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レイ・バーダニとマイケル・コリーナをなつかしむ [リリース発表]

扨て、10月5日リリース曲について語るとしまひょ、と。

今回もマジ曲連発、あなくろ本舗にて『Backstreet』/David Sanbornをほぼ原曲リスペクトアレンジにてリリースします。

原曲はイントロの前後半の2構成からサンボーンのAメロが始まるわけですが、今回のパターンはイントロ後部とAメロ出だしの部分を抜粋したものであります。

Oberheimベースとマーカスのスラップを模倣したワケですが、今回活躍したのは某ベースの周波数スペクトラムを模倣させたLogic内蔵のMatch EQですね。というよりも活躍したというとなるとやはり元のベースということになるのかもしれませんが(笑)。

あやしげな白玉コードのパッド音は3種類のシンセ使ってますが、ここでは敢えてナイショにしておきましょう(笑)。

一番手をかけたのはやはりサンボーンのパートである、サックスのブロウたっぷりの音ですね。こればかりはもう聴いていただくしかありませんが、従来左近治がリリースしてきた中では最も生っぽいのではないでしょうか(笑)。一番手間暇かかったのがやはりサンボーンのパートですね。

特にダイナミクスを演出するためにボリュームのオートメーションはかなり細かく、且つ増減幅を大胆に編集しないとなかなか得られなかったというのが今回の曲。


作曲そのものはサンボーンなのですが、ブルース・スケールによって構築されるコード・トーンであやしげなコードになっております(笑)。スティーリー・ダン特にウォルター・ベッカーのアプローチが好きな方には絶妙なコード進行の曲のひとつではないかと確信を持っております。


原曲のド頭のイントロ部分も実際には制作しておりますので、気が向き次第こちらもリリースすることになるかもしれません(笑)。なんでまとめてリリースしなかったのかというと、やはりテーマ部を先をリリースしたかったというわけであります。

真砂の数ほどもあるケータイの実機にてどれほど今回のサックスフレーズが鳴ってくれるのか、左近治自身、非常にワクワクしているところです。マーカス・サウンドの醍醐味であるスラップのプル音もどれだけ再現してくれるのか非常に楽しみのひとつであります。

あまりに偏ったセッティングをスラップにて施すと、再生環境によって全く違って聞こえてしまうほどサウンドキャラクターにバラつきが生じてしまいかねず、スラップに限らず、へたなEQセッティングだと、再生環境によって大きくサウンドキャラクターが変化してしまうものであるものです。

小型スピーカーであろうが、12~15インチクラスのスピーカーキャビネットであろうが、キモとなる再生帯域には、どんなスピーカーのキャラクターであれ再現力を重視しているため、その帯域においてはキチンとEQをほどこした上でマクロ的な部分でも再生装置の差異を包括してしまうくらいの音に仕上げないとマスイと思うワケであります。

それほど大きくサウンドキャラクターの変化を感じさせないことこそが今回の最大のテーマであるかもしれません(笑)。そういう意味での挑戦なんですな。

マーカス・ミラーのスラップサウンドだって、小型のラジカセで聴いたら全然マーカスじゃない音になるよ!というような装置は少なく(笑)、どんな装置で聴いてもマーカスっぽい音はマーカスっぽい音として認識されるものであります。別にマーカスに限らず、筋の通った音というのはどんな環境で聴いてもそれと分かるように施してナンボだと思うわけですね。

左近治の今回の音、ケータイであっても多くの端末で遜色のない音を目指して、普通の再生環境でも難しいトーンキャラクターに挑戦してみたというわけであります(笑)。

まあ、純粋に音楽を聴いて楽しんでいただくだけでも十分なんですけどね。このブログをお読みになる方ならおそらくや自分でも音の構築にある程度力を注いでいる方が多いと思われるので、その辺りを吟味していただければ幸いですな。