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UKZのシングル盤「Radiation」について [プログレ]

エディ・ジョブソン、UK再結成か!?

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とまあ、こう言われ続けてもう15年くらい経過してんじゃねーの!?(笑)とまあ、2009年になってようやくその姿が露になったようでその名も「UKZ」と来たモンだ。ウズベキスタンの略号みたいになっちまいましたか。

一応春先にはフル・アルバムでリリース予定があるようなんですが(byディスクユニオン)、何年待たされたか判らないUK追っかけてた人など多少の遅滞などLet it go三匹ってなモンよ。

昨日は昨日でBS-Hiのジェフ・ベックのライヴを何度も見返してはカリウタ師匠のドラム・フレーズをインポートしてきてはグルーヴ・テンプレート作りに明け暮れていた左近治だったワケですが、そんな所にUKZのCDがふと手元にやってきた、というワケだったんですな。

エディ・ジョブソン以外で知ってるのはトレイ・ガンくらい(笑)。トシ取ってステレオタイピックになっちまったか、新しい人を追い掛けるコトが少なくなったため、聞き慣れない人の名前は本当に判らなくなってしまったモンでして困ってしまうワケですが(笑)、トレイ・ガンいまだにWarr使ってるんですな(笑)。エメット・チャップマンの怒りを買ってスティック・ユーザー閉め出し食らったとのウワサも絶えませんが(笑)、Warrギターの知財侵害は大丈夫だったんでしょうか!?

まあ、なんだかんだでCD手に取ってみると・・・!?


ステッカーが入ってる♪


もうこんなコトで喜びやしません左近治は(笑)。けっこう仮面もといハリハリ仮面のシールなら貼っていた左近治ですが、ビックリマン・チョコとなるともうそういうトシではなくなっていた冒険王をリアルタイムに読んでた世代なので、この手のコトで食い付く層ではすっかりなくなっております(笑)。

まあ、コスト削減など色んな理由が絡んではいるんでしょうが、CDジャケそのものは私個人としては嫌いな「デジパック」。最近多いんですよねー、三面開きデジパックは。左近治がデジパックCDを最初に手にしたモノとなるとレイ・ヘイデンとかビョークとかその辺の記憶に遡ることができるんで、やっぱり15年位前にまで遡ることが出来るんですな。

しかし、このUKZのデジパックはですねジャケ表面に「PP加工」が施されていないので、デジパックの中においても最も嫌悪すべき「紙ムキ出し素材」のデジパックなんですわ、コレがまた。

「PP加工とは何ですの!?」

という方もおられるとは思うんで説明しますとですね、つまるところ紙の表面に「うすうす」のプラスティック・フィルム加工が施された印刷ってぇこってすわ。PP加工だと発色も鮮やかになって、傷も比較的付きにくい、経年変化も比較的少ないモノなんですな。BTW、UKZの今回のEPは違った、というワケであります。


まあ、元がデジパックだしそんな所に苦言を呈しても仕方がない、と気持ちを改めてCDを聴いてみる・・・。

全体的にはヘヴィ・ロック系の音をインスパイアしているようであっても結果的にメタリックな(いわゆる近年のメタル)音に近くなってしまって、音圧上げ過ぎ!みたいなそんな音(笑)。コレでボーカルがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン系やらブンブン・サテライツ系の甲高い声だったら二度と聴くことは無かっただろうなと、とりあえずはホッと胸を撫で下ろす左近治だったのでありますが、この手の音にしてしまうのは・・・。


もしもし!? ジョブソンさんトコのエディさん!?

おたく、あんまイイ年の取り方してませんな(笑)。とまあ、こう告げたくなるようなそんな気分でございます。



まあ、そんな所に目をつむっても要所要所にはテクニカル・フレーズがちりばめてあるし、トレイ・ガンもかなりテクニカルなフレーズを弾けるようになったモノだと感心。

まあ、コチ釣ろうと思って餌垂らしたらフグ釣れちゃった!みたいなそんな気分ですね。

フレージング的には要所要所で目を見張るようなのもあるんですが、まあ、U-17の音というか、ドリーム・シアター好きにピッタリと言いますか、時折イット・バイツのフランシス・ダナリーっぽいフレージングもあるんですが、我慢して聴かなければならないのかなー(笑)。でもiPodには入りました。

因に釣りの世界での「フグ釣れた」というのは、ド素人でも連れる魚の代名詞「フグ」を釣って喜ぶ人は釣り人にはいねーぜ、って意味なんですな。大体カサゴとか真ゴチとか狙ってるのが釣り人なんですけど、ちょっと場違いな人が護岸に来て釣りしてたらフグ釣れて喜んでいる人のiPodにはドリーム・シアターや●原ひ●みをフルテンで聴いてた、みたいなシーンを連想していただけると判りやすいかな、と思いまして(笑)。容姿じゃないですよ、音です、音。

でまあ、2曲目。ハイ、これはiPodには入りません(笑)。


3曲目の「Tu-95」。コレはイイですね。F#m△9使ってる(笑)。つーか、左近治はUKZのサイトでこの音出してるから(視聴して)今回買ったワケでして、この音が無かったらEP盤といえど買うことは無かったかもしれません。この音があることで面目躍如といいますか、「あー、この音出してくれてんならフル・アルバム買いますぜ」と左近治をソノ気にさせてくれたワケなんですな。

ちなみに4曲目の「Legend」も、左近治の好きな「あの世界」を垣間みることができまして、「Tu-95」や「Legend」の楽理的側面の考察はフル・アルバムがリリースされた後にでも語らせてもらおっかな、と目論んでいる左近治であります。

ただ、全体的な音の作りは、やっちまったなクールポコ状態に近いのではありますが、「Tu-95」と「Legend」の和声的な世界観が無かったら酷評していたかもしれません。