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制作意欲が沸々と・・・ [ネタバレ]

扨て扨て、たまにはYMO関連とはいえ坂本龍一づいていた左近治が高橋幸宏コンテンツを作ったワケですが、どうでしたでしょうか?一応アナウンス通りの感じを演出したつもりですが、制作側の意図とそれとなく汲み取っていただけたら幸いです。

来週も高橋幸宏コンテンツですので(笑)。まぁ、坂本龍一が深く関わっているというか、加藤和彦と言えばよいのか(笑)。ココまで言えば鋭い方ならもうピンと来るのではないかと(笑)。

テレビコンテンツに目を向けると、新ドラマ辺りはやはり注目せざるを得ません。ビッグヒットを予測するならやはり「ごくせん」なのでありましょうが、ごくせん関連のBGMは左近治は作らないと思います(笑)。定着しすぎていると私の出番ではないような(笑)。

フジテレビは最も観なくなった左近治ではありますが、録画しておいてよかった「ラスト・フレンズ」。原作は知らず、ネットの評価なども見ていないので左近治が勝手にコメントしちゃいますが、ごくせんは定番化しているのである程度読めるものの、「ラスト・フレンズ」は音楽抜きにして面白かったです。私が期待する構想は、男との恋愛に疲弊してレズビアンに目覚めていき、レズビアンでもあり両刀として目覚めつつ葛藤させながら、周囲の友人関係が異性によってどんどん壊されていくような、「ディア・ハンター」的な展開だったらイイなあと感じております(笑)。上野樹里のモッズな容姿があまりに似合っていて驚きでしたが、1話目、自室の机で佇んでいるシーンで背中が丸くなっていたのが少々気になった点。寂しげな感じが出てはいるもののギャップありすぎで背中張ってほしかったな、と。トンガリ感がなくなっていつものホンワカ上野樹里系が垣間見えてしまったように見えた点がチョット残念。倍賞美津子にはアントン・リブもとい骨付きカルビをむさぼるような演出を期待しちゃいます(笑)。舞台が吉祥寺というのも、やさぐれプログレな左近治にはツボでした(笑)。

吉祥寺方面に北上すると、吉祥寺の駅前の一方通行の交差点。その昔左近治、あそこを直進してしまいました(笑)。即、おまわりさん2人出てきて停められたんですが、見逃して貰ったかどうかはココだけのハナシ(笑)。あの時のおまわりさん達は一生忘れることはできません(笑)。横浜で例えるなら、新横浜通りを関内方面に進んで岡野の交差点を背に、高島町の交差点をY-CAT方面に「左折」するような暴挙ですからね(笑)。交番目の前にあるってのに(笑)。ボストンにも似た井の頭公園の佇まい、深大寺やら三鷹付近はよく通ったモンだなあとついつい郷愁の念に浸る左近治でありました。

次に面白かったのが「キミ、犯人じゃないよね!?」テレ朝の金曜ナイトドラマですな。着うた制作している左近治はもちろん音楽を真っ先に意識するんですが、予想していた蓜島ワールドとは違っていたので、音楽のインパクトとしては前作の「未来講師めぐる」の方が脳幹直撃してくれましたでしょうか(笑)。それにしても貫地谷しほりの演技は本当に凄いですね。ベテランと呼べる人でもこれくらいの演技力のある人ってかなり少ないのではないかと。対峙している役者との「間」のつかみを巧みに使い分けている「感じや」、台詞のテンポや、監督が思い描いているであろう編集後の雰囲気すらも掴んでメリハリを出しているという演技力がビシビシと伝わってきます。一体いくつの顔を持っているのかと思うばかり。それでいて自然と引き込まれてしまう。彼女、天才ですな。初めて観たんですが、かなり驚きでした。知っている方からすれば「何をいまさら」と思われるかもしれませんが、テレビコンテンツは録画主体の左近治、テレビネタは実は弱いんです(笑)。

とまあ、2つのドラマが左近治は今期逃さず観るようになるとは思うんですが、どちらも音楽においてはたぶん制作することはないかもしれません(笑)。

で、最後に仲間内の間で話題になっていた「ゴルゴ13」。その昔、高倉健主演のビデオを連れと一緒にラブホで観た経験があるぞ、と(笑)。マンガの方ではベリーダンスの「いざない」を感じさせてくれる実にエロ心に火をつけてくれそうな話題ですが、アニメのゴルゴ、アイキャッチやラストのBGM、かなりイイです。これは決まりですな(笑)。曲の感じも「up to me」と言わんばかりの左近治が得意とするような系。これはいずれリリースすることになると思います。よもやゴルゴ13が観られるとは思いもよらなかった左近治でありますが、「すべて人民のもの」や「芹沢家」は是非スペシャルでやってもらいたいものです。制作意欲に新たな刺激を与えてくれる久々のコンテンツでありました。

吉祥寺→シルバー・エレファント→プログレとなると、今回は速弾きキーボード系に話題を持って行きたくなる左近治なんですが、ま、高橋幸宏の某曲(←「La Rosa」)における坂本龍一のハモンド・オルガンのソロをピックアップしている時あらためて感じたのでありますが、離鍵が綺麗な鍵盤のフレーズは耳コピがしやすいのであります。

その昔左近治の師匠からは、

「単旋律のフレーズの耳コピは、トリルが聞こえるならその符割を聴き取れ!」

と教わったモンでした。つまるところ、非常に速いトリルを「トリル」として聴こえたのなら、その符割(←スピード)はトリルではない旋律の高速フレーズで聴き取れて当然!

ということを意味するもので、速いからと言って慌てふためくな、と。そういう意味だったんですな。高速フレーズ系でなくとも単旋律の耳コピというのは、意外に再現性が不確かだったりするもので、これはおそらく自身が「唄い易い」(実際に唄わなくとも)フレーズに置換したりすることもあるので、再現性が乏しかったりするシーンもよくあることでしょう。人間ってぇのは口腔や咽頭を備えているワケでして、オクターブ、完全4&5度、長短6度、長短3度という音程は、感覚として誰もが備えております。耳コピが弱い人だとこれらの音程を仮想的に意識しながら音を探ったりするもんですが、ベースがアッパーと違う分数コードの類となると途端に能力をさらに低めたりするものです。

要は不協和音程に対する習熟度が浅いからそうなるワケですが、特にボーカルというのは短6度音程というのは結構鬼門だと思うのです。協和音程にも関わらず。さらにいえば短6度音程の下降フレーズは、意外と行き着いた先の音(ある音から短6度降りてきた音)の発声が曖昧になっていたり、音価がある程度長くないと音程感があやふやだったりする人は多いと思います。トレーニングされていたり音感の鋭い人なら、短6でもへっちゃらだったりする人だって勿論います。短6度と長七、短九は結構難しいのではないかと思いますな。ハモネプを観ても各声部のアレンジの妙味と勢いで成立させてしまっているような向きもありますが、この辺りはやはりジェントル・ジャイアントは凄いな、と思います。「On Reflection」やら「Knots」などはこういうアカペラ好きな人ならマスト・アイテムでありましょう。

短6度音程の跳躍でも、その音がコードトーンにおいてどういう位置にある音なのかということでも差が出てくるワケですが、いわゆるルート、3rd、5thのトライアドの転回形から生じる短六なら殆どの人はクリアしてしまうでしょう(笑)。それよりもアッパーの方で用いられているような旋律の短6度のことを述べているので誤解のないようにお願いいたします。

ちなみに声楽における3度のハーモニーは純正律で取ろうとするもんですが、実際には純正律よりもピタゴラス音律に近い音でハモろうとするのが人間のクセというのも広く知られた部分ですね。ピタゴリアンで音取ろうとすると、声部によってはトータルなアンサンブルにおいて音痴に聞こえちゃうんです。これはうなりにばかり耳が行ってしまうと起こりやすかったり、ハーモニクスだけでチューニングする時にうなりをかき消そうとするだけのチューニングしたりする人が陥りやすいシーンです。オクターブでうなりがグルングルンじゃどんな時でもマズイですけどね(笑)。

純正律もピタゴリアンやらというのは完全5度を転回して完全4度にしても幅が違うのです。ですからそれらを志向しすぎて比類なき「うなりのない音」を出してしまうと、和声や楽曲の調性によってはそれがヘンテコになっちゃうんです。「うなりを消そう!」という風にしか耳行ってないグループだと、客観的に聴いていると「チョットフラット気味じゃない?」とか感じたコトありませんでしょうか。それをクリアするのが次のフェーズだぞ、と。ハモネプを観ているとそういうのが多いかなと思います。ただ、律するということは素晴らしいですよ。声楽だけに限らずレクレーションにもおいてもいえることで(笑)。マーチングなんてかなり感動しますし。まあ、声楽的な面においてもジェントル・ジャイアントなんてイイお手本です、実に。

とまあ、ドラマのネタからプログレ、果ては耳コピやら人間の持つ器官やら音律など、実に多岐に渡る展開ができ、感慨無量であります(笑)。