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どうなる!?着うた [制作裏舞台]

Garageband4.1.1にて、とうとうカスタマイズ着信音の作成機能が備わりました。これにてiPhoneに転送できてしまうぞ、と。

左近治はiLife’08は持っていないのでGarageband4にてその機能は試すこともできませんし、iPhoneも持っておりません(笑)。ただ一つ言えることは近い内に日本国内においてもお目見えすることになろうであろう「iPhone」という黒船襲来により、着うたの在り方や音楽配信の様相はガラリと変わるだろうなと思うワケですね。

iPhoneコンテンツ開発用のWebkitツールで、国内の技術者も研究や開発を進めているところでありましょう。iPhoneのシェアが1億台とも言われる国内ケータイ出荷数の中で割り込めるシェアは一気に増えることはないでしょうが、Webkitを公開していることが開発サイドにはメリットとなるワケで、これまでのコンテンツの見直しすら必要になるかもしれません。

従来の原盤切り出し系着うたビジネスは間違いなく衰退するでありましょう(笑)。結局はオーディオベースのオリジナルな「原盤」(厳密に言えば、CDリリースされていないタイプのものでも原盤と呼びますが)にてケータイ着信音としてのスタンスが残されるということになるのではないかと。Kクリの着うたは最初からそのスタンスだったのだから別に大騒ぎすることもないのでは!?と思うかもしれませんが、クオリティやら音の魅力やら今以上に質を向上させないとダメだということを意味します。

ついでに言ってしまえば、購買意欲をそそるような質を備えなければやがては利用者自身がGaragebandでオリジナルのソコソコの着信音を自分で作ることに手を伸ばすということも考えられ、今でもそういう人はいるとは思うんですが、それがもっと広く波及することになるんだぞ、と。

例えばアノ手コノ手使ってワンセグからキャプチャーした音をどうにか着信音設定できないものか!?

という風に考える利用者は圧倒的に多いのではないかと。

iPhoneがワンセグを備えるというのは現実的ではないですからね。但し、PC経由にてテレビからキャプチャした音声をユーザーが自由自在に切り出しして着信音に設定可能となってしまえば(やろうと思えば今でも可能ではありますが)、もはやテレビ番組のBGM系だのと模倣してアレコレ似たものを作ってリリースするよりも、ユーザはお金を極力かけずに自分でできることを選んでしまうということになるのですね。これが広く波及すると、従来のビジネスは衰退するんだぞ、ということを言っているのであります(笑)。

だからこそオリジナルな音の着信音ビジネスに回帰していくようになるのではないかと。


水面を漂う波というのは「伝播」こそしていますが、波紋の中心にあった波が移動してきたワケではないのであります。レコードの溝が物理的に中心から外側へ動いてきたワケではないのと同じように(笑)、

「波」そのものはその場で上下しているだけであって、水面が調和を保つようにして、その波の周囲のバランスを取って上下している、と。それが幾つも集まって波紋が拡がっているだけなんですな(笑)。つまり、ヤジ馬という群衆の先頭と最後尾のような波及効果みたいなモンです(笑)。何かの騒ぎに群がる人達の先頭の人がわざわざ最後尾に移動して教えてくれるワケじゃないですね。「騒ぎ」となっている何かが波及しているだけであって(笑)。Kクリは波のひとつではありますが、先述の通り波は上下しているだけでスタンスはブレていないんですな。

もしも波が実際に移動しているのであれば、波紋が生じた所に浮かんでいたピンポン球は波の動きと同じように流されて移動するでしょうか?(笑)。

核心に触れたければ実際に触れてみないと分からない。但し、殆どの多くの人というのは伝播されていく「何か」を感じ取る程度で満足できる。あまりに外縁部だと知ったつもりにしかなりませんけどね。

その外縁部の人達に核心部分を見せずに「確信」させないままに、騙し騙し売っていたコンテンツがケータイ社会では横行していただけなんです(笑)。「波」そのものを作り出すモノが従来の日本のケータイコンテンツに欠けていたものだったんですな。メールをやろうがWeb閲覧しようが、パソコンでは当たり前のようにできることが、ケータイでは些細なことでも金が掛かったということに身に覚えのある方も多いのではないかと。

波どころか、そろそろ津波がやってきますぞ、と(笑)。津波に波紋が生じてたらどうなっちゃうのよ!?って感じですな。

波が実際に移動するのであれば、沖に浮かぶブイは砂浜に漂着してしまう(笑)。

どんなに大きな船でも横波受けて転覆することもある。

Kクリとはブイのようなモノなんでしょうなあ。

そのブイが何の為にあって知らせているのか、ブイの役割が人々に伝わっていればそれこそが「波及」なのでありますな。