SSブログ

川内康範先生を心して聞く! [リリース発表]

左近治のスタンスはですね、ガンコ親父やら下町のチャキチャキ感とかですね、それこそ超保守的な親父像をイメージして作られております(笑)。

言葉尻だけを取って見れば粗暴で冷酷に映るかもしれませんが(笑)、男がフェミニスト気取る以前にですね、粗暴な扱いの中に無駄なコトなど一切口にせず黙って男を見せるという姿勢が昔の男にはあったと思うんですよね。それが美徳、みたいな。亭主関白なんていうのはまさに稀な例になってしまったこの世の中において、コンサバティヴ中のコンサバティヴな骨のある男の生き様というのはなかなかお目にかかることが出来なくなってしまいました(笑)。

粗暴で頑固であっても家庭でDVやっちゃあいけません(笑)。ちゃぶ台ひっくり返せば、すわDV!と叫ばれるこの世の中(笑)。アクションひとつ取っても慎重に配慮せねば何処で何言われるんだか分からないのでありますな。

今をときめく「おふくろさん」の歌詞問題の渦中の先生、川内康範先生の歌詞を今一度振り返ってみましょうかね、と。

川内先生のお姿というのはですね、今回のこの騒動で初めて知ったんですよ、左近治は。ただ、お名前だけは非常によく目にしていたのは確かです。

川内先生の歌詞というのは、粗暴で排他的な言葉が散りばめてあるものの、その裏側をヒシヒシと感じさせてくれる、男の心の表裏というものを実に巧みに表現していると思うんですね。ある意味、粗暴な部分はロックやパンクス魂にも通ずるような感すら抱いてしまうワケです(笑)。

左近治本人はコンサバというよりは正直ビートニクな人間ではあるんですが(笑)、そういう生き様やスタイルの魅力というのは結構好きな方でして、左向いてたのがいつしか右向いているのかというワケでもないんですが(笑)、そういう側面を受け入れられるというか、本来の姿であるはずだからこそ許容できてしまうんでしょうな。

簡単に言えば、反社会的なメッセージやら政治的なメッセージを歌詞で歌おうが、肝心な音楽のサウンドと言うと、特に目新しい音ではなく、保守的なロックサウンド!なんて音楽が多数なのが現実なワケでして(笑)、音楽のメッセージとそのサウンドのジレンマというものは大目に見てくれよ!みたいな所があるんですよね、音楽の世界は(笑)。保守的な音を利用して革新的なメッセージの方で何かを伝えたいのであれば、そういうスタイルは本来なら音楽を利用すべきではないと左近治は思うのでありますよ。

しかしながら川内先生の歌詞というのはかなり徹底していてですね、これでもか!とばかりにスタンスが全くブレていないのがスゴイと思うんですね。

「おふくろさん」の歌詞にしたって、おふくろさんよ、なんて粗暴な言葉かもしれませんが、その対極にある裏側の姿を実に巧く表現されているからこそ、それが逆に心に響くというか、記憶に残るんでしょうな。

「ぼうや、良い子だネンネしな」なんていうのも、カツアゲの世界じゃあ替え歌にすらされてしまっているほど浸透している言葉なワケで(笑)、それほど親しみやすいメッセージが込められているからこそなんでしょうな。

4月にリリース予定の「死ね死ね団のテーマ」も川内先生の作品でありますね(笑)。これが、以前から語っていた「虹男」です(笑)。

子供向けの作品という事もあって、「日本人は邪魔っけだ!」という所が落としどころなんですよね(笑)。こういう茶目っ気がありながらも「死ね、死ね、死んじまえ~♪」という言葉をためらうことなく散りばめるのはスゴイと思います。とある国への差別感を表しているとも受け止められているレインボーマン。なかなか再放送はやりませんな(笑)。こういう粗暴な感じの言葉を用いながら落としどころがあるというか、そういう対比が実に素晴らしいんですな。

ま、そんなワケで4月のリリースも飛び道具系を揃えておりますよ、とくらぁな(笑)。


※本記事アップロード当初、川内氏のお名前を「山内」と掲載していたことをお詫び致します