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Custom Ringtones (iTunes)ですゼ、ダンナ [クダ巻き]

iPodの新製品が発表されたようですが、筐体や仕様については殊更ココで述べる必要はないでしょう(笑)。左近治が興味深いのはこっちの方ですね。
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『Custom Ringtones』(米国サイト)

いわゆる原盤切り出し系として国内で流通する「着うた」。Kクリのそれは、原盤切り出しではないのは皆さんもご存知の通りだと思うんですが、多くの利用者にとってこういう姿こそが着信音を管理する、またはカスタマイズするという本来在るべき姿だと私は思いますよ。

違法スレスレで着うたをCDやらDVDで自作している人がいたり、そのようなツールを配布していたり。中にはこういうもので利用者を釣っておいて、広告を強制的に読ませることで報酬を得ている悪質な携帯サイトだってあるワケです。

iTunesが母体となることで、端末を繋げばiTunesとリンクするだけ。つまりパケ代はかからない、と。


こういう発想こそが、多くの利用者にとっては着信音としての着うたはコレで十分!なのではないでしょうか。そういう所に気付いている所にあらためて感心してしまうワケです。


過去にiPhone関連で話題にした左近治の記事は本ブログ左横にあるブログ内検索にて iPhone を検索していただければ当該記事を拾って来るのでお試しください。

今を思えば、これらの記事を書く前から実はAppleにフィードバックを送っていた左近治(笑)。その時の仮称が「Custom Ringtone」についてで、拙い英語でフィードバックさせていただいたワケですが、同じコトを考えている人など真砂の数ほど居るのは承知していますが、何気ない名称とはいえ、当初左近治が想定した名称と同じ名称だとなにか嬉しいやら感慨深いやら(笑)。他に思いつくような巧い言葉があるのでもないでしょうしね。

しかしながら、左近治のヘッポコ英語に目を通してくれていなくても構わんのです(笑)。Appleと同じようなイメージを、この加齢臭クダ巻きオヤジが抱くことが出来ているのが私には嬉しくもあり(笑)、細々とマニアックなオリジナル着うたを作るという現場に従事しているだけのことはあるのだなーと思いました(ホントかよ)。

というか、着うたの現場に携わっている以上、こういうイメージ持ち続けることが重要であって、そこで乖離してしまうようではハナシにならんワケですよ。コレがマジなハナシです(笑)。利用者や制作においても何処行っても乖離してしまうようなスタンスじゃいかんのですよ。どこかの映像著作管理が一元化されておらず迷走してしまっている様を思えば、音楽界などまだまだ捨てたモノじゃあないッ!(笑)。

もちろんフィードバックの内容に、「小生、国内における着うた制作者でありやす」などと微塵も語っていませんけどね(笑)。

Kクリやっていれば、外部に漏らしてはならない情報などいくらでもありますんで、その辺をリークすることなくフィードバックしたとゆーコトなんですよ。私のフィードバックの内容はAutomatorも絡めてのコトだったんですけど、AutomatorもiTunesにいくつかのデフォルトで組まれていますんでこれから色んな編集方法が追加されていくんでしょうけどね。

しかしまさかGaragebandライクで提供するとは思いもよりませんでした。

日本国内でどうなるかはまだ未知数であるものの、先述に列挙した記事でも述べている通り、たかだか原盤切り出しで数百円もするような経験をされた方は本当に多いと思うワケですが、パケ代は高くコンテンツも高いからこそ違法な方法が根絶しない背景があった中で、こういうことこそが本当に理想的な提供なのだと思ってしまうワケですよ。

「商売あがったりだろ!?」なーんて思われるかもしれませんが、Kクリの制作サイドや利用サイドは、それら原盤切り出しとは違う、音楽のある一部分が有している「楽曲としての根幹」の魅力を知っている人が制作し、それを欲するという、どちらのサイドも「曲のどの辺りがオイシイ部分で聴きたい部分なのか(例えオリジナルじゃなくても)」というコトを知っている人が運営&利用しているのであります。

ですから、YMOのLimboのドラムのブレイクビーツ部分だけリリースしても、その魅力を知っている人はオリジナルじゃなくとも利用してくれるワケですよ(笑)。手前味噌ですが(笑)。

ドラムの音ですから、和声が鳴っているワケではない。厳密に言えば部分音をいくつかピックアップして、平均律より20セントほど低いD音のスネアとか(笑)、そういう風に説明は付けられますが、これはあくまでも例ですけどね。ドラムであっても音程感のある部分音を抽出して説明付けることは可能ですが、ほとんどの人はドラムに音程感というよりは非和声的な音として聴いていると思うんですよ。

そういう音にも原曲が魅力を備えていれば利用者は買ってくれるワケなんです。

ただ闇雲に特定のアーティストが好きだから、耳がマヒしているワケじゃないんですね。コンテンツの質を理解していて買っていただいているというワケです。

ですので、ウチらKクリの制作者はですね、ある曲のオイシイ部分を素早く察知した上で耳コピして、オリジナルとは違う形でアレンジ(せざるを得ない、というかアーティストと同じ機材使ったとしても別モノになってしまう)してリリースしているというワケですね。

原盤切り出し系がユーザーサイドで行えるようになれば、Kクリとしては地道に従来通りやっていても全くノープロブレム。大変なのは原盤切り出しで儲けていた所でしょうね。

そういう意味でも着信音業界紆余曲折はあれど、Kクリのスタンスはブレていないなー、とあらためて痛感してしまうワケなのでありました。