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左近治のお部屋スペース活用(楽器&機材編) [DAW]

 え~、私のように昔から音楽をやり続けて年齢も20代終盤ともなりますと(Hex)楽器や機材達、またはそれらの梱包箱などかなり増えてきてしまうものです。

 楽器や機材や梱包箱だろうが、あまりに増えてくると上部スペースをうまく活用できていないことに気付くわけです。梱包箱はさておき機材達は結構重量ありますし。

 楽器屋の陳列など、普段は注意して見ることのない部分に目を向けてみると、什器に一工夫されていて、個人ユースで売られているような商品達とは全く異なり、強度や材質など、多数の陳列にも耐えられるようなものを使っているようであります。特に鍵盤モノの陳列においては結構工夫が凝らされているような什器ばかりで、誰もが手に入れられるようなアルミパイプを用いた3段キーボードスタンドとは全然違うんですね。

 業務用などではマンフロットなど撮影現場スタジオでよく使われるような、短期イベントなどで組み立て&撤去も迅速性が問われる場所では、いわゆる「つっばり棒」の発展版のような什器をよく目にするものです。

 左近治の学生時代、品川で倉庫管理のアルバイトなどしていると、ボンド・ストリート界隈でモデルの方々が撮影をしているシーンなどに数多く遭遇してきたわけですが、モデルの美しさは眼中に無く(笑)、什器など裏方の仕事にやたらと注視したものです。話は逸れて、そんな倉庫関係のバイトのオーダーの中には、膨大な数のギター系とおぼしきハードケースとツアーケースを運んだり・・・。その数二百本強!その所有者は「ツムラ」の社長、津村さんの邸宅におさまりきらないバンジョー(コレクターとして有名ですね)だったというなかなかお目にかかれないことに遭遇することも・・・。

 さて、話を戻して、什器に興味を抱く左近治が知り合いの楽器屋店員に訊いてみると、そちらの店ではオオハシというメーカーで特注で作ってもらっているとのこと。
ふむふむ。譜面台とかスタンド類とかで聞いたことのある名前ですな。

 店のレイアウトや設計変更などでいらなくなった什器など頂いたりしたものですが、家だとその什器を活用することすら難しくなってしまうのが悩みの種・・・。

 左近治は、ボーッと考え事しながら車をドライブさせていると、目に飛び込んできたのが工事現場。

 「コレだッ!」

 脳にこれほどの閃光が走ったのは何年ぶりだろうか!?と自画自賛。

 そうです。左近治はその工事現場の「足場」のスチールパイプにヒントを得たのです。

 やや美観は損ねるかもしれない、それらの鉄パイプ。
いやいやどうして。フレキシブルに組み立てることも出来、とび職の人が小走りで動いても強度充分。左近治は工事現場の人に声をかけ訊ねてみることに・・・。

 「あの~、お忙しいところ恐縮ですが、足場に使われている鉄パイプなどは個人で手に入れることができるのでしょうか?」

 「ホームセンターとかで売ってるよ!安い安い。ひとつ数百円くらい」


 ひえ~。そんなに安く、しかもカスタマイズできるものだとは。早速ホームセンターに足を運ぶと、鉄パイプが1メートルから数メートルまで数多くあります。ベースとなる土台の金属部品と、繋ぎ合わせるクランプなどなど。

 私の場合は鍵盤楽器やラックなどの機材達は後回しにして、メイン作業スペース部に21インチCRTモニタ2台と奥行きのあるデスクスペースを作って、その上方部に他のPCや古いMacなど、他のキャスターの付いていないSKBのラックなどを置きたかったですが、色々買っても1万5千円程度。さらにオフィス用の1畳スペースよりも広いデスクを買ってきて組み立て、と。

 我ながら大満足。このフレキシブル加減は捨て難い。買ってきた鉄パイプは表面が汚れていて、汚れを落とすのに一苦労。美観を重視するならバフがけすればいいことだし、壁はコンクリ打ちっ放しだから、返って無骨なインダストリアルデザインすら漂う雰囲気が実にヤル気にさせてくれるというモンです(笑)。

 ただ、鉄パイプをジャングルジムさながらに組み立てた後になって気付いたことは、パイプやジョイント類がかなり音を響かせてしまうのが難点。ハンズへ行って防振ゴムやグラスウール買ってきて、組み上げたパイプ類にこれまたホームセンターで新たに買い足した分厚い1枚板を6枚ほど購入。もっと上手く組み立てればロフトスペースとしても使えるかも(笑)。

 とまあ、こういう風に付け足していきながらキーボードも上方スペースを活用しながらレイアウトでき、痒いところに手が届く環境を手にしているというわけです。