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すばらしい世界旅行 [リリース発表]

3月になっちまいましたね。某DAWアプリケーションの愚痴にご執心だった左近治、すっかり月日の経過も忘れてしまい語ってしまったようです(笑)。明日3月2日はリリース日なので、少し早目のリリース発表と参りましょうか。

え~、ラインナップは以下の通りです

『あなくろ本舗』
1. Mr. Bassman Johnny Cymbal - K-tel's Goofy Greats - Mr. Bass Man

『悟生楽横町』
1. すばらしい世界旅行
2. JT RootsのBGM (Don't Worry Be Happy)アザラシ君模倣版 ボビー・マクファーリン - Simple Pleasures - Don't Worry, Be Happy 3. ドラマ「相棒」のBGM (ブルージィ版)


とまあ、こんな感じのラインナップです。

『Mr. Bassman』は過去のブログでも「低音男」と語っていたのでピンと来た方もいらっしゃるのではないかと(笑)。ええ。ヒネりの欠片もなくそのまんまです(笑)。制作時のファイルネームは「Bass男」なんですけどね(笑)。

左近治はかなりボイス・エフェクトの嵐にしたので、ヴォコーダーチックな音が満載のMr. Bassmanをお送りすることが出来るのではないかと思います(笑)。この曲で少々こだわった点はというと、チープ感のあるドンカマ・サウンドを前面に押し出そうと意図したコトでしょうかね。AcetoneのRhythm Aceの音を使いました。細野晴臣もこよなく愛したと言われる、あのリズムボックスですね。ハモンドのリズムボックスもほぼ似たような音しますけどね。David Sanbornのソロ・アルバム『Voyeur(夢魔)』に収録の名曲「It’s You」の冒頭から使われているあの音です。

その音を前面にフィーチャーした上で、全体的にパーカッシヴなアレンジにして、エレクトロなラテンフレーバーを演出した、というワケでございます(笑)。コスタリカ風というか。着信音で聴いてて耳ざわりが良いというか、キャッチーな感じを演出してみました。


『すばらしい世界旅行』
これが、以前からブログで語っていた某長寿番組のテーマ曲です。とりあえず今週の目玉的な位置付けです(笑)。詳細は後述にて。

『Don’t Worry Be Happy』
JT Rootsのアザラシが出てくるバージョンに似せました(笑)。少々エレクトロ・タッチの曲で小気味良い感じにしてみました。

『相棒のテーマ』
今回仕上げたバージョンは、ドラマの終盤、まれにシャッフルでブルージィなアコースティック・ギターでほのぼのとしたタッチの場面で使われるバージョンを自分なりに解釈して、ドブロとアコギ、ブラシを用いたドラムとアコベでイナタさを更に演出してみました(笑)。


『すばらしい世界旅行』のメイン部のドラムなんですが、左近治は昔からこういう雰囲気のアレンジで演出したくて、このようなアレンジにしてみたというワケです(笑)。

この曲の冒頭の印象的なファンファーレは、ルバート・テンポの16分音符の符割ではない所に注意が必要です。1拍6連の4音周期のリズムですね。そうじゃないと4拍子で4小節の拍に収まりません(笑)。

こういった符割の妙味は、マーチングとかだと結構頻繁に現れるんですが、こういう符割の妙味を最大限に活かした曲というのは、ポピュラーな例を挙げると

So Sincere / Gentle Giant
YYZ / Rush

などが好例でしょうかねえ。みんなプログレやん(笑)。

So Sincereの方は8分の裏から2拍3連を始めるというか、結局は1拍6連4フィギュアを意識しなければならないんですが、高度なリズムですね。

YYZのイントロのトゥッティのリズムの方は、8分と16分の組み合わせのように聴こえますがアレは実際は2拍3連ベースのフェイクリズム、すなわち1拍3連を強くイメージしないとダメな例ですね。

そういった妙味が聴くことのできる『すばらしい世界旅行』のこだわり。故人の山本直純氏の楽曲は、左近治は他にも『ミュージックフェアのテーマ』でリリースしているワケですが、サバンナを連想させてくれるようなホルンの音や躍動感のあるピッコロやフルート、それらを彩る偶数次倍音(奇数次ですよ、奇数次)を演出してくれるオーボエなどの管楽器の妙味etc本当に原曲のアンサンブルの素晴らしさを耳コピするにあたってあらためて実感した左近治であります。

曲の終わりの巧みなモードチェンジも実に素晴らしいですね。エンディングバージョンも作ってみようかな、と(笑)。エンディングバージョンの方のファンファーレの方がオープニングよりも歯切れが良くて私は好きなんですが(原曲)、往年の長寿番組をこういった形でリリースできるのは実に感慨深いモノがあります。

日立スポンサーの往年の名番組。これもNHKさんのお宝TVのお陰です(笑)。