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やっぱりドラムが好き [クダ巻き]

左近治の場合、自分が初めて志した楽器はドラムなので(笑)、やっぱりドラムはとても好きなのであります。12プライ時代のSONORのシグネイチャー(激重)、グレッチのチョイ古時代のワイドなスナッピー使ってたスチールシェルのスネアとか、スリンガーランドのスネアなんて目にした日にゃあ、ほおずりしますな(笑)。

日本人のドラマーで一番好きなドラマーはですね、左近治は山木秀夫氏です。

山木氏の空間を読み取る、レガートシンバルワークやら、匠のスネア。故トニー・ウィリアムスのようなフェーズに位置するようなお方です。

生前のトニー・ウィリアムスをブルーノート東京で観た時、終盤のドラム・ソロにおいて、キックの踏み加減で音程変えて「演奏」しているドラマーを目撃できたのは、後にも先にもいまだトニー・ウィリアムスだけです。

C音とB♭音を踏み分けておりましたけどね、その時のソロでは。

左近治のバンドでもですね、ドラムのチューニングとなると私の出番になります(笑)。ほぼ調律みたいなモンですな(笑)。

だいたいは、やる予定の曲の関係調に全て属しつつ、自然倍音列概ね8次倍音くらいまでにうまいことあてはまる音に合わせます。

タム類はドラマーの好みにしつつ、大体短三度~から完全四度の間隔で合わせます。


実際には、かなり無頓着であっても、不協和な鳴りにセッティングしない限りは、ライヴでのフロアタムなんてかなりベタベタに張ってもイイくらいなんですけどね(笑)。ボトム側でチョイとミュートしつつ、卓では思いっきりゲートで切っちゃうのが常なんだから(笑)。

但し、演奏者が自分の音に酔える音で聴こえてくれないと演奏に身が入らないですし、タッチすら変わってしまいます。ドラムに限らず。

マーカス・ミラーの音をラインでDIに送って、せっかくマーカスの音なのに、てめえのベーアンじゃあacousticブリブリ言わせた初期のジャコ・パストリアス系の音じゃ、全くニュアンスが変わってタッチに影響が出てしまうぞ、と(笑)。

ベースだってこういうジレンマを抱えるワケですから、ドラマーとなると、自分の作りたい音というのは、レコーディングされて卓通ってゲートやらコンプやらEQで加工された音を、自分自身に聴こえる心地良い音を目指さざるを得ないワケですから、信頼できるエンジニアに出会わない限り、ドラマーの苦悩は続くワケですよね、音レベルで。

女の子から生理用ナプキン調達してミュートしたりとか(笑)、リングミュートはもちろん、布ガム、ティッシュは必携アイテムですよね(笑)。さすがに紙オムツは無かったなあ(笑)。