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1985年5月のコト [回想日記]

過去にも語ったことがありましたが、今から四半世紀も前、それは25年前のことですが、この年の5月に私は人生初となる据置型CDプレーヤーをバイトして手に入れることになった年となるワケなんですが、一番初めに買ったCDソフトって確か当時はグローヴァー・ワシントンJrの「ワインライト」やら3枚くらい買ったと思います。



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2度目のCDの買い物でYENレーベルの卒業アルバムとか(笑)、渡辺香津美の「桜花爛漫」やら3枚ほど買ったのではないかと思います。

一回の買い物でCD3枚というのは、当時は今よりもCDは割高だったんで、3枚という値段はちょうど1万円前後になるんですよ(笑)。当時の1985年の5月というのは据置型CDプレーヤーが5万円を切った時(49800円)だったんで、私はそれを手にするためにバイトの時給を逆算したりして精を出した時がありました(笑)。100時間働いても目標の額に達するコトのできない時給って、当時はどんだけ安いねん!?なんて思われるかもしれませんが(笑)、時給470円で始めたバイト。500円超えればイイ方でした(笑)。当時の5万円という額は平均的な時給換算で当時は120時間くらいに相当する額でしたでしょうか。

現在では平均的な時給が850~900円辺りでしょうから、当時のほぼ倍と思ってもイイのかもしれません(笑)。ある意味では現在の平均的な時給に換算して120時間分くらいに相当する額が当時の価値みたいにも感じ取ることができるかもしれませんが、当時の5万円って結構価値があったように感じます。その時代のDX7ですから、今だと50万円ほどのものを手に入れようとするモノに近いかもしれませんな。


で、冒頭に触れた私の人生初のCDプレーヤー入手期に購入したCDというのは、今現在所有し続ける最古のCDソフト達となるワケでありまして、都市伝説では、CD記録面の経年劣化によって音が拾えなくエラーが出てくる(理論上はそうあってもおかしくはない)なんて言われていますが、現在でも問題なく再生できておりましてホッと胸を撫で下ろしている左近治であります(笑)。


というのも、CDプレーヤーというものがまだまだ普及していない黎明期の頃の音楽ソフトというのは、当時の流行的なものも影響しているのでありますが、アーティストによっては畑違いなほどの音の変化が反映されている時代なので、場合によってはリリースそのものが避けられてしまっているモノも意外に多く存在するものもあったり、音質のクオリティやら販売数をそれほど見込めなさそうなモノというものは、特にこの辺の年代というのは一旦避けられるとそうそう陽の目を見ないモノが多いのもあるんで、先の左近治の購入した当時の渡辺香津美の「桜花爛漫」というCDも、それを無くしたら再発の望みはまずないだろうと思われるCDでありまして、経年劣化によって再生されなくなるような事態は避けたい左近治であります(笑)。


それこそ四半世紀経過している今だからこそ、古いCDソフトの品質というものは気になるモノでありまして、個人的にはCDの管理やら、ココん所結構気にしていたコトだったんですな。


当時の渡辺香津美は毎週日曜日にFM東京でパーソナリティーを務める番組を持っていたんですが、その番組内で氏がリスナーと日進月歩風に曲を作っていくというような試みがあってですね、それで出来た曲というのが「Good Vibration」という曲なのでありまして、スタジオ盤というのは未リリースでありまして原盤はおそらくFM東京が有しているのでしょうが、この曲はライヴ盤として一般的には「桜花爛漫」収録として聴くコトが出来るワケですね。


で、この曲の一連のメインな部分というのはE一発系でイケるようなテーマであるものの、要所要所のブリッジには結構和声的なギミックがありまして、どこまでも転調していけるようなワザとかですね、Fだと思ったらいつの間にかEに解決しちゃったとか、フツーに聴いてしまうとダマされてしまうかのような、ある意味「無学なカンジ」すら備えている曲調で、実は結構奥深い情緒がありましてですね、久方ぶりにこの曲題材に制作してみるかと奮い立っている左近治なのであります。


まあ特徴的なブリッジ部、7/8拍子×3小節+4拍子×1小節を2回繰り返す、ちょっとジャズロック的なあのブリッジを巧く活用しながら進めているワケですが、いかんせん2010年はもう終わりなので、リリースは年明け間違い無しという所ですので、もしもリリースにこぎつけたら、その時は楽理面でも曲の解説を交えて行いたいと画策している左近治であります。


まあ、そろそろ2010年リリースCD達の私的ランキングみたいなのも企ててイイ頃ですしね(笑)。