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またGGが!? [プログレ]

トレード・マークのキャラクターのジジィもといおじいさんのジェントル・ジャイアント周辺は俄かに活気付いているようでして、今年に入って2枚目となる初期のライヴ音源からまたまた発売が決まった、と。その名も「King Alfred's College Winchester」というタイトル。

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曲のラインナップを見ると「City Hermit」とか、こりゃまた珍しい音源があるモンだと感心しちゃいます。

この曲は「Totally Out of the Woods」に収録されていたコトがありましたが、かなりレアなトコロから発掘して参りましたねと来たモンだ!

他にも、これまで「Under Construction」に収録されていた曲がありまして、コレらは実に興味深いモノであります。

GGのオフィシャル・サイトではもう販売されておりますので興味のある方は確認してみてくださいな、と。

GGを追い掛けている人ならお判りでしょうが、GG初期の頃のライヴ音源とは意外に少なく、これまではブート盤でドイツのライヴ音源「Gargantua」とかが筆頭に挙げられるとは思うんですが、元の音源のテープスピードが違うので、非常に低いピッチで録音されてしまっているのでありますな(笑)。

この次に古い音源となると、これまたブート盤で恐縮でありますが「Schooldays」というタイトルのライヴアルバムでかつてリリースされておりまして、モントリオール大学にて1972年10月7日の音源だったりするんですが、71年の音源というのは非常に珍しいモノだと言えると思います。ちなみに、先のブート盤「Schooldays」は極めて質の高い音源ですので、見かけたら即ゲット間違いなしの音源ですので、ファンなら注意深く探していただきたいモノです。

余談ではありますが、1972年モノだと「Essen」、「Hollywood Bowl」(いずれも日付不明)というブート物も出回っておりますのでご参考までに。

特に、先のブート盤「Gargantua」の再生ピッチ問題もあるので、オフィシャルから発掘される音源には非常に興味深いモノがあるってぇモンです。

で、GGにお詳しい方ならまたまたご存知だとは思うんですが、スタジオ・アルバムの2nd「Acquiring the Taste」に収録されている曲というのはとってもライヴ音源が少なくてですね、あっても「Plain Truth」くらいだったりするのです。

例外的に「Playing The Fool」に「Acquiring The Taste」の一部が引用されるかのようにライヴ・アレンジが施されておりますが、「Plain Truth」収録も実際には少なかったりするんです。もし2nd期の他の曲を演奏しているライヴがあったらお目にかかりたいモンです(笑)。

BTW、2ndアルバム「Acquiring the Taste」に収録の同名タイトル曲はジングル的な小曲なんですが、スタジオ盤ではマスター・テープの不具合により、曲アタマのシンセの音が「フワ~ン」と調子っ外れで再生されるのは誰もが実感しているコトでありましょう(笑)。リマスターでもそれは解決されておりませんでした。

この再生不具合に編集を施してきっちりとしたピッチで再生される「Acquiring the Taste」は、2枚組ベストとしてVertigoからリリースされている「Edge of Twilight」(国内盤では未発売)というのがありますので、どうにもこうにもガマンならねぇっ!ってぇ人は2枚組ベストを入手してみてくださいね♪

おそらくですが、そのピッチ修正はフレーズ・サンプリングにてDAW上でピッチのオートメーションという編集を施しているモノだと思われます。

とまあ、ついつい自分の好きなバンドのCD発売のニュースが飛び込んできたので、要らぬコトまで語ってしまいましたが、興味のある方は是非。