SSブログ

ドラム音についての補足 [プログレ]

先のADを用いたデモですが、サンプル用意しておきながら譜例をアップするのをすっかり忘れておりましたので、補足ついでにこちらでアップしておこうかなと思います。
左近治自身は非常にゲートで切った音を好む傾向がありまして(笑)、理想的な音のひとつがマッチング・モールのロバート・ワイアット(半身不随前)の音だったりします。

タムの音なんぞ、どういう名称かは知りませんが、ドラムヘッドで布が編み込んであるようなのありますよね!?マーチングの世界には結構あったりしますが。

ワイアット自身が当時そんなヘッドを用いていたかどうかは知りませんが、余韻を極めて少なくした心地良い音なのは間違いないのであります。まあ、あれだけの手数やキックの連打など、ボンゾ系の音だと返って濁っちゃうだろーなーと思うのでありますが(笑)。

余韻をカットしようとも、アーリー・リフレクションの付加と部屋鳴り感のある短めのリバーブ・タイムのIRは必須でして(笑)、余韻散々切っておいて矛盾するかもしれませんが、左近治はこの手の音が好きなので仕方がないのでありますな、コレが。


今週から来週にかけては、ロバート・ワイアット系のドラム音にしたキットを多く用いておりますので、その辺りも参考にしていただければコレ幸いであります。

まあ、楽理面において相当話題をシフトさせたので、たまにはこんな息抜きのような話題にするのも宜しいのではないかと思いまして。

ADPhrase.jpg



譜例の注意点は、スネアの表記なんですが、ロールとゴースト・ノートにおいてはペケ印にて表記しております。別にここまで拘らなくともイイのでしょうが、あとはハットのフット・ペダルの踏む所に「十字印」にて表記しております。

譜例一部には、32分のケツにフット・ペダルが来てたりする所があるんで、その辺りもお見逃しないようご覧になっていただければな、と。

概ね、フット・ペダルの踏み込みを曖昧にしている人というのは符割の細かいフレーズにおいても曖昧なプレイだったりするんですが(笑)、ツイン・ペダルを用いなくとも32分連打したりフロアタムを拍頭に用いてキックを細かくパラディドルで踏んだりすることも現実にはあるワケで、特にロバート・ワイアットのプレーというのは時代を考えれば、本当に凄いプレイをしていたものだとあらためて驚愕してしまうワケでありますよ。

ドラムの音に酔えるだけでなく、作曲能力は勿論、ドラム本来の高次なプレイを聴かせてくれるワケでありますな。

その内、マッチング・モールの曲もリリースすると思います(笑)。