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アラブ・中東地域に於ける微分音 [楽理]

 先日私は、ネット上にて大変興味深い記事を見付けました。それは、新聞媒体のみならずファッション界にも広く影響を与える事でも知られるフィガロのネット記事であり、コトリンゴさんがインタヴュアーとなってティグラン・ハマシアンにインタヴューをしているという記事なのですが、遉ティグラン・ハマシアン。基礎となる音楽的土壌に於て普遍的に微分音社会に馴らされている為か、微分音の話題がごく普通に現われて来ます。

 専門家でも尻込みしてしまいそうな音楽的側面をごく普通にファッション的なカジュアルな話題として取り上げられているという事も瞠目に価するのでありますが、単なる好事家目線で語られている訳ではありません。

 それは、ある程度の器楽的素養を持たれる方でも理解に難儀するインタヴューであろうと推察するのでありまして、私が今回取り上げる話題は、中東地域に於ける微分音の実際をざっくりと語り乍らティグラン・ハマシアンが語ろうとしていた意味を判り易く説明しようと企図する物であります。

ティグラン・ハマシアンにコトリンゴが聞く、アルメニアと彼の音楽の魅力

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