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久方ぶりにマーカス・ミラー関連曲を [制作裏舞台]

つくろーかなー、と企てております左近治です。

Jazz Lifeの最新号もマーカス君でしたね(笑)。そうそう、最新号のジャズライフには久しぶりに誌上でお目にかかることができたんですけど、『Unicorn』の譜面。

元にしているのは、アルバム『TO CHI KA』の。

すなわち、ベースはマーカス君、ドラムはスティーヴ・ジョーダンというアレですな。譜面にはマイク・マイニエリのC7とE♭7という短三度上昇してソロ遊びと、その後のベースがディミニッシュで動くブリッジ部は割愛しているようですけど(笑)、ま、大局的な曲構造は判るぞ、と。

今更譜面に頼らなくとも左近治はとっくにUnicornは着メロにしていますけど、今この時代にあらためてUnicornを知れるという意味で注目したのでブログに書きたくなったんですね。

Unicornの曲の特徴は、この曲、スパニッシュ・モードなんですよね。

スパニッシュ・モードとは、フリジアン・モードの変化形でありまして、つまる所、Eマイナー調に聞こえさせつつ、2nd音が♭2ndなため、フリジアンなのですが、形成するハーモニーがメジャー、と。

メジャーとマイナーの推移でモードチェンジするよりかは両者のイイ所取りで音階作ったのがスパニッシュ・モードというワケですね。

とはいえ、スペイン臭さを感じさせないのは、隣接する音でE→F→Gのように移動しないからなのでありますな。AからC行ってB♭という感じで進めるのがUnicornのイイ所。

マーカス関連の曲をそろそろ作ろうと思っていた矢先なんで結構タイムリーだったかな、と。とりあえず2曲を予定しているんですけど、リリースはいつ頃になるやら(笑)。