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音楽理論とは!? [クダ巻き]

端的に言えば、こういうキーワードが気になった時点で学ぶ価値というのは大いにあるのが理論的考察でありましょう。とはいえ理論的なことなど知らなくても「ある程度」の音というのは出すことができますし、それこそ感性豊かな人ならば、理論的なことな全く知らないのに、高度な音使いをしている人だっているのは当然と言えば当然です。

ハ長調の情感を察知して、調性から外れることなく白鍵弾いていたって理論的な側面で言えば十分「理にかなった」音使いなワケで(笑)。

音楽というのは、誰もが操れるように律されたものを利用していることが殆どなので、当たり前と言えば当たり前。ただ、出てくる音は同じであっても使い方で全然違う。だからこそその世界は主観的な側面で何がイイだの悪いだのと序列を生もうとしてしまうのが悪しき側面なワケですな。

大概の人というのは自分に優しく他人を厳しく見るんです(笑)。音を聴くことについても然り。

しかしながら、理論的なことを学ぶことが険しく厳しいのかというと、それは全く逆で、寧ろ楽器の技術的習得と比較したら極めて容易なコトだと思います。

容易なことだから左近治もこうして語ることができるワケで(笑)、これまで語ってきたことなどほんの一部分にすぎません。

この程度の知識を蓄えることで、不必要と思われる主観を押し付けて勝ち負け競うようではダメだろ、と思うワケですな。新たな理論的側面をいくら知ろうとも、また新しい異性と愛を交わした程度のもので(笑)、数知れば自分が磨かれるというワケでもありません(笑)。中にはそういう価値観の人だっているかもしれませんけどね。

重要なことは、音(=響き)に対してどれだけの理解度というか感覚を備えているか、ということが重要なのでありまして、四声の和音をいくら曲中で和声的に使っていても「この人の七度の感覚、大したコトないね♪」と思える演奏などしばしば耳にすることだって多いのも事実。結果的に響きを操りきれていないからでありましょう。例えばの話ですけどね。

「Cm7ってオレだけのコードだぜ!」なんて言う人はいないと思うんですが(笑)、こんな例からも判るように、誰もが使う可能性のある音なのだから、和声的に見れば他と同じかもしれませんが、出てくる音は千差万別でありまして、自分の引き出しを理論が後押ししてくれるような覚え方だと、絶対に耳では「響いている音」の感覚をより高みのあるモノに養ってくれることは無いんですな。

そこで挫折して理論のせいにしてしまう人だっている(笑)。響きを操れないもどかしさを克服できない言い訳にすぎなかった、と。

耳鍛えるのが先なのに、蓄積していったのがアイドル・グッズじゃあいつまで経っても耳は鍛えられません(笑)。とはいえ中にはアイドル系の曲にだって楽理的側面で深みをみせる作品だってあるのは事実。アイドルに酔いしれるヒマあったら音に酔いしれる方がまだマシだったりするんですな。しつこいようですが、例えですよ。

難しいコードネームや特殊なモードを知識として蓄えるのではなく、どんなシンプルな響きだろうが、音に鋭敏になっていただきたいなーと思うのが左近治の思いでありまして、私が語ってきた世界観というのは、おそらくそれを知っている、或いはその手の響きの魅力を感じている方が継続して読まれているのだろうと思うんですな。

いずれにしても音楽をやっていて何を見て学ぼうとも結局は自己責任でありまして、扱いきれないから理論のせいやらアーティストのせいにするのは言語道断なのでありまして、身勝手に自分の好みを押し付けてしまうのも褒められたモノではありません(笑)。褒められるべき作品というのを見つけていきながら耳肥やすことができればイイのではないのかな、と思うばかりであります。

習わなくとも家族の声など判るのに、楽音となると自分の好みというフィルターが先にあって選別してしまう。コレだとなかなか判別しにくくなるだろうな、と(笑)。

教え方が悪い教育でもなく、読みづらい教科書でもなく、結局は自分のせいにできない甘えを克服して音を聴く必要があるのだと思うんですな。あらゆる音に対して純朴になるとでも言いますか。数こなしたからといって超音波聴こえるようになるワケじゃありませんしね(笑)。超高域を機構としてせっかくの耳の細胞を傷めてしまう前に気付いてもらいたいことは山ほどあるってぇこってす。

とはいえ、ピーキング・メーターでは動きが現れないのに超高域が「豊か」に感じるのは、減衰を鈍らせているという帯域区切った音圧上げがあるからなんですが、こういう所に目も耳も行かない人だっている。

マルチバンド・コンプがデフォルトでかかっているドラム音源が当たり前のように君臨しているのに、その扱いづらさよりも単体としての音の「抜けのよさ」に耳持って行かれてしまって、本来の良さを見抜けない人だって今では多い(笑)。RMSやVUやアベレージなど、色んな特性のメーターでスペクトラム構造すら確かめないのに、主観で自分の好みを押し付けてしまう人とか判りやすい例でしょうかね(笑)。私の嫌いなドラム音源、名指しはしませんけどそういやありましたね(笑)。

ということで、ドラムやらリズム関連にもたまには目を向けて語っていこうかな、と企てている左近治でありますので、肩の力を抜いてお付き合い願えたらな、と思います。