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フィル・コリンズとスティーヴ・ジョーダン [ドラム]

チマチマと制作を続けている左近治でありますが、マジ曲も多目に作らないとなー、と思いながら、去年の今頃はHatfield and the Northの「Mumps」作ってた頃だったと気付くことに。

あらためて1年は早いものだと痛感するのでありますが、ココん所制作面でフィル・コリンズっぽいドラムの音が欲しかったのでついつい作っていた所であります。息抜き程度にまたデモ曲作ってみたんですけどね(笑)。

フィル・コリンズと言っても色々ありますが、左近治の言っているのはブランドXのフィル・コリンズでして、ボーカルとしてのフィル・コリンズではありません。アルバム「アンオーソドックス・ビヘイヴィアー」のスネアは結構好きなんです。

ただ、フィル・コリンズのタムは余韻をかなり嫌うタイプというか(だからこそ勉強になる)、中音域の特定ポイントをかなり大きなディップ・ポイントを作りつつ高域を持ち上げてロート・タムっぽいカラッとした音になっているのが特徴なんですな。

同時期のフュージョン界隈でスティーヴ・ジョーダンは深胴の沈みこむような余韻を作るというか、ゲートで切っているんですけどね、対極にありながら音作りの妙味をあらためて思い知らされます。

今回のデモ曲は5小節(1小節のドラム・フィルと4小節)。これを2種類、前後で音を変えながら作っております。

違いがどういう風に現れているか色々聴いてみてください。スペクトル分布やらディザ加減も色々違いますが、それよりももっと音色面において大きな違いを聞き取っていただければな、と思います。有り得ないリムショットとタムのオカズがありますけどね(笑)。