SSブログ

ジェントル・ジャイアント新譜 [プログレ]

久々にジェントル・ジャイアント(以下GG)の情報が飛び込んできたので、対位的なアレンジやポリ・モーダルな世界のアレンジが素晴らしいケリー・ミネアーに敬意を表している左近治は、やはりGGについて語らざるを得ません。

おそらくフーガを書かせれば、デイヴ・スチュワートよりもケリー・ミネアーの方が数段上だろうと、それくらいのモノ持ってると思われるケリー・ミネアーとはジェントル・ジャイアントのメイン楽器はとりあえず鍵盤パート。チェロも弾くわ、まあGGのメンバーなら各メンバーなんでもこなせるだろ、と思わせるくらい腕利きの人達ばかりであります。
そんな中入ってきた情報というのが「Live in Stockholm 75」というライヴ音源のCDが出た、という情報を知人から教えてもらいました。

フムフム。そういやGGの当時のストックホルムのライヴはというと・・・!?

1975年11月12日
1976年9月18日

と、2回公演しているのでありますな。

アナログのライヴ盤「Playing the Fool」の見開きジャケをおっ広げてライヴ情報確認してみると、とりあえずこのように載っております(笑)。

なにせ「プレイング・ザ・フール」というライヴ盤は、演奏面にしても音にしても非常に良いものでありまして、特に暖まってきたベーアンの音と言いますか、「So Sincere」でのレイ・シャルマンのプレベの音とイイ、すんげぇコト弾いてる(←超速弾き)音もしっかり聴こえる輪郭の良さ。ピック弾きのベーシストでなくとも持っていたい1枚であります。

ただ、ひとつ注意点がありまして、「Playing the Fool」というCDというのは3種類ございます。

●Terrapin盤(国内MSI含)
●One Way盤
●Castle盤

3つとも微妙にマスタリングが違って音に違いがあるのですが、重要な点がまずひとつ。アナログの見開きジャケットで重要なのがありましてですね、天の川に星座を模したように欧米ツアーの足跡を描いているというモノを再現しているのは、「One Way盤」のみなんですな。

Castle盤というのは超高域が美しいものの、アナログには収録されている「Sweet Georgia Brown」が割愛されておりまして、判断に迷うトコロであります(笑)。

Terrapin盤の良さ、というのはですね、長いメドレーやらもCDのトラック番号として分割してありまして、他のトラックもトラック番号とは別にインデックス情報が書き込まれているという心憎い仕様となっているんですが、ジャケの再現までは至っていないのでありますな(笑)。


つまるところ、「Playing the Fool」をより楽しむには結局のところ上記の3枚が必要になってしまうという、実に巧みな方法でファン心理をくすぐるビジネス魂が心憎いばかりであります(笑)。

「Playing the Fool」が再発されるとすれば、PP加工のデジパック3面開きジャケで、インナー・ジャケを模した上でTerrapin盤のようにインデックス情報も盤に書き込んでくれれば、コンプリートなモノとなるでありましょう(笑)。デジパックの嫌いな左近治ではありますが、こーゆー所でPP加工を巧く導入してほしいモンだと思わんばかり。

なぜかというと、One Way盤はフツーの紙なので、何度も折り返したりしてると折り目の部分から劣化して、ただでさえ小さいライヴの足跡やらの確認が難しくなってくるんですわ(笑)。再発モノでココまで配慮が行き届いたモノだとファンとしては文句無しなのでありますが。GGのオフィシャル物で結構見込めるモノって実はこのライヴ盤なんじゃないかと思いますけどねぇ。偏狭的な叙情派の人達ってぇのはGGの1st、2nd、4thどまりだったりするんで、ソコまで考えが及ばないんでしょうか!?(笑)。


とまあ、GGを代表するライヴ・アルバムについて少々熱く語ってしまいましたが、今回のライヴというのは先述の通り。

プログレにはドップリ浸かっていない左近治ですが、とりあえずGG名義のCDとレコードの所有物は、合わせて170タイトルを超えるくらいしか持っていません(笑)。コレでザッパやクリムゾンやソフト・マシーンと入れると、それらだけで500タイトルは雄に超えるではありましょうが、まだまだ私などヒヨっ子みたいなモンですわ。


そんな私は一応、出自のアヤシイ(笑)、GGの1975年11月12日のストックホルム公演の音源は持っているんですが、その音源の内容に信頼性があるとすれば、下記のような内容かもしれません。

1. Cogs In Cogs
2. Proclamation
3. Runaway - Experience
4. So Sincere - Plain Truth
5. Free Hand
6. Just The Same


演目は増えている可能性もあるでしょうし、コレとは違う可能性もあります(笑)。

GGファンとして注目すべき点というのは、「So Sincere」以降のソロに、ヴァイオリン(おそらくレイ・シャルマン)が「Plain Truth」を弾き続けて、バンドとしてもかなりファンキーなノリで演奏している点が他のライヴとチト違う点であります。このファンキーなノリは結構異質なほどカッコイイので、この音源が先の公演日と同じ物なら結構期待できるかもしれません。あくまでも私の方は現在の所、出所のアヤシイものでの感想なんですが、音も結構イイ方だったので、オフィシャルリリースとなれば少々期待は膨らみます(笑)。

ただ、私の方のアヤシイ方のヤツはですね、Free Handの5分も半ば過ぎた所で録音が途中でストップしてしまったのか、欠落している部分があって、また「
録り直し!」みたいな、アヤシイ人の作業が見て取れるような(笑)、そういうのが目に浮かぶような録音になってしまっているのですよ(笑)。今回のものが、音源ソースとして別モノなのかどうかは、まだ入手していないので判りませんが、ブート対策としての音源同一ということでのリリースなら、この辺りをどのように解決しているのか非常に興味深いところではあります(笑)。フェードアウトで逃げる、という手もアリかもしれませんが(笑)。

ug.jpg