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チャップマン・スティックの醍醐味 Rocks / Arista All Stars [ベース]

 ブレッカー・ブラザーズで有名な「Rocks」という名曲。原曲ではベースがWill Leeですが、近々私のショップでリリース予定のRocksは、「Blue Montreux」という2枚のアルバムでリリースされているアリスタ・オールスターズの演奏をアレンジしたものです。
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 本来このアルバムはアリスタ・オールスターズなどとはクレジットはされてはいないのですが、著名な所だと

ランディ・ブレッカー
マイケル・ブレッカー
マイク・マイニエリ
スティーヴ・ジョーダン
ラリー・コリエル
エディ・ゴメス
スティーヴ・カーン
トニー・レヴィン
ウォーレン・バーンハート

 というラインナップのライヴ盤なのです。エディ・ゴメス、コリエル師匠は少なく、どちらかというとこのアルバムはトニー・レヴィンのスティックの音聴きたさのために物欲をそそられてしまうアルバムではないかと思います。

 私はトニー・レヴィンのエグいベースの音への執着心と、演奏形態よりもベースの音の妙味を重視するというようなスタイルが非常に好きなのですが、それにしても当時は、まさかフュージョン畑でスティックの音を聴くことができるとは到底思いもしなかったので(トニー・レヴィン自体はフュージョン畑であったものの、大概はミュージックマン・スティングレイ)、このアルバムは本当に貴重でした。

 今回私が作った部分は、マイク・マイニエリのビブラフォンのソロの部分をローズに置き換えてエレクトロ風に仕上げてみました。

 私の中では、このブルー・モントルー版Rocksと、ジェントル・ジャイアントの「ガラスの家」の中に収録されている「The Runaway」、さらにはKraftwerkの「The Robots」をゴチャ混ぜにすると、坂本龍一の「B-2 UNIT」に収録されている「Riot in Lagos」が出来上がるのです(笑)。

 ジェントル・ジャイアントの「The Runaway」を除けば、これまで私が着メロ・着うたでリリースしてきたものばかりなので、どういう趣味してんのか?など分かるかもしれません(笑)。

 ジェントル・ジャイアントとスティーリー・ダンは好き過ぎるくらい寵愛しているためか、なかなかリリースできませんが(ただ単に難解だという理由もあり)、いずれリリースしていこうと思っています。
BlueMontreux2.jpg