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高橋幸宏 ~「ユキヒロ」時代の「Mirrormanic」~ [YMO関連]

4月11日リリース予定曲について。

ココ最近では少なめの4曲のリリースとなっておりまして、まず1つは先週ローファイな音でリリースしたジョンスコの「Wabash」の通常ミックスにてリリース、と。6連符と5連符の中抜き系のイナタいフレーズはお判りいただけたでしょうか?昔ヴィニー・カリウタの話題でも述べた5連符の「そこんトコ」フレーズの応用とでもいいましょうか(笑)。「そこんトコ」の「ん」が休符なワケですね(笑)。

老婆心ながら、5連符の「2、4」や「2,3」或いは「3,4」で、後は休符っていうリズムはレゲエ系にも結構使えますよ、と。それと同時に付点16分音符との違いを確実にマスターするとボキャブラリーが増えるのではないかと。5連符の「2,4中抜き」なら「祐天寺」、と。

この手の連符は全て連なる音のリズムを出すこと自体は簡単なんですが、休符を織り交ぜた感覚を養うことが重要でありまして、「秋葉原」や「池袋」などと言葉を羅列して全ての音だけ出してもマスターしたとは言えません(笑)。6連符においても少なくとも「西日暮里」と、「っ」を休符で感じ取るようなリズムとかが次なるフェーズかな、と(笑)。「鶯谷」の6連符じゃあチョット味気無いでしょ(笑)。その後、めざせ!「骨董通り」の7連符。先のKORNの「Ball Tongue」なら「骨董通りこんちきしょうめ」と早口で(笑)。

ま、今回の「Wabash」の一連のフレーズは「代官山そこんトコ♪」と銘々してみまひょ、と(笑)。でも、代官山とそこんトコの11音全て均してしまうと2拍11連符っぽくなるので、コトバ唱えるのにも注意が必要ってこってすな。

EFXシリーズはトリップホップ系のループをひとつ。ポーティスヘッドや当時のミシェル・ンデゲオチェロの音を参考にした陰鬱な感じの音に演出しました。

さらには以前からリリースしている坂本龍一の「iconic storage」のイントロから尺が許す所までのバージョンをリリース。こちらはフェードアウトするようになっております。45秒制限をもどかしいと感じるのはこの曲に限ったことではないんですが、もう少し長めの尺が許されれば多くの曲は結構収まってくれるモンですが、なかなかうまくいかないものです(笑)。

で、最後に高橋幸宏の「Mirrormanic」と。こちらはアコギを使ってソフトな風合いにしながら、ウーリッツァーとソリーナの音も混ぜて、やさしい感じのエレクトロな音にしてみました。女性受けするような感じというか。元々、高橋幸宏の持つオルタナな感覚というのは結構弄っても生かされるモノで、今回こういうアレンジで参考にしたのはPrefuse‘73が別名義で活動しているSavath & SavalasとかZero7の感触とでもいいましょうか。音は全然違いますけどね(笑)。

裏舞台を明かせばホントは「Une Femme N‘est Pas Un Homme」という、ビートニクスの「出口主義」に収録されている曲もリリースする予定ではあったんですが、私の作る音がどうしても軽くなってしまいまして、ヘヴィなインダストリアル感が演出できずに今回は見送ることに(笑)。また、作ってしまってからアイデアが湧かず、ダーティーで陰鬱な印象を出せずに一旦保留にしているという裏事情(笑)。まあ、このまま恥さらすかのようにリリースしてみるという暴挙に出る選択肢もありますが、やはりもう少し手を加えたいというのが人情でありまして、この先どうなることやら(笑)。私のような愚直なアイデアではなかなか辿り着けないのは当然といえば当然でありますが。

ま、しかしココ数ヶ月YMO関連で言えば相当坂本龍一づいていたので、たまには高橋幸宏の曲とかもリリースしないと、と思いまして手がけることになったんですが、春の季節にフィットするような曲を選んでソフトな感触を目指したぞ、というこってす。とまあ、今回はこの辺で。