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思えば歳を重ねたもんだ [クダ巻き]

Leopard発売が待ち遠しい左近治。まあ、ついでに言えばLogic Proの次期バージョンにも興味があるわけですが、思えばMacの音楽制作や楽譜制作、それらを出力するにしても多分野に渡って連携が取れていたからこそMacに魅力を感じて手を出したワケですが、利便性が向上すると共に、当初は全く構想外だったワープロやら今で言えばオフィススイートやら映像編集やら画像編集やら、と。こういうモノにも触手を伸ばすことができるようになって、気が付けばマスターしてしまっているという自分に驚きなワケです。

世にPowerBookが初めてリリースされた当初、左近治は10進数の20代終盤という年齢(笑)。当時は富士通のOASYSを筆頭に「ワープロ専用機」が持て囃された時代。それが今ではOfficeアプリが当たり前という時代なワケでして。当時の私ですらも、こういう環境で学校の授業や講義を受講して勉強していればどれだけ捗っただろうかと後悔したものでありましたっけ(笑)。

学生生活を振り返れば、私自身は黒板にありとあらゆる文字やら矢印やら、レイアウトまでこだわって黒板とにらめっこしながら喋っている教師の類は嫌いでして(笑)、黒板をほとんど使わずに口頭で情報を凝縮させていく教師が好きだったんですね。なぜかというと、自分の咀嚼できたイメージでノートに取るが出来るからでありますね。

グラフやら表形式やらワープロなど。それらをイメージ通りにパソコン上で出来るようになったと感じることが出来たのは3年ほど前でしょうかね。なんだかんだ言って、イメージ通りに、ノートに書くような、概念的なイメージをノートに書くようにしてアレコレとシームレスに操れるようになったのがそれくらいだという感じがしたんですね。

別に左近治が、それらのアプリを使いこなすのに、当時のPowerBook出現から3年くらい前くらいの年月を必要としたというワケじゃないですよ(笑)。

パソコンやらソフトの操作をある程度習得した上で、それらを使いこなして概念的なイメージをノートに書くような感じで利用できるようになったというならそれこそWindows98くらいの頃でもそういう風に利用した学生はいたと思うんですが、勉学とは別にOSやらソフトの「クセ」に慣れなければいけないというワケで、そういう取っ掛かりが少なくなって操作できるようになったのは大体3年くらい前ではないかな、と個人的には感じたワケでして。

生まれて初めて手にしたPowerBook。この頃のOSは漢字Talk6.0.7(笑)。いまや懐かしい「デスクアクセサリ(DA)」で「MultiFinder」を起動させて、初めて複数アプリを同一デスクトップ上に展開できるようになっていたワケで、今を思えば、当時ですら使いやすいと思っていたMacの環境もこの程度だったんですね。それでもPC-9801で作業しようとは微塵も思いませんでしたけど(笑)。

こういうシームレスな環境が当たり前になって、どれだけのユーザがそういう環境を欲しているかというと、パソコンそのものはインターネットツールとしての在り方で普及しているワケで、学校教育に不可欠なものになったとはいえ、人によっては「なんでパソコンなんか覚えなければならないだろ?」と疑問に思っている人もおそらく相当数いると思うんですね(笑)。

ま、何はともあれ、そういった使用のみならず、音楽制作に目を向ければ、これもまた着実に進化を遂げていて、万人にも普通に音楽を作れてしまうような環境が揃うようになった時代です。

誰もがある程度のものを作れるようになった時代、誰もが作れなかったようなものに手を出していた人たちがどういう差異感を演出しなくてはならないのか!?と苦悩してしまう人は、その前提として必要な最低限の「術」を身に付けていなかったというコトを意味するワケでして、ある意味では、そういう自分自身のスキルの現実を突き付けられる時代になったのだなあとも感じるわけです。

九九を習得しなかったからと後悔する前に(笑)、音楽やるなら知らなければならないことはそれこそ真砂の数ほどあるワケで、九九知っている程度じゃ許されないのも事実(笑)。

強みを発揮できてこそナンボですな。