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ボンゾでも打ち込もうと奮い立つ [ネタバレ]


そういやウチではツェッペリンの曲が非常に少ないことにあらためて気付くことに。着メロ時代の移民の歌だけではないか!?と自責の念に駆られ、思い立ったのが「The Crunge」。

これほどまでに自然に聴こえる9/8拍子があるだろうか!?と思わんばかりのリフ。あまりのグルーヴに変拍子の特異性をも飲み込んでしまうほどのノリ。だからといってヨタりまくりなのではなく、グルーヴがかき消してしまうんですな。

Logic Proで某ドラム音源のマルチアウトをアサイン。各トラックに某社の2種類のチャンネルストリップをアサインして、お気に入りのキットを呼び出す。しかしココからが鬼門で、ゲートのセッティングから始まってEQ設定、その後コンプのお出まし、と。

何よりもゲートの設定は時間がかかりまして、Logicのチャンネルストリップ設定を保存すればイイだけのことでは!?と思われるかもしれませんが、大局的なプラグイン設定として保存しているのはもちろんなのであります。そこから追い込むのが時間がかかるってぇワケなんですな。

そうやってようやく音を作り上げていこうとすると、道半ばで他の似た曲のドラムの音になってしまったりすると途端に回り道してしまう左近治。

曲折を経て並行して作ることが出来た今回の曲は「The Crunge」の他に、ジャン・ポール・ブレリーの某曲と、日野皓正のアルバム「New York Times」収録の某曲。この曲は左近治の大好きなドラマー、リッチー・モラレスが叩いております。それと、ジョン・スコフィールドのアルバム「Loud Jazz」収録の「Wabash」と。

「Wabash」は曲そのものがツェッペリン風でもありますが(笑)、デニチェンのドラムはボンゾに似ている時があるので、ついついイメージが重なってしまったというワケです。

概ね有名どころのアルバム達なので、この手のジャンルが好きな人なら必ず持ってそうなアルバムばかりですが、ドラムをピックアップしてみると全然違うと思われるかもしれませんが、私の用意したキットと某チャンネルストリップの設定でゲートとEQをチョコマカと変えると、これらの音に似た感じには持っていけるんですな。

「容量数十GB!!」というドラム音源は珍しくない時代ですが、そんなに容量必要なのか!?とも思ってしまう左近治であります。どのみち加工するのだから加工のための自由度を利用者に与えて生素材をトコトン用意してくれるのならまだしも(笑)、音色のバリエーションを増やしているようなのばかり。

ドラムの音作りというのは、前述の「道半ば」での発見が回り道が非常に重要で、これが講じて多くのチャンネルストリップ設定を保存していくことが可能となります。いわばバリエーションなんですな。

音源そのものは全く同じキットを使ったとしてもそのバリエーションは多岐に渡るものでして、近年のドラム音源は容量アップの目くらましで、音作りにおける重要度を利用者に伝えぬまま、音色バリエーションだけを増やす傾向にあるのは否めず、ユーザーがチョイとナメられているかもしれませんな(笑)。

今後リリースされるであろうそれらの曲のドラムについては逐次ブログにて語る予定です。