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インタラクティヴの行く末はテレビ離れ!? [たわごと♪]

まあ、「インタラクティヴ」という言葉自体、言葉だけが一人歩きしているようでもあり、且つ死語っぽい(笑)雰囲気を醸し出しているワケでございますが、いわゆる真のインタラクティヴというのは、多方面の情報を一度に並列に共有できるというモノなんですよね。

遡ること10数年前。FM放送では「文字多重放送」というものが開始されました。音声として使う帯域外の周波数にデータを埋め込んで、対応する放送局(番組)と対応機器があれば流れている曲やさらにはニュースやら天気予報など多くの情報をラジオを聴きながら別の情報を得られるってェやつですな。それが開始されたワケです。

テレビにおいては文字多重放送然り。アナログのシステムであっても濾波(フィルタリング)ができれば実現できてしまうワケでありますな。

今では地デジでもデータ放送としてインタラクティヴな側面に遭遇する機会があるワケでありますが、それらの情報が牽引するモノ自体にそれほど多面性は無く、ある意味では、映像も無いFM放送での文字多重放送の方がリアルタイムに放送と連動したような仕組み(実際にはそうでもないけれど)を活用していると思うんですね。

地デジなどのデジタル放送でも、例えばネットの情報のようにHTMLタグを付けてそこから引っ張ってきたりすれば情報元を深く掘り下げて知ることも出来るんでしょうが、企画整備にあたってHTMLを排除してきたのが現実なんですね。まあ、今やHTMLも前時代になろうという時代になっているのですが。

テレビを見ていて、その中でかかっているBGMが誰かを知りたい。

そういう情報ですら拾ってこれないワケですね。こういう事がおざなりになってしまうから視聴者は離れ、ネットへ情報を求めてしまうんですね。

CMを見ていても、CMの曲やら出演者、プロデューサーやらそれらの情報がデータ放送として確認できるワケでもなければ、番組本編の大枠の情報やらメディア側が推進したいだけの情報をデータ放送として載せているだけなのが現状なのですね。双方向のやり取りを活かした番組もたまにありますが、まだまだインタラクティヴというにはほど遠いと思わざるを得ないのが現状です。

テレビの場合だと、制作している所が下請けやら孫受けになっているのが現実で、情報の連携よりも放送局がスポンサーや他の出演者絡みの配慮を押し付けがましく情報を推進させたい意図の方が優先されてしまい、視聴者の知りたい情報よりも、放送局がプロデュースする情報を「素直に」受け止めなくてはならないのが現実なんです(笑)。その果てがメディアミックス手法であり、音楽産業はいつしか衰退の一途を辿り、息も絶え絶え状態なワケですよ(笑)。

こういう現実になると、音の側面はどうでもイイ。映像こそが全て!という視聴者と、そこに甘んじる提供者という構図になるワケです。つまり、テレビ好きな人はトコトンテレビを見るものの、それが限定的な視聴者獲得にしかならないという危険性を孕むワケですね。見たいヤツだけが見ればイイじゃないか、と。テレビがサブカルチャー化してしまうワケですね。まあ、ある意味では現在の多くのドラマが漫画を題材にしているというのも頷ける部分があるワケですが、別に漫画が悪いワケではなく、テレビ界がそうだからこそ成るべくして成っているという風に感じてしまうんですね。

アナログハイビジョンの時代。NHKはハイビジョンのデジタル化というのはかなり反対していたワケですよ。アナログの表現力を強調していたワケですけれど。

しかし、受信状態の良くないロケーションの人々にはアナログこそが悪条件にもなってしまうんですね。気象条件も関係してきますが、これはデジタルでも共通して言えることでしょうが、限られた層に対して満足させられるアナログハイビジョンのスタンスよりも、より多くの人が悪条件であっても良い映像を見られるように推進するのがメリットが大きいのではないか!?と突き上げを食らったワケですね(笑)。まあ、デジタル化はそれ以外にも色々とメリットがあって他にも突き上げがあったという曲折を経て今があるワケですが(笑)。

そこまで頑なだったアナログハイビジョンも、いつしか今や地デジは国レベルで必須条件。アナログハイビジョンの良さがどうこうではなく、アナログだろうとデジタルだろうと、本来目指すべき情報の提供というものを生かしきれていないのが現実なんですね。

MUSE-NTSCコンバーターを使って、通常のテレビでハイビジョンチャンネルを見ることが可能だったワケですが、こういう人達はハイビジョンの放送をハイビジョン画質で見るよりも、ハイビジョンチャンネルそのもの(ハイビジョンチャンネルでしかやらないコンテンツそのもの)に魅力を感じて試聴していた人も多いワケですね。

つまり、画質がキレイだからとかその映像の先にあるモノ。それらの情報を今現在本当の意味でインタラクティヴに伝えられているのか!?というとまだまだ改善の余地は十二分にあるワケですね(笑)。

例えば、ドラマのあらすじやら相関関係など、ドラマとして伝えたい部分の情報がデータ放送で確認できるだけでも従来の放送とは雲泥の差があるかもしれませんが、ドラマ自体にそこまで入り込んで情報知りたい人がどれくらい存在するのかと(笑)。そういうコトだけではなくて、主演を演じている役者がドラマの設定だけではなく、リアルな情報を引っ張ったり、BGM情報がリアルタイムに分かったりと。そういう風に整備されない限りは、日本中がデジタル放送になっても今のままでは結局視聴者のテレビ回帰は無いと思うんですよね。

例を挙げると、左近治があるドラマに「○○太郎」という役で出演するとします(笑)。ドラマ上の「○○太郎」の情報を知るのもイイんですが、左近治とは何ぞや!?という情報までは引っ張ってこれませんよね(笑)。「着うた作ってる人」というのはデータ放送で引っ張ってこれないんですよ(笑)。その着うたからKクリも引っ張ってこれないワケですな。

左近治が予想しているのは、番組宣伝のCMがデータ放送を埋め尽くすのが関の山ではないかと思っているんですが(笑)。今のままですとね。まあ、その手のテレビメディアのサイトを見てもそこまでインタラクティヴになっていない現状を思えば、推して知るべしと言わざるを得ませんな(笑)。

そのクセ、ちょっとでもカネになると思えば携帯サイトで勝負しようと金儲け(笑)。客がいなければ少しでも客の居る方へと群がる始末。

釣りに出かけて釣れなかったら投網しちゃうゾ♪、と(笑)。根こそぎ延縄漁じゃないんだから(笑)。今や、延縄で釣れてしまう層にどれだけカネを落としてくれるのか、と。そこに気付いてもらいたいワケですよ。どうにか騙してカネ取って、知らない内にカネ取られた客は他にサイフのヒモきつくせざるを得ない人が多数を占めているワケで(笑)。

最近のテレビ界もネット業界もそうなんですが、東を見ると他の三方向が見えていないんですよね(笑)。

まあ、左近治の場合は人様に足向けて寝るわ(笑)、皆の向いている方向と逆向いてケツ突き出しているような輩なので(笑)、ついついこう思ってしまうのがいけませんな(笑)。なにせ天邪鬼なので。