SSブログ

SMPロック [サウンド解析]

ん~、どうもブログの設定がおかしくなってしまったのか、あれこれ記事をエクスポートして他社のブログやらインポートしてみていたりしていたんですが、やはり使い慣れている方がいいので出戻り、と。

Kクリのコメントでも今や存在しないURLを載せているんで(笑)、いずれ修正しておかないと、と。

さて、今回はソフトウェア音源のお話。シンセやらサンプラーやらエフェクトプラグインやら。パソコンベースの音楽制作はすっかり欠かせないものになって、ついつい贅沢をしたくなってパソコンに負荷を与えてしまいがち(笑)。

とはいえ、これらのソフトウェア音源の類は、すっかりポピュラーになったマルチコアやらの分散処理がまだまだ巧いこと活用されていないような処理になっているようなものも多くて、この辺りが次世代DAW環境のキモとなる部分なんでしょうなあ。但し、Logic Proの内蔵モノに関しては非常によく分散処理していると思います。8になってから分散具合が7.2.3の頃よりも効かなくなってしまってはいるようですが、これは今後のバージョンアップに期待するとしましょうか。

なんでまた、この「分散処理」やらに目を向けるのかというとですね、Mac使っている人ならご存知とは思うんですが、G5 QuadからのマルチCPUモデルは、Tigerの組み合わせによって大きな恩恵を受けることができるようになったんですな。それがSMPロック(シンメトリック・マルチプル・プロセッサ)。

Tigerのカーネル部分の「ファネル」と呼ばれる部分がそれまでは2つだったのに対して、臨機応変にSMPロックが活用されるようになったワケですね。CPUのキャッシュにおいて。

ただ、ソフトのプログラミングにおいて、こういう機能とかち合ってしまうようなソフトがあるような(笑)。問題児であるKontaktとかBatteryですね(笑)。

それらのNI製品は、おそらくアクティベーションにも起因しているのかもしれないんですが、MacのこういったSMPロックとソフトとの応答にどうも相性がよろしくないようなコトを感じるんですな。

Mac OSはファイルの扱いやらCPUの処理やらメモリの処理までダブルチェックしているようなモンですから、整合性の「結果」としてファイル出力する際に、SMPロックとかち合うのか、整合性の取れなかったモノを「不可視ファイル」として残してしまうんですなあ。KontaktとBatteryは特にMacと相性が悪いような気がします。こう断言してしまうのもアレなんで、MacのマルチCPUモデルのTiger以降のOSと相性が悪いようです。

こういった不可視ファイルはKontakt上からブラウジングできてしまうんですな(笑)。Kontaktも3になってマルチプロセッサをサポートして、その設定が可能になっているんですが、マルチCPUに分散させてはいても、さらにデュアルコアにまで分散させているようではないんですな。Macにおいては真の意味でのオプティマイズはまだまだされていないようで(笑)。

NI関連のソフトは特にMacのSMPロックに巧く対応できていないように思えるんですな。

とはいえ他のサードパーティーの音源やらプラグインでもマルチコアやマルチCPUをフルに活かした設計になっているものは少ないと思いますが、NI関連のソフトはそれが顕著ですね。

ただ単にデュアルコアCPUならこういう問題は少ないのかもしれませんが、マルチCPUとマルチコアの両方を兼ね揃えた環境の受難(笑)。

とはいえそんな不安も、ブン回しマシンパワーがそれを忘れさせてくれるワケですが、そろそろ8コア欲しいぞ、と(笑)。