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空間系エフェクトを用いる時のちょっと一工夫 [DAW]

 今やMacではGaragebandが標準装備されている為より多くの人が音楽制作に臨める環境にあるのですが、何よりGaragebandの上位に位置付けられるLogic Pro Xというソフトの普及度の高さも群を抜いているのであり、GaragebandのみならずLogic Pro Xを用いている方も多いのですが、いかんせんエフェクト接続やらセッティングとなると音楽の実経験がモノを道うので、こうした経験に乏しいと途端に音を悪くしてしまいがちです。

 今回はYouTubeの方で、デチューン系統となる空間系エフェクトの接続・設定例の動画をアップしたので、そちらの動画の解説記事として語る事になるので、動画と平行してお読み下さい。





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四度(よど)の響き─Softly / Weldon Irvine [楽理]

 どういう訳か、日本国内では「アーヴィン」やら「アーヴィーン」やらと発音されてしまう「ウェルドン・アーヴァイン」。カリフォルニアにも Irvine という土地がありまして、フツーに「アーヴァイン」と呼ばれるのでありますが、まあ日本国内には能くある担当者の謬見が禍してネーミングされてしまう事など音楽業界では珍しくない物で今更やいのやいの言いたくは無いのでありますが、私のブログに於ては Weldon Irvine を「ウェルドン・アーヴァイン」と呼びますのであらためてご理解いただければ幸いでございます。

 今回はYouTubeでウェルドン・アーヴァインのソロ・アルバム『Spirit Man』収録の「Softly (Pt.1)」の譜例動画をアップした事もあり楽曲解説も併せて語っておこうと企図した物でありまして、2016年にはYouTubeの方でコード進行のみを載せた動画をアップしていた事もあったものです。

Spirit-Man.jpg





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近年の5連符&7連符 [楽理]

 今回は趣向を変えて、タイトル通り近年ではかなり方法論としてポピュラーになりつつある5連符と7連符のリズム活用例について語ろうかと思います。以前にも細野晴臣のソロ・アルバム『泰安洋行』収録の「蝶々San」での林立夫に依るずんぐりとした5連符のリズムをはじめとし乍ら幾つかの記事にて取り上げた事もありましたが、今回は新たなる側面から照らし合わせて語る事に。


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40年が経過し、今あらためて思うKYLYNの「Sonic Boom」 [楽理]

 坂本龍一プロデュースに依る渡辺香津美のアルバム『KYLYN』が発売されたのは1979年6月25日の事。私が最初に入手したのは長兄に録音してもらったカセット・テープを長らく愛聴していた物でしたが、このカセット・テープは長兄が目敏く入手した初代ウォークマンの為に録音したカセット・テープを譲り受けた物でした。というのも、TDKのMAに録音された『KYLYN』でしたが、ウォークマンはメタルテープに対応していなかった為、偶々私がそれを譲り受ける事が出来たという代物だったのでありました。

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