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ウォルター・ベッカー 「Somebody's Saturday Night」 -EP- 感想 [スティーリー・ダン]

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扨て、発売がアナウンスされていた待望のウォルター・ベッカーの新EPリリース。

ラインナップはご存知の通りですが、中でも私が非常に期待を膨らませていたのが「Circus Money Dub」というシロモノ(笑)。しかもインストゥルメンタルと来たモンだ。こりゃあ一体どんなミックスとなっているのかと、コレだけでも興味がわくってぇモンですぜ、ダンナ。

他の曲にしたって「Radio Mix」と銘打っておりますが、どういう風に仕上げているのかは勿論興味はあります。しかも本アルバムにおいてもっともダブミュージックっぽく仕上げていた「Bob Is Not Your Uncle Anymore」のラジオミックスとはどうなっているのか、とワクワクさせられちゃいます。酩酊感誘いますからねー、この曲は(笑)。聴く前からクラクラしてたらもはや廃人かいな!?

ヤキ回る前に御大の作品は脳裏に焼き付けたいモノですぜ!

EPジャケットがこれまた愛嬌タップリなワケですが、本アルバムのジャケットといい、今作のジャケットといい、結構インパクトありますなー。

とゆーワケでワクワクしながらダウンロード、と。詳しくは聴いていないので特筆すべき部分があればまた述べるつもりですが、Radio Mixはアルバム持っている方なら特に必要は無いかも!?

ただ、ベッカー御大の音楽性の高さにはさんざん学ばせていただいているので、450円ポッキリの投資を惜しむのは失礼だろーと思いまして(笑)。

さて、肝心の「Circus Money Dub」。う〜ん、ホントにキワいダブ・ミックスを想起していたので残念ですな。終止「ゴン太君」状態やん!(笑)。

トーン・ホイール・ジェネレータのノド笛でも斬ったかのようなヒィヒィしたくすんだ音が絶妙ですが、私ならトーン・ホイール・ジェネレータのサンプルをAbsynth辺りにでもブチ込んでエディットしてみたいなー、というアイデアは出てきましたが、もう少しディレイやリバーブ多用した「リミックス」的手法も聴きたかったのが残念。

坂本龍一の「左うでの夢」に収録の「サルの家」をなんとなく思い出してしまいました(笑)。

ボーカル&コーラス無しのインスト・バージョンとして聴けば、ま、コレもアリかと思っておりますが、とりあえず重要な点は、アルバム原曲だと「Circus Money」は比較的短い曲なんですが、こっちの「Circus Money Dub」の方が曲の尺自体は1分以上長いので、原曲では聴けないアンサンブルを発掘できます。

とはいえ本当なら1分半くらい長いんだけど、残り25秒くらいは無音なんで(笑)、1分強という尺延長と述べた理由はソコにあるんです(笑)。

まあ、kORNみてーに数分も無音や雑音聴かされてCDにインデックス情報入れないイタズラ要素があるのかと変に期待したらそのまんま終わりやがった!ってな感じですな。

本気モードになっているのに本番にはいかせてもらえない恥辱的なモノを感じましたね。男女の関係であれば、こーゆー時は「cockteaser!」とか言ってジラし女を罵ってもよろしいんですが(笑)、まあいかんせん尊敬すべき御大の作品ですのでそんなコト言えたモンじゃあありません。

とりあえずは楽しんでおりますが、明日以降じゃないとまだまだガッツリ聴けねーな、というのが率直な感想であります(笑)。とまあ、報告まで。