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たらの芽 [DAW]

そろそろシーズンとなって参りました山の幸!!

たらの芽とコシアブラは猛烈に好物の左近治であります。最近では緑が少なくなってきたのかスーパーでたらの芽が結構イイ値段で売られていたりするのを見ると、「なんでわざわざ買わないとアカンねん!?」といつも疑問がわいております。秋となればアケビとかもこれまたイイ値段で売られていたり。

まあ、目にする機会が少ないから故販売されるワケでしょうが、音楽に例えれば皆ほぼ同じく十二音を用いているのに、決まりきった音並びにしか手をつけず、ましてや他の世界観を表している音楽に手をつけることすらしない人が殆どだったりするんで、コレは困ったモノです(笑)。

私の言うところの「他の世界観」とは、もはやチャーチ・モードでは形容出来ないモードで構成されている音楽のコトなので、その辺はあらためてご理解いただきたいな、と。

チョット前に「歯の浮くようなポップス」というタイトルで、左近治なりのポップな曲を作ってみてKクリでリリースしたコトがありましたが、実際に導入している和声をひとたび確認していただければ、チェレプニン、コンディミ、ハンガリアン・マイナーやら非常に多岐に渡るモード・チェンジを織り交ぜて作っていたということを、左近治ブログを継続して読まれている方ならお判りになったと思うのでありますが、春の足音を聞くようになり麗らかに「ド」が付くほどのポップスとやらをまたもや挑戦してみようかと思い、今回はサンプル曲を用意することに。

ただ単に知人が初音ミクを持っているので、DAW関連のコトでお邪魔しつつ普段は手元にはない初音ミクとやらを「弄り倒し」していたというワケであります(笑)。こういう時ではないとなかなか初音ミクに触れることはできませんので(笑)。別に触れたく触れていたというワケでもないんですが。

まあ、実際遊んでみると楽しめるモンで(すぐに飽きましたが)、どうせなら自分の作った曲のメロディにやっつけ歌詞でも乗っけてメロディだけ書き出して作らせてもらおっか、というコトになったんで作ったというワケであります。

デフォルト設定の初音ミクのビブラートは非常に人工的なのでMelodyneでピッチ・コレクトしておりますが、ホントは今回用意している初音ミクのデモは、後日友人に「あるテクニック」を確認させるために作ったという理由もあったんですな。

その「テクニック」とやらが、声の「しゃくり上げ感」。

主旋律がバックの和声のどこの度数にあろうとも、概ねしゃくり上げたような「ブリっコ」(←死語)的ポルタメントというのは6度跳躍が多いんですな。その実例とやらをMelodyneで弄るとこうなるよ、みたいなモノを確認させるために作ったというコトなのであります。

概ね人の声の6度跳躍のポルタメントというのは短六度が発声しやすいコトが多いのか、今回のしゃくり上げ部分でも短六度跳躍を用いつつ、ピッチ・コレクトしているワケです。

ただ、困ったのが初音ミクのデフォルト設定で書き出したものの、平均的なピッチが18〜31セントほど低い箇所が非常に多く、今回の左近治のような、モード・チェンジが激しく、度数の遠い所にメロディを乗っけていたりするような和声だと、非常に曲調を阻害してしまいかねないほどピッチが甘いというのを感じたんですな。もちろん、その「甘さ」が独特のキャラクターとして一役買っているんですが、なんでもかんでも初音ミクというワケにもいかないだろうと(笑)、即感じたことではありました。

こんなことを言ってはアレなんですが、私自身はやはり友人のをたまーに使わせてもらう程度で充分かな、と(笑)。

もしも賀来千香子や木下優樹菜やシェリル・クロウの声のVOCALOIDが出たら私は買うと思います(笑)。左近治の官能的なツボというのをお判りになるのではないかと。

チョットした話題をさらってから1年以上は経過しているであろう初音ミクに関してこのように語るなど、いまさら感すら抱く方も中にはいらっしゃるかもしれませんけど、一応私なりに感じたTipsと呼べるような所のネタを披露しましたんで、その辺りはご容赦を(笑)。

でまあ、今回の曲というのはKクリでリリースした「EFX-POP」とはチョット違うんですが、実は制作にとりかかる時の元のアイデアというのが今回のデモ曲だったんですね。かなりベタで組んでいる箇所も多いので(MIDIを)、機械的な演奏に感じる所もあるかと思いますが、その辺りも併せてご容赦願いたいな、と。

元のデモの方では一部コードが若干違うんですね。

例えば「B△7(-13)/C」というのは、以前では♭13th音は使っておりませんし、大サビ部分の一連のコード進行の後半部分では用いていなかったFm9(on G)を間に挟んでいるのも特徴的かと思います。

対象年齢は児童の年代を想定しておりますが(笑)、それでも毒を忍ばせたいといいますか、毒になるようなモノではないけど、こーゆー和声を知らず知らずの内に感じ取ってもらえればな、みたいな配慮をしております(笑)。私自身としては歯ぎしりしたくなるほどクールポコ状態なんですけどね(笑)。

ちなみにこっちのサンプルはメロディ部は普通にシンセに弾かせている方の原案です。



コレが初音ミクヴァージョンですね。



みなさんご存知とは思いますが、「I have no period」というのは訳すと「私、生理が来ないの」という意味ですので、その辺りを加味していただきながら、意味不明の歌詞の中にも意味を汲み取っていただければ幸いです(笑)。まあ、そーゆー男には一生理解できない状況をポジティヴに捉えながらも妊娠期間中は風邪薬だって飲めない所に無頓着な初音ミク、みたいなコトを歌詞にしているのでありますな(笑)。

あ、ちなみにドラム音源はAD(=Addictive Drums)です♪