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いらいら [YMO関連]

iTunes Storeを何気なく眺めていたら、目に飛び込んできたのが新盤追加にて懐かしのアルバム

はっぴいえんどの1stアルバム、通称「ゆでめん」が!

着メロ時代に「春よ来い」をリリースしている左近治でありますが、本アルバムで左近治が最も好きな曲は「いらいら」。annoying

この曲は、御大細野晴臣の作曲。しかもアルバム中最もロックを感じさせる(しかも洋風な)。Little Featの「Cold、Cold、Cold」に似た味わいや雰囲気があるというか、パクリとかそういうモノではなく、当時の日本のロック魂がフォーク色の強い時代の中で根付いているというか(アルバム全体もフォークロックな感じが多い)、そんな時代でさりげなく「ロック」を感じさせる曲が「いらいら」なんですなあ。

エイプリル・フール時代は大瀧詠一が細野晴臣を呼んで、さりげなく部屋に置いたバッファロー・スプリングフィールドのアルバムにどういう反応を見せるか!?という探りをバンド結成の前に行ったというのは有名なハナシ。これにて意気投合し、はっぴいえんどに至った、と。


左近治ならジェスロ・タルやらキャラヴァンとか、ジェントル・ジャイアント、ジェネシス、ピンク・フロイド、ナショナル・ヘルス、ギルガメッシュ辺りで談義するようなモノなのかも(笑)。語り尽くすには三日三晩じゃ収まりそうもありません(笑)。

ロックとはあまりに多様であるがゆえに、そこには色々な実験的な要素も時代背景もあって非常に影響を受けているのでありますが、やたらとバロック風な曲調ではないとプログレとして認めない「偏狭的」なプログレ・ファンも多い中で、平たくロックを聴くことができる耳ってえのを養わないとならんと思うワケでありますな。

ジャズだろうがロックだろうが、ひとりのメンバー追っかけて色んなアルバム集めるとそりゃもう膨大な数になるワケですが、躍起になるのはやはりその人の個性があるからですな。「バンド」としての形が他に形容できない個性を作っている類のバンドはそれこそが理想なんでしょうが、私は実はこういう「バンドでしかあり得ない」個性というのはあんまり好きじゃないみたいです(笑)。どんなジャンルでも。

スティーリー・ダンでも結局はあのお二人があってこそ。デニー・ダイアスもジェフ・バクスターも好きだけれど、何故かバンドっぽさを感じるのはジェフ・ポーカロやマイケル・マクドナルドが居た時代。エリオット・ランドールがメンバーであればあのお二人はもっとスティーリー・ダンのバンドサウンドを構築していったのかもしれません。


ロックとは!?

「イイものもある、悪いモノもある」(笑)。YMOファンには懐かしい響きでしょうか。レアなアイテム用意してますんで、YMOファンの方々には。