監督としての)やら日本のA代表がかなり上手だろうなと思いましたが、それにしても豪州がキック&ラッシュタイプのサッカーに変化しているような所が驚きでした。10年くらい前なら考えも及ばなかったですし、10年くらい前の日本だと逆にこの手のサッカーをしてくるのに手をこまねく印象があったものですが、変われば変わるもんですね。やはりトゥーロンの経験が相当プラスに働いているんでしょうな。

日本の中盤がワイドなのは、これはもうオランダ対策なのは明白ですね。あちらのカウンター(実際にはカウンターの局面じゃなくてもクロスカウンターのように突いてくる)はとにかくワイドに開いて敵の守備陣を散らせますからね。逆にここをしのげれば日本は意外と明るいのではないかと思っております。

10年前を振り返る [テレビ関連]

昨夜は「お試しかっ!」を観てから就寝しようと思っていたのでありますが、ひょんなことでNHKで椎名林檎が出るということに気付いて椎名林檎を観ることに。日付的には昨夜ではないんですけどね。余談ですが、この時間帯に戻ってきてほしい「くりぃむナントカ」(笑)。

椎名林檎を観ていて、「そうか、彼女はもう10周年なんだ」とあらためて気付いた左近治。「若いのにもう10周年か〜」と感慨深く年月を感じたものであります。

10年前なんて日本の初W杯出場で沸きに沸いていて、アルゼンチン戦の直前なんか街から車が消えましたからね〜、ホントに。あの辺りの時期を思い起こすと、確かに日本の音楽産業破竹の勢いだったように思います。J-POPシーンすら疎い私でも色んなJ-POPの曲を耳にしたような。

モー娘。も居たでしょうし、SPEEDだって当時はまだ健在だったような記憶が。記憶は曖昧ですが、確か浜崎あゆみのデビューと椎名林檎のデビュー時は殆ど変わらないかもしれません。いずれにしてもJ-POPが隆盛を極めていた時期であるのは間違いありません。ウィル・リーとオマー・ハキム聴きたさにSMAPのCD買ったのも確か10年くらい前だったような気がします。あの、Nite Flyteの「You Are」に似てるアレですね。宇多田ヒカルがデビューしたのはその数ヶ月先くらいではなかったでしょうかね、確か。カラオケでも私がGLAY唄ってたことに驚きを禁じ得ません。

まあ、そんな左近治。当時くらいなら少々J-POPについて語れます(笑)。私がそうなんだから一般的には知ってて当たり前!くらいのコトなんだろうなーと思うんですけどね。

普段はどんな音楽聴いても「歌詞は全く耳に入ってこない。メロディこそ全て!」みたいに語っているワケですが、私が椎名林檎を好むのは、彼女の歌詞は「入ってくるから」だと思います。ついつい歌詞方面にも注力されてしまう。メロディの音程差や言葉選びなどにもそういう感性が備わっているのでしょうし、流行語を挟まないから普遍的になれるのだとも思うんですな。且つ、バンド・アンサンブルを彼女自身が好むのか、各パートのリフが攻撃的に目立ってこようともそれを許容しながらも存在感をアピールできるボーカルと言いますか。そんなバランスも絶妙だから聞き入ってしまうんでしょう。

10年前のDAW環境というと、スタインバーグ社がVSTをリリースしてシンセやエフェクトのソフト化が進み始め定着してきた頃。ネット接続だってテレホーダイで56kbpsが主流の頃。今では隔世の感がありますね。ケータイが浸透し始めてきたのもこの辺りではないでしょうか。

音楽産業はそれこそ今では衰退しているのは国内に限ったことではないとは思いますが、産業レベルで語るのは別として、例えば楽器レベルでのシンセサイザーを見てみると、ハードからソフトに移行しつつも、発音原理やらの部分で大きく変わったということはないと思うんですね。もちろん処理速度が向上したおかげで物理モデリングやコンボリューション、グラニュラーなどが進化しましたが、出音でどれだけの変容度があったかというと、それほどではないと思うんですね。

それよりも、デジタル・レコーディングにおいての音の解像度が格段に向上したのは、この辺りを境に変わってきたのではないでしょうか。当時どれくらいのビット深度やサンプルレート周波数を用いてDAW環境に携わっていたかを比較すると、あらためてその変化の大きさが判ると思います。

MDのピークも10年前から2000年初頭辺りではないでしょうか。CD-Rにコピーするというのが広く普及し始めたのもこの辺り。

CDの違法コピーも何かと物議を醸し出しましたが、著作を管理する団体がそのような行為を「カジュアル・コピー」だのと形容してしまうのは良くないことだと思うんですな。「カジュアル」という言葉で消費者をソフトな言い回しで煽らない配慮は判るんですが、違法なことを「カジュアル化」させた言葉でヤンワリ表現しちゃイカンと思うんですな。

「プチ銀行強盗」だの「カジュアル強盗」など、そんなの通用しないワケで。銀行窓口で1円玉1枚盗んだって強盗には変わりなく、たかだか数万円欲しさで命落とす犯罪だってあるわけですから、人名に直接は無関係にしても、違法行為を「カジュアル」と形容しては、啓蒙活動に相反する言葉だと思うんですな。違法コピーの元となるのはCDショップからの盗品ではなく、レンタルCDが主立ったり、知人の所有物だったりするのが大半だったワケですからね。

コピー機だって高性能化して、CD盤にレーベル印刷したり、下手すりゃブックレットだって印刷して複製するユーザだって存在するでしょう。

いくらコピー機が高性能化しようとも、その能力が紙幣の印刷レベルを凌駕することはなく、紙幣の印刷技術というのは常に最先端邁進していないといけないわけですな。

音楽を制作する上でのハードウェアはもちろんピンキリあるんですが、紙幣の印刷と同様に考えると、一般的なレベルでの高性能と制作現場の高性能の差は縮まっているのは確かでありましょう。とはいえCDがSACDに置き換わるわけでもない。DVD-Audioに置き換わるわけでもない。CD-DAに落とし込む音がより向上して、ある程度駆使すれば、それこそ「カジュアルな」DAW環境でもソコソコのクオリティを保つことが可能になっている現在。インディ・レーベルと契約して配信しているアーティストの多くなど、カジュアルな環境とほぼ変わらないもので制作していることも珍しくありません。

かといって円盤メディアをさらに高い性能のメディアに置換した所で、それにて録音するソフトがガラリと魅力溢れるものに変わるのかというと実際はそうではないでしょう(笑)。ある意味でここを容認しないと、結局はまた消費者に足下逃げられてしまうと思うんですな。CDよりかはクオリティが低いはずの配信ものでも十分満足する層がいるということは、その配信ものからいくら「カジュアル」コピーされようがCDレベルを凌駕することができないわけですから、CDコピーされるよりかはよっぽどイイのではないかと思うんですが、彼らの本音は原盤のクオリティうんぬんではなく、結局はクオリティの善し悪しではなく円盤メディアが売れないことにはCDの小売業界からの突き上げもあるし、製造業界からの突き上げもある。そっちに大きく配慮していることが消費者に見透かされているわけであります。

iTunes Storeで最初は200円で売る、当初は150円が多かったのにそれでも売れてくれるものだから200円が標準化しているようなもの。円盤売りたさに時間差攻撃やら、あげくの果てには減価償却するまで続けるのか、未だにiTunesに参入しない所もあったりなど(笑)。

どっちも売れてほしいんなら、それぞれ尺変えたり別バージョン売ればイイだろ、と。どうせボーカルトラックはコピー&ペーストで済むんだから(笑)。

まあ、CD産業が底が見えたと言っても、来年の今頃また前年度割れしないようになるのかは怪しい。「レーベルに会員登録したら配信してやるから!」ビジネスも増えてきてますし(笑)、これじゃ街のカラオケ自慢の演歌フリークに「金用意すればレコード出してやるよ!」ビジネスと何ら変わりないものになっちまってるんですな。

いやはや、悲しいもんですなこりゃ(笑)。

Bravo! ゴンゾウ [テレビ関連]

先週から始まったドラマ「ゴンゾウ」。

人間模様とサスペンスが巧みに演出されたドラマ。本日弟2話での内野聖陽、本仮屋ユイカと大塚寧々の3人でベッドを囲んでいる時の静寂シーンは絶妙でした。

雰囲気が過去にNHKのスペシャルドラマで放映された「クライマーズ・ハイ」のようなタッチにも投影しているのでありますが、近年稀にみる素晴らしいドラマだと思いますな。音楽どうこう抜きにして観たいドラマで、毎週水曜日が楽しみになりました。

相棒は推理系、こちらはヒューマン・サスペンス。ゴンゾウ、大化けしてほしいと切に願うところです(笑)。

先日マージャンやっていた時には、イイ歳した中高年ですら話題になる新垣結衣。幅広い世代に支持されているんだなーと痛感するわけですが、私自身は滝沢沙織や佐藤江梨子で盛り上がって、役満テンパっても和了れねえというヘッポコな姿を露呈するわけですが(笑)、そのツキのなさに女性の話題に花咲かせようとも格好つくわけがありません(笑)。ただ、新垣結衣の出演するNTT東日本のCMの雰囲気は紺野美沙子の雰囲気をダブらせてしまう左近治。学生時代は好きでした、紺野美沙子。

とまあ、最近注目のドラマやらに絡めてみたんですが、ゴンゾウの音楽担当はこれまた「相棒」と同様、池頼広。「チョット似すぎじゃないか!?」と思ったものの、ドラマがあまりにイイんで、水曜日は目が離せません。

こんなコト書いているのは、とりあえずガス抜き用でして、ココんところウォルター・ベッカー関連の記事乱発しているんで、敢えて書いているんですな。

ベッカーの各曲解説の方は、実はとっくに書き終えていまして、一挙にアップするのもアレかと思って小出しにして自動的に公表されるように設定しているというワケです(笑)。

ベッカーの核心に触れるには一挙に公開するのでは余りに勿体ないですし、ボーナストラック付きのCDだってもうすぐ届くはず(国内のiTunes Storeでも買えるようになってますけどね)。今月発売予定のサンレコもベッカーのインタビューが掲載だぜ!

となりゃあ、それらの発売に合わせてみようじゃあありませんか!と奮い立ってこうしてブログ書いている間にテレビを観る、と。

それにしてもテレ朝さん、くりぃむナントカ、深夜に戻してもらいたいんですが(笑)。録画してはいるものの、やはりあの時間帯で観たいんですなあ(笑)。
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