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とりあえずハイパーな音選び [楽理]

一旦音にしないとなかなか理解してもらえないこともありますんで、今回はサンプルを用意して聴いていただこうかな、と(笑)。まあ、簡潔に言えば「アウトな音」を使っているのでありますが、ソコにはちょっとした特徴があるんですな。それは次の通り。



●マイナー・コード上におけるMajor 3rd音
●チェレプニン9トーン・スケールの実例
●メジャー7thコード上におけるb9th、ナチュラル9th、#9th、b13th、#13th(=増六度)音


とまあ、こーゆー使い方をもっと判りやすく詰め込んだ、みたいなのが今回のサンプルなんですわ。楽器初心者が聴いても判りやすくしておりますので、誰もが耳コピできると思いますので音探ってみてください♪


今回のサンプルのモチーフに使っている曲自体は、トニック・マイナーとIIb△7の2コード循環、というよくあるカタチの一部分だと思ってもらえれば良いでしょう。2小節ごとにコード・チェンジ、と。


最初の2小節のマイナー・コード上ではメロディック・マイナーっぽいそぶりを見せつつ、チェレプニンをスケール・ライクに使用しております。一応チェレプニンの情緒を得ようとして配慮はしているものの、フレージングを蔑ろにすると、クロマチックの部分省略みたいな音並びにもなりかねないので注意が必要です。

で、チェレプニン9トーン・スケールというのは、長三度上下でも全く同じ音並びになるのが特徴ですね。ココではFマイナー・コード上においてあたかもFチェレプニンに置き換えているように見えますが、それだとアウト。左近治は「Dbチェレプニン」を見ているのであります。なんでその世界を見る必要があるのかというと、ミラー・モードに即移行できるための準備でもありまして(笑)、チェレプニンから戻る時も次のコードの直前でやっぱりM3rd音を使うというアプローチにどういう意図があっての導入かというのを探ってもらえればよいかな、と。Fチェレプニンとして見立てるのも構いませんが、戻る時大変ですので、違う世界の方を想起しておいた方がイイですよ、という意味なんで、コレ重要です。


次のメジャー7thコード上ではb9th、#9th、b13th、#13thを使うわ、一体アタマん中はどんなモードを想起しているのか!?というのは過去にも散々述べてきたので、当時の楽理関連テーマの記事をお読みになっていただければな、と思います。


ちなみにこのフレーズに用いているローズはあくまでも単音ソロですので、その辺はご容赦を(笑)。



で、重要なコトはですね、一律「マイナー・コードでM3rdの音使っても大丈夫なんだ♪」と解釈してもらっちゃ困ります(笑)。ソレどころか「もう、何の音使ってもイイんでしょ♪」みたいなね(笑)。この程度の理解に収まるようなら使わない方が断然良いです(笑)。どーゆー意図があってその音を使ったのか!?というコトと、使ったら使ったできちんとそっちの世界の流儀を身に付けないとダメなのであります。

クレーム処理で必要なのはマニュアルじゃなくて、目先の相手に対する真心ですからね(笑)。事荒立てないためにも、きちんとそっち方面のコトを整理しないと破綻しちゃうよ、とまあ、こんなようなモンに等しいワケですよ(笑)。

楽理すら全く身に付いておらず、モード奏法もままならない人達ならトンデモない音を弾いてくれる可能性は高いと思いますが、それが一端のジャズ・ミュージシャンと同じ音なのかというと、まるで違う可能性が極めて高いでありましょう(笑)。


フラつき加減まで指南しないと判らないようなら使う必要無いんです(笑)。好きな異性抱きたいんだけどヤリ方判らないから代わりに教えてくれ、という愚か者は居ないでしょう(笑)。トイレ行きたいから代わりに用足して来てくれ、と言っているようなモンです(笑)。


実例と楽理から学ぶコトの方が遥かに多いのでありまして、音探らなければ意味が無いのでありますよ。


クソしたはイイけれど、ケツの拭き方すら知らないようならクソするな、と。そんな事まで教えなければならないようだと、「いつまで母親のオッパイの味覚えてんのか?」と左とん平のように言われちゃうワケですな(笑)。