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イナタ目 [たわごと♪]

そういやYMO関連曲はアレコレ着手しているにも関わらず、一向にリリースされないのはどういう事か!?と思われる方もいるとは思うんですが、別にYMO関連に限らずどのアーティストでも難産なのが左近治の制作裏舞台でありまして(笑)。

うる星やつらで言えば、私のスタンスは「あたる君」。常に目移りしているというスタンスなので、三歩歩くともう違うこと考えないと比較的新しい記憶はデストロイされちゃうんですな(笑)。その内『レナードの朝(=Awakening)』みたいになってしまうのか、左近治!?

本音を言えば、最近は少しイナタ目でアッパー・ストラクチャーのオブリガードが美しい系のギター・パートの曲を作りたいので、この手の打ち込みには時間を要するというのが真相なんですな。エフェクトは強くかけずにストラトのイナタい音。.009ゲージのストラトなんてストラトじゃねえぜ!というスタンスで制作している曲が色々有るんですよ。左近治本人が一番好きなギターはストラトキャスターというのもあって少々狭い了見かもしれませんけどね。

更に、原曲とは少々違うアレンジで彩りを添えなければ原曲切り出しの着うたの方がイイ訳なんで、とはいえ弄り過ぎてしまって、着メロのデフォルメ感と何ら遜色無い着うたにしてしまうのも余りにも愚直なんで(笑)、制作面での難しさと時間を要する作業が足かせとなってリリースが長引いてしまうというワケですね。


左近治の好きなギタリストと云われれば、

渡辺香津美、ジェフ・ベック、エリオット・ランドール、グラント・ジェイスマン、デヴィッド・スピノザ、リック・デリンジャー、スコット・ヘンダーソン、ジャン・ポール・ブレリー、フィル・アップチャーチ、Char、ウリ・ジョン・ロート、タック・アンドレス、ジョージ・ベンソン

とまあ、挙げればキリがないんですが、特に前述の最初のお三方は特に大好きですね。特に、官能的でイナタ目な人が好きなんです。エフェクト中毒系の人となるとまた別のハナシになってしまいますが(笑)。


今現在、制作に勤しんで色々アタマを悩ませる曲達のタネを明かせば

Help Me/Joni Mitchell 「Court and Spark」
Joni Mitchell - Court and Spark - Help Me

Sao Paulo/Chic 「Chic」
Chic - Chic - Sao Paulo

You've Got A Friend/James Taylor 「Mud Slide Slim&The Blue Horizon」
James Taylor - Mud Slide Slim & The Blue Horizon - You've Got a Friend

I Wanted It Too/Roberta Flack 「Feel Like Makin' Love」
ロバータ・フラック - Feel Like Makin' Love - I Wanted It Too

いずれの曲も「持っていなければならない」と言われるに相応しい有名なマスト・アイテムどころなんで、わざわざ左近治が作る必要があるのか!?と言われてもグウの音も出ないのでありますが(笑)、名曲はどうしても作りたくなってしまうんですなあ。

本来であらば、いかなる配信系でもリリースされていない曲を取り上げた方がイイのかもしれませんが。

ただ、Kクリはノルマがあるワケではないし、運営サイドから馬車馬のようにムチ打たれて制作するワケではない(笑)、あくまでも店主の意向によってリリースされる時があれば無い時もある、と。利用者から見れば雑多な曲を吟味するというほど物理的に多くの楽曲を取り揃えているワケでもなく(Kクリ全体でも)、その辺りからすると利用者の観点で見れば、うまいこと自分の好みとマッチングしない限り触手が伸びにくいかもしれません(笑)。

5~6年も着メロ・着うた作業やっているとアレコレ分かるんですが、時流を追ってケータイサイトやPCサイトと連動させて、著作情報はできるだけ公開しないまま独り占めして身入りを増やすという手法が現在のテレビ系の音楽のやり方なんで、そういうことを生業としていない限り、もはやこの手の音楽は制作しづらい状況になっているんですね。昔と比較すれば囲い込みの度合いがより色濃くなっているのからなんですけどね。

1クールで完結してしまうドラマが多いために、著作情報などがオープンになって制作を始めても、ドラマはほぼ最終回に近付いているということなど多々あるワケで、専門的に「追っかけ」的なスタンスで的を絞っていれば可能かもしれませんが、なかなかすぐに着手できないという状況にあるワケです。

既成曲にこだわらずに、ジングル的なSEっぽい曲の方が活路があるかもしれません(笑)。とまあ、その手のジングル要素の曲を物理的にも少し増やしながら既成曲をやっていこうかな、というのが私の制作裏事情なんですが、制作で力みなぎるのは、自分の好きな曲を作ることなんですなあ(笑)。

たかだか数年で着メロ・着うた事情もこれだけ変容して、多くの人が望むチャート系の曲の層に的を絞ってしまうと制作のアイデアが全く生かされない状況にもなるんですね。

別の言い方をすれば、10年前に朋ちゃんやGLAY聴いていた人が今でもその手の曲に手を伸ばしてくれるのか!?ってコトですよ。だからこそ、その手の人に的を絞ると、こちらが誘導できなくなってチャートの日和見で曲を作るだけの「着メロマシーン」になってしまうんですな。

一時期は左近治も時流に乗ってCM音楽やら手早くリリースしていたコトもありましたけどね(笑)。とはいえビジネスなんで、それもまた難しい所ではあるんですが、イイ音楽はいつの世にも使われるので輪廻するワケですね。輪廻のタイミングを待つというのんきなことを言っている前にキャッチーな音作ってくれ、というのが消費者の本音だと思うので、まあ左近治も色々チョットやってみようかな、と奮い立っている最中でございます(笑)。いつになるやら。