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Darkling Downのイントロ音 [スティーリー・ダン]

さてさて、リリース曲ン中にひっそりとウォルター・ベッカーの「Darkling Down」のイントロ部があるというコトにお気付きになっていただけると私としては非常に嬉しいのでありますが、今回は着信音用ってぇコトもあって、原曲のイメージを損なわないように音色を付加させて(シンセをレイヤーして)アレンジしております。

普段はほとんど使うことのないNIのABSYNTH(笑)。たまにゃあ使おっかと思い立って音作ったワケではなくてですね、「Darkling Down」のイントロ初めて聴いた時に「ABSYNTHに確か似たプリセットあったやん!?」と思い付いたコトがキッカケ。

DarklingDown.jpg


とはいえまんまABSYNTHじゃ原曲ともほど遠くなってしまう、加えてABSYNTHのプリセットじゃワンフィンガーでコードかき鳴らされてしまうってぇんで、プリセットの音に若干エディット施しているワケですが、原曲の方はアレですね。おそらくウーリにフェイザーでしょう。曲によってはハモンドのパーカス・スイッチ入れてフェイザー(レスリーじゃなくて)かけているようなモノもあるんですが、「Darkling Down」に関してはこれはほぼウーリッツァーだろ、と。

ウーリの官能的な中域をそのまんまケータイで鳴らしても味気ないだろうし、着信音としての醍醐味も必要だろ、と思って今回このようにエディットしたワケですな。

ま、リリースした方はローファイなドラムの音付加させて、原曲通りではないスネアのフィルにてシメる、と。

ABSYNTHのプリセットに関しては画像を参照していただければユーザの方なら殆ど手を施していないことがあらためて音を聴けばお判りになるかもしれません(笑)。

「オレが着信音作るとしたらABSYNTHバリバリ使っちゃうけどなー」

と周囲の知人に言われたコト多々あり。いわゆる飛び道具系のNIサウンドなどエディット施さなくてもケータイユーザーのひとりやふたりダマくらかすコトなどワケないかもしれませんが(笑)、私の着信音作りはそういう所に全く興味はないのでありまして、飛び道具系さんざん用意して、特定端末のステレオスピーカーから音像ステレオ感タップリの音!なんてぇ安易なコトで金儲け企むのとは180度方向性が異なるのが左近治の着信音作り(笑)。

ある意味では器楽的な心得がなくともABSYNTHにガレージバンドと使ってiPhoneに転送なんてやれば着信音わざわざ買う必要がないだろ、とも思えるワケですが(笑)、ABSYNTHに金払う必要は出てきますんで、その辺りの損得勘定や着信音作りの労力は不可避となるところが一般利用者の難しい選択となるかもしれませんな。著作権料は払わないで曲勝手にアップしてたり違法コピーのソフト使っているような輩はハナから相手にしていない話題ですので、「ABSYNTHなんてわざわざ買わないよ!」と思っている人もいるかもしれませんが、その辺りはご容赦を。

ま、別にABSYNTHが全てじゃありませんけどね。Atmosphereやらアレコレシンセやエフェクトエディットしたりして音作る人だっているでしょうし。言いたいことはただひとつ。飛び道具系の音源だというコトです。

とりあえず私として重要なのは、ウォルター・ベッカーの「Circus Money」収録曲をリリースする、というコトが重要でありまして、今後も「Circus Money」から数曲リリースする予定であります。今のところ3曲は制作は終えているんですけどね(10月10日現在)。

これを機会に「11の心象」の収録曲から、楽器編成を「Circus Money」風にアレンジしてみよっかな、とも思って着手している所であります。実はKクリで着うたをリリースするようになった最初の週のリリース用に「Medical Science」は作っていたんですが、過去にも語ったように諸般の事情で着信音的なデフォルメしてしまった音があまりにも原曲のイメージと遠いのでお蔵入りにしたのが当時の外出先においてGaragaBandで作った「Medical Science」のデータ。ちゃんとイナタ目に作り直そうかな、と思っているところです。

去年の暮れから今年の夏くらいまではYMO関連が多くなってしまって洋楽関連にあまり手を付けられなかったという反省もあり、異端な発想でやりたいようにやろうかな、と。別にYMO関連は一切リリースしないというワケではないんですけどね(笑)。そういやスティック(=チャップマン・スティック)使った「東風」もまだリリースしてないんだなぁ(笑)。ステップス・アヘッドっぽくなってしまったんですけど。

まあこんな裏事情を知っていただければ幸いでございます。