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今宵もスティックとバロローム♪ [ネタバレ]

チャップマン・スティックを爪弾いている時というのは左近治の至福の時を味わっているということでありんす。このスティックの独特の音を加工してトニー・レヴィンになりきっているのでありますな(笑)。

スティックの独特な音をさらにエグく演出したり、例えばマーカス・ミラー系のスラップでも似たことが言えるんですが、私に必要なのはフィルター・バンクなんですね。

moogerfoogerでも似たことが言えるんですが、狭い周波数帯域を増減可能なものは概ねオーバーシュートの特性があったりします。私がSSL4036Gを初めていじった時、ゲートの可変量とこのEQの特性が何よりも欲しかったひとつだったのであります。

オーバーシュートの特性を持ったEQカーブで音作りをすることが左近治にとっては非常に重要なんですよ、コレが。特に際立った演出をしたい時。

オーバーシュートのカーブに酔いしれてスティックやベースを弾いて酔いしれる。どんなに静かに、且つ繊細に弾いていても、心の中はKORNのFieldyやKissのジーン・シモンズ的な魂で人馬一体、まさにふたりがひとりバロローム状態なワケでありますな。

バレンタインも近いことですし、気に入った相手とバロロームしちゃうのもオツな時期でありますが、そもそもバロロームとは何ぞや!?と。

さいとうたかを氏原作の実写アニメ「超人バロム1」のことですな。

少年2人が互いに腕を絡ませるとバロム1に変身しちゃうってぇヤツです。私の場合、バロロームという表現は体のカラミのこと表現しちゃっておりますが(笑)。

今になってなにゆえ実写アニメの話題なのかと言いますと、左近治とてここ最近までその手の情報などすっかり忘却の彼方だったんですな。バロム1はリアルタイムで観ておりましたが小生、数えで4歳、まだ生後48ヶ月に満たない頃。そんな時代であっても、オープニングの曲は擬態語炸裂の、脳幹をフルに刺激してくれるというか、本能に呼応するようなその曲に、当時の左近治はすっかり虜になっていたというワケなんですよ。

まあ、そうしてシルバー仮面やらロボット刑事K(KクリのKにひっかけてブログタイトルにしております)、キカイダーやら電人ザボーガーくらいまでは左近治はその手の実写アニメに心打ちひしがれていたんですよ。

ところがゴレンジャーが始まるくらいにはその手の胡散臭さに気付いてしまい(笑)、胡散臭さを楽しめなくなってきたんですな。いつしか。気が付けば左近治は楽器の習得ためにテレビもロクに観ない長い時代が続いたというワケでありまして、落ち着いてテレビを観るようになったのはもはや結婚してからなんですな。

暮れ辺りに、録画で録り溜めする時間帯を間違って設定してしまいたまたま録画された番組があったんですよ。それが「ダイバスター」(笑)。

はあぁ…。こんなくだらないアホな面白い番組があったのか、と感服(笑)。

音楽も番組もとにかくB級、いやC級を巧みに緻密に計算して作っている(笑)。計算しなくても「手なり」で出来てしまうことに時間を割いているだけのようにも見えますが(笑)、そうではないのだと言っておきましょう。

この番組の曲を聴いて、左近治の深い闇に葬り去られた記憶が突如蘇ってしまったというワケなのですな。

酒で「御屠蘇」というのがありますな。「おとそ」。先日、「おとそ」の字を初めて知った左近治でしたが、殺すという意味と蘇るという次を用いているところに深みを知るワケなんですよ。実際の意味は検索してみたら月桂冠のホームページに載っていましたが(笑)。

その「屠蘇」の文字の意味と、左近治にとってのダイバスターとの邂逅。まさに今、左近治はそれによって眠っていた感覚が覚醒されたような気分にあるのですな(笑)。

で、スティック弾いていたらダイバスターのオープニングが頭から離れない日々が続いていたので、この際作っちゃいましたよ、と(笑)。ダイバスターというとことんB級路線を踏襲して、マニアックな部分も受け継ぎ、スティックを用いて制作したというワケです(笑)。

大袈裟なこと言ってますが、実際の制作時間は1時間にも満たないんですけどね(笑)。

ともあれ、こういう感性を蘇らせてくれたダイバスターにはリスペクトしなければならないのでありまして、人間、一体どんなモノに触発されるのか得てして興味深さをあらためて実感したのでありますよ。

バロム1作るとしてもあの擬態語どうすればいいのやら…(笑)。