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最近、ハマる音がある [クロスオーバー]

制作状況が順調な左近治。すっかりゴールデンウイークに入るまでのリリース用の曲は仕上げてしまい、あとは春の特番や新番組やら新CMがあれば、それらを作ることになりそうですが、今のところは、是が非でも作らなければならないというコンテンツには遭遇しておらず、とりあえずは順調に仕上げている左近治であります。

団塊の世代のリタイアが始まるという年。今春からテレビコンテンツの方に変化があるのか無いのか!?そういう部分にも興味がありますね。

ただ、懐かし系やら以前から作ろうとしていた曲達は漏れなくリリースしていきたいと考えております。最近のテレビコンテンツというのはドラマでも2クール続くようなモノは少なく、大体が1クールで終わってしまうワケですよね。ほんの90日程度。

制作側からすれば数字が取れるかどうかも分からないのに2クールもの長期間放送しなければならないというリスクを負いたくはないだろうし、広告費収入が第一である以上は、やはり数字ありきが現実なんですよね、コレが。

そんな厳しい中で、音楽の訴求力は求められるものの、90年代にはあれほどの隆盛を誇ったCD売上も、チャートものの音楽も一部の利用者以外からはソッポを向かれ、いまや低迷状態。本当にソッポを向かれてしまっているのか!?

左近治はそうは思わないんですよね。iPodの普及もあって多くの人たちは時間を有意義に使いながら音楽を聴いているんですよ。ただ、そこに蓄積されていく音楽というのは自分の嗜好性というものをこれまでよりも増して色付けしてそれを選んで聴かれているというのが現実なんですね。

音楽離れやらテレビ離れとも言われておりますが、実際にはネットや外出している人たちの多くも情報やコンテンツの質を求めているワケでして、手放しで足運んでくれるような客層ばかりを相手にしていると本当の質を見極めるコトができなくなってしまう危険性を孕んでいるのも事実。今後の音楽界がどう推移していくのか非常に興味深いものであります。

左近治自身は、飛び道具要素の強い楽曲をこれまでよりも多くリリースを予定しているので(笑)、より楽しんでもらえるよう努力せねばならないと思っているワケですが、着うた制作にシフトして以来細心の注意を払っているのが音作り。

まあ、FM音源の着メロ時代でも音作りには一定のコダワリがあったワケですが、それ以上に音作りにこだわっているのが現在の私。シンセ類の音作りやエフェクト類での音作りも然り。

そんな中左近治が今あらためて惹きつけられる音というのがありまして、その具現化に手を焼いている音があるんですよ。

時は1985年春。左近治が生まれて初めてCDプレーヤーをゲットした時なんですが、この頃FM放送でも時々かかってその当時CDをゲットした曲があるんですが、それが鳥山雄司のソロ・アルバム『A Taste of Paradise』収録のシンディが歌う「Eyes of God」。

今、この曲にハマっているんですね。LINNのドラムマシン、フェアライト、オーバーハイムとおぼしき音がふんだんに使われているんですが、冒頭のGated ReverbがかかったLINNのドラムマシンのフィルの後のイントロの8小節目に、FM音源独特のシルキーでグラシィなとてもキメ細かいパッド音が鳴るんですね。今私はこの音に夢中なんです。どうやって作ろうかと。

「Eyes of God」を着手しているワケではなく、その音に惚れているワケですが、アレDX7だとしたら相当すごいプログラミングだなーと思っているんですよ。フェアライトなのかMatrix12なのかも予想は付かないんですが、兎にも角にも模倣するとなるとかなり難しいんですね、コレがまた。左近治はおそらくその音はフェアライトではないかと思っているんですけどね。

この音さえ作れれば着うたアレンジにおいて相当貢献してくれるキレイな音になってくれるハズなんですが(笑)、かなり難しいのが悩みの種・・・。