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PSEとは一体何だったのか!? [たわごと♪]

記憶に新しい平成悪法の1つ『PSE』問題(笑)。電気製品にことさら密接な関係にある音楽産業界隈においてはこのPSE法、もはや知らない人はいないかもしれません。

「まあ、いけしゃあしゃあと舌の根も乾かぬ内に翻って謝罪かよ」

とお思いになる方も多かったことでありましょう(笑)。


左近治はですね、こうした悪法だったという弁明を今になって釈明はすることよりも、いまさら謝罪するのであれば、なぜあれほどの喧噪の最中にできなかったのか!?ということの方が疑問なんですね。

PSE法を推進するにあたって音頭を取っていた実力者がいたのかもしれない(リタイヤ!?)、などと穿った見方をしてしまいかねませんけどね、そもそもPSE法は第三国、いわゆる賃金の安い近隣アジア諸国のバッタモン流通を食い止めることが主な目的だったようですね。

今まで日本という国が挙って違法な電気の使い方をしていたわけでもなく、従来も検査体制は整っていた時代に流通していたものがPSE法成立とともにアウトになるんじゃあ、こりゃあ確かに怒り心頭だったでしょうな(笑)。

結局なんだかんだいいつつ割を食った業者や個人(処分してしまった人もいるかも)が迷惑こうむった、と。迷惑だけではなく実害ですね。


安全性を追求した場合、危険な状況において誰が責任を取るのか!?ということを明確にしたかったんでしょうなあ。逃げ得ということも有り得ますし、自社工場も持たずに海外下請けに製造させている業者も少なくない中、国内の代理店などの業者が責任逃れたら第三国にまで適用できるのか、と。そういう線引きが必要だったのかもしれません。

ハナシは変わって保険業界。

保険というものは、掛け金さえ払ってくれりゃあ何かあった時は保証しますよ!

という業界ですな。もっと手っ取り早くいえば、何かの事故や問題をカネで解決しますよ、と。こういうシステムなんですな(笑)。


問題が全く起こらなければ掛け金そのまま坊主丸儲け(笑)。でもたま~に問題起こった所でカネ使わなければならないぞ、と。

車の事故にしたって、営業がしこたま動いてどうにか安く済ませたり、或いはゴネる相手じゃないから保証金安くしようと企てたりなどと、まあ色々あるんですな。


ところが今春から、保険業界は規制緩和が行われて、チョットしたもので額の安いものでも資産がそれほど潤沢ではない企業でも参入できるようにしていたんですね。

先のPSE法とは、こういうことも含めて色んな所にカネを流通させようと企てているモノにあてはめられていったモノだと思うワケですよ(笑)。ま、出来レースというか。

思い起こせば消費税が無かった時代のバブル期。左近治もバブルを散々謳歌しておりましたが(笑)、この時代の保険業界は強かったですよ。銀行もそうですけどね。

規模がある程度大きいと保険業者がタイアップしてくれる『財形貯蓄』。

つまり、自分の会社にカネ預けて運用させる、と。年利で言うと企業の規模にもよるでしょうが、今の消費税率よりも高かったのは間違いないでしょう(笑)。大体7~8%くらいあったでしょう。500万円くらい預ければ、1年後には40万円くらい利子が付くわけですからね。

財形貯蓄があって、株上場前の企業に転職をして、持ち株制度利用して自社株買い込んで利殖をする、と。コレが当時の賢いサラリーマンの利殖術。

ところが銀行も保険業界もバブルの煽りで「ゼロ金利」。リスクはあっても株式市場に目がうつった、と。

株投資になると株主に配当金を回さないとゴネられる(笑)。ペーペー社員の待遇は微増になり、挙句の果てにはアウトソーシング(笑)。

それで、巧いこと大勢の国民は騙され、郵政民営化で国民の金を民間市場に行き渡らせる、と(笑)。もはやいつ日本が終わってもおかしくないような(笑)。

そんなこと行っても利殖オタクのサラリーマン、定年退職で得た退職金はどうにか税金緩和してくれたから(笑)、ゴネない社会にさせている、と(笑)。こりゃ、格差が広まるのも当然なワケですよ(笑)。


真砂の数ほどある恋愛や世間への反抗(家出レベル程度ですが)を、大して売れもしない歌にするのなら、こういう社会をまともに知って歌にした方が良いはずなんですけどね(笑)、目先の楽器関連の魅力に心も目も奪われて、中にやクスリで頭もヤられて、政治に批判する能力も持ち合わせていない人も増えてきた昨今(笑)、左近治は、あらゆる事象に毒付くスタンスで今日もセコセコ着うた制作、と(笑)。ケツの穴が小さいコト(笑)。

ちったあネガティヴでエモーショナルなキャラクターを構築すると、モノの見方も結構大変なモンですよ(笑)。

音楽はそうしてあらゆる方面から分析しているんですけどね(笑)。