SSブログ

デジタル社会が齎したもの [たわごと♪]

音楽はレコードからCDと変化し、場合によっては配信コンテンツだけで円盤を持っていない人だっているかもしれません。

多くの人がレコードからカセットテープに録音して蓄えて、どれだけ金をかけようともレコードに匹敵する音を録音できるテープメディアを所有している人など極めて少なかったという事実。それでも高級オーディオが盛んなアナログ時代、今に比べれば音楽において金をかけている人というのは多かったものであります。

テレビは地デジに移行していき、映像の方でもアナログは消え行くわけですが、色を制御しているのはデジタルですが、最終的に「発色」として動作する機械部分はアナログなワケでして、スピーカーの構造そのものが、どんなにデジタル社会であろうともアナログなのはテレビでも同じなんですな。

届く音だって空気の振動で十分「アナログ」なんで(笑)。

とはいえ、途中経路の部分がデジタルになったことで音質面においてもそうですが非常に大きく変わった部分はあるワケですね。

テレビでいえば、地デジだろうがアナログだろうが、CRTが消えていく時代。


先のアジア杯。私はBSも録画、地デジで観戦していたわけですが、我が家のテレビはプラズマも液晶もCRTもサイズは違えど存在しておりまして、CRTと比較すると液晶もプラズマも然り、動きの部分が泳ぐんですな。映像が。

例えばカメラが水平にボールを追っていると、芝目が曖昧になります。CRTのぼやけ方とは違うし、車や電車に乗っている時の外の風景が通り過ぎる様とはまたチョット違う「曖昧さ」があるんですね。こういう所に現在のメディアによる弊害というものを痛感するんですね。

最近顕著なのは、テレ朝さんは特にサッカー中継だと顕著ですが、選手のフォームや体型を意識していないで見ているのか、実に選手の間違いが多いんです。でも、これはテレ朝さんだけではなく、TBSや日テレにも言えることで、解説と実況で秀でているのはサッカーの場合だとNHKかフジ。その他はCSになるワケですな。とにかく選手の情報は紙の上だけのことしか知らない実況アナウンサーが多いのが気がかりですな。勉強不足ですね。

プラズマでも、そういった映像の動きに弱く、感覚的にはカメラの動きが静止して100ミリ秒くらいしてからようやく芝がクッキリと映るような感覚と言えばいいでしょうか。100ミリ秒といったら、3フレーム分くらいあるってことですからね。

SEDディスプレイも頓挫しているようですし、おそらく実況席のモニターも液晶でしょう。こういう弊害がプロの現場でも目の当たりになっているんでしょうな、おそらく。あとはアナウンサー本人の勉強不足と言えばいいでしょうか(笑)。

ただ、プレーが途切れてもいないのにいつまでもスローモーションでシュートシーン見せてしまって、試合中継のシーンを流さないカメラワークというのは酷いもんですな(笑)。野球の一挙手一投足の余韻を楽しむような見方ならいざ知らず(笑)。

いまや野球もあまりに見放されてしまって、そのギャップをあざ笑いつつもその話題にスポットライトを当てることで、奇異性とでもいうか注視させる程度にしか話題の種にならなくなってきたんですよ。

ある意味、今あえて野球用語使ったりするとウケる局面なんて結構身の回りでありませんか?そういう私も春先に「遭えて」野球関連の曲リリースしていたのはそういうワケなんです(笑)。

今の野球が面白くて話題にしているんじゃあありません(笑)。

ただ、74年から90年くらいまでのプロ野球なら、ファン・バステン語るよりも語れるかもしれません(笑)。

昔の良い部分は残しつつ、現代に伝えてほしいと思うばかりです。全てが良くなったとは思えませんしねえ。手軽ではあるんですが。