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石油 [サウンド解析]

あちこち出かけてあらためて痛感するのは、ガソリン代高騰やら渋滞やらetc

例えば無鉛ハイオクってぇたって、確か数%くらいはガソリンではないんですよね。これは国内で法整備されたものなので、すなわちそれくらいの純度を保っていれば販売してイイというワケですな。満タンにしても、エンジンオイルに匹敵するくらいの量はガソリンじゃなくてもイイということ。

空気と化学反応したり、その他の”非ガソリン”系が給油タンクに水貯める、と(笑)。利用者個人のガソリンタンクは水抜き剤だの使うのに、ガソリンスタンドのキロリットル単位で備蓄している所にはなんで水抜き剤は必要じゃないのかなーと不思議になりつつも、揮発油税で沢山国にテラ銭払っている所は憂慮されるワケで、バイオエタノールが真っ先に認可されるのも昨今の原油高騰(米国ヘッジファンドによる誘導策に端を発する)に伴って、産油国ではない資源の少ない日本ではこういう煽りをモロに受けるために関係各所に格段の配慮をする、というワケですね(笑)。

まあ、それでなくとも企業には格別の配慮をしている近年の与党ですから、概ね予測は付くんですけどね(笑)。

因みに、原油は採掘しなくとも化学的に合成して作れるものの、採算性が現在のコストよりも高いからなんですね。メタンハイドレートの資源は潤沢な日本も(笑)、コストが高いためにそっちにシフトできないんですな。

で、これら天然資源の採掘にはですね、音が重要なんですね。

電気的な刺激を与えたらそれこそ爆発や一世紀単位の地下火災の危険すらあるそれらの採掘では音を使って試掘したりして探り当てているというワケですな。

ヘリウムガスも吸えば声が変わりますね。

こうした成分の違いで音の伝播速度は変わり、音に変化が生じます。その差異を利用してガスやら原油の調査に使われているっちゅーワケですわ。


大気の組成はもちろん、音の伝播はそれを伝わる質や密度にも影響を与えるワケです。温度だけではなく。

気圧やら吸音率、温度、材質、材質の密度やらの音の伝播は色んな方面で研究されて知られていることなので、それらの値をパラメータとして用いて自分で簡単なプログラムでエフェクトを作ることも可能なワケであります。

さらにですね、それらのパラメータで与えられた擬似空間の中に、障害物を配置させるというパラメータも与えることができまして、この「回折」と言われるパラメータはどれだけの表面積を与えると音の伝播具合が変わり音に影響を与えるのか、というアルゴリズムというか公式は結構簡単なものでして、前述のパラメータ群よりも簡単だったりします。

学生さんには是非夏休みを利用して、図書館行ったりしてそれらの研究をして、Max/MSPやらReaktorを使ったりしてオリジナル・エフェクトを作ってみたらいかがと思います。

音色変化において比較的簡単に構築できますし、応用の幅も広いので試してみる価値はありますぞ!