チェレプニン・モードの和声的導入 [楽理]
今回はタイトル通り、チェレプニン・モードの和声的導入の実践です。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
いきなり敷居が高くしてしまいましたが、チェレプニン・モードはメロディック・マイナー・モードにも非常に親和性が高い世界なので取り上げないワケにはいかず、前回、前々回とは打って変わって偏差値アップ的なサンプル曲にしてみました(笑)。
パッと聴きはハービー・ハンコック風に聴こえるかもしれませんけどね(笑)。
このブログをお読みの方の中にはもしかするとジャズには縁遠い方もいるかもしれません。でも、今回のブログはそういう、ジャズに縁遠いタイプの方こそに読んでもらいたいんですな。
とりあえずは「ジャズ」っぽく耳に届いてればイイのでありまして、漠然としかジャズを知らない人でもジャズっぽい印象を持ってもらうことがツカミとして先ず重要な部分です。
さらに言えば、このジャズっぽく聴こえている曲にはチェレプニン・モードを導入して作っているという所ですね。
Cチェレプニン・モードを中心に作っておりますが、2つのチェレプニン・モードを使い分けているのでそれを感じ取っていただければな、と思います。
とはいえ各々のモード内で、チェレプニンの9つの音を網羅した全ての音をそれぞれ使っているワケではないので、解釈によっては別の特殊なモードを当てはめることも可能ではありますが、チェレプニン・モードを想起して作っていることは間違いないので、そのような解釈の元で理解される方がスムーズだと思います。
モードを導入しているワケですから、ソコには一定の「ルール」が生じているワケですね。使い慣れないようなモードであろうとも、そういう「お約束」の下で「統率」している、と。
この統率そのものを理解していれば、今回のような曲など小学生でも一定のルールの下で弾くことは可能でありましょう。彼らにチェレプニン・モードを理解させれば授業など1時間分で充分理解できてしまうでしょう(笑)。
それくらい単純なコトだという事を強調したいのは、チェレプニン・モードだろうがメロディック・マイナー・モードであろうが、使い慣れないモードの世界感というのはその人自身のボキャブラリーの少なさのエクスキューズにしか過ぎないと思っているのが左近治。
「そんなことは判っていて、キライだから使わない」というのも言い訳ですね(笑)。
キライも好きもなく、本当に判っているなら全部を好きに出来る表現力があるはずなんですね。
例えば、コブクロとかAIKOとか冨田恵一とかを聴いて、やたらとのぼせ上がってしまうリスナーがおりますが(笑)、そういうアーティストのCDを見つけ出した人がエライのではなく、彼らのような類の音楽を聴いてこなかった輩が、向こうから判りやすく提示されてきているから出会っているだけに過ぎず、商業音楽の中でどうにか彩りを添えて挑戦しているような彼らが全てでもないんですな。
ただ、悲しいかな尺度がそれだけになってしまっているだけのリスナー・タイプの自称「演奏家」がどれほど多いモノか(笑)。
ましてや着メロ作ってるオヤジのクダ巻きに勝れないようでどーすんだ!?と(笑)。
一定のルールや統率やらは普段の左近治ブログを読んでおられる方ならスンナリとこれくらいなど簡単に作れるでしょうし、ましてや私のようなブログに興味を示されている方の多くは、自身の和声感においてそれなりの免疫を有している方が多いのではないかと思いますので、幼児期の予防接種が数多く必要な免疫とは違って、それなりの経験を伴っていると思いますのでこういう風に敢えて話を進めているんですが、いずれにしても、判りやすく使いこなすためにはどうすればイイのか?という所まで持ち込めれば良いのではないかと思うんですな。
そういう風な人たちが現在のJ-POPシーンでも先述のような人たちの中には、一定の制限の中で挑戦している人たちも多いとは思うんですが、聞き手や演奏側が音楽の深みを知らずになぜか勝ち組&負け組という尺度で音楽を見ようとするのは実に愚かなモノだと思うんですな。コンプレックスを抱いている人ほど白黒ハッキリさせたがりますけどね。
「勝ち負け」や「好き嫌い」関係なく音を聴いて、和声感やらの世界を知ることが最も重要なことでありまして、ジャズなんで好きで聴いているワケではないけれども、ジャズっぽさくらいなら判る、という意識でとどまって聴いてくれる方の方が可能性を秘めているんですな。だからこそ冒頭でも述べていたんですが。
楽理面の知識量でも勝ち負けなど無関係。今回左近治が作ったような音が好きか嫌いかなど関係なく、和声の世界に対して知ろうとするスタンスこそが重要なのだと思うんですな。
近々、坂本龍一が某曲においてチェレプニン・モードを導入していると目されることについても述べるワケでありますが、結局のところはそういう話題のための前フリでもあるんですな。
但し、坂本龍一作品関連では本人監修の書籍やら楽譜など多数リリースされてはおりますが、私はそれらの本をいっさい目を通しておらず私なりの解釈で話を進めているので、もしそれらの資料をご存知の方が、私の言っていることについて相違点があるかもしれませんが、その辺りのすりあわせは各自でしていただきたいなと思うワケです。
坂本龍一がチェレプニン・モードを導入していると思われる部分においても、今回の左近治のサンプル曲のように、チェレプニンの9音音階全てを網羅して示唆しているワケではないのですが、可能性の高いモードとして「チェレプニン」を挙げているのであります。
とはいえ、チェレプニン・モード以外のモードの解釈となると、これまた名前すら無いような特殊なモードを無理矢理当てはめるようなことにもなりかねないんですが(笑)。
まあ、そんなこんなで今回の左近治のサンプル曲や後日語るであろう坂本龍一関連の曲についても興味を示していただければ幸いであります(笑)。
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いきなり敷居が高くしてしまいましたが、チェレプニン・モードはメロディック・マイナー・モードにも非常に親和性が高い世界なので取り上げないワケにはいかず、前回、前々回とは打って変わって偏差値アップ的なサンプル曲にしてみました(笑)。
パッと聴きはハービー・ハンコック風に聴こえるかもしれませんけどね(笑)。
このブログをお読みの方の中にはもしかするとジャズには縁遠い方もいるかもしれません。でも、今回のブログはそういう、ジャズに縁遠いタイプの方こそに読んでもらいたいんですな。
とりあえずは「ジャズ」っぽく耳に届いてればイイのでありまして、漠然としかジャズを知らない人でもジャズっぽい印象を持ってもらうことがツカミとして先ず重要な部分です。
さらに言えば、このジャズっぽく聴こえている曲にはチェレプニン・モードを導入して作っているという所ですね。
Cチェレプニン・モードを中心に作っておりますが、2つのチェレプニン・モードを使い分けているのでそれを感じ取っていただければな、と思います。
とはいえ各々のモード内で、チェレプニンの9つの音を網羅した全ての音をそれぞれ使っているワケではないので、解釈によっては別の特殊なモードを当てはめることも可能ではありますが、チェレプニン・モードを想起して作っていることは間違いないので、そのような解釈の元で理解される方がスムーズだと思います。
モードを導入しているワケですから、ソコには一定の「ルール」が生じているワケですね。使い慣れないようなモードであろうとも、そういう「お約束」の下で「統率」している、と。
この統率そのものを理解していれば、今回のような曲など小学生でも一定のルールの下で弾くことは可能でありましょう。彼らにチェレプニン・モードを理解させれば授業など1時間分で充分理解できてしまうでしょう(笑)。
それくらい単純なコトだという事を強調したいのは、チェレプニン・モードだろうがメロディック・マイナー・モードであろうが、使い慣れないモードの世界感というのはその人自身のボキャブラリーの少なさのエクスキューズにしか過ぎないと思っているのが左近治。
「そんなことは判っていて、キライだから使わない」というのも言い訳ですね(笑)。
キライも好きもなく、本当に判っているなら全部を好きに出来る表現力があるはずなんですね。
例えば、コブクロとかAIKOとか冨田恵一とかを聴いて、やたらとのぼせ上がってしまうリスナーがおりますが(笑)、そういうアーティストのCDを見つけ出した人がエライのではなく、彼らのような類の音楽を聴いてこなかった輩が、向こうから判りやすく提示されてきているから出会っているだけに過ぎず、商業音楽の中でどうにか彩りを添えて挑戦しているような彼らが全てでもないんですな。
ただ、悲しいかな尺度がそれだけになってしまっているだけのリスナー・タイプの自称「演奏家」がどれほど多いモノか(笑)。
ましてや着メロ作ってるオヤジのクダ巻きに勝れないようでどーすんだ!?と(笑)。
一定のルールや統率やらは普段の左近治ブログを読んでおられる方ならスンナリとこれくらいなど簡単に作れるでしょうし、ましてや私のようなブログに興味を示されている方の多くは、自身の和声感においてそれなりの免疫を有している方が多いのではないかと思いますので、幼児期の予防接種が数多く必要な免疫とは違って、それなりの経験を伴っていると思いますのでこういう風に敢えて話を進めているんですが、いずれにしても、判りやすく使いこなすためにはどうすればイイのか?という所まで持ち込めれば良いのではないかと思うんですな。
そういう風な人たちが現在のJ-POPシーンでも先述のような人たちの中には、一定の制限の中で挑戦している人たちも多いとは思うんですが、聞き手や演奏側が音楽の深みを知らずになぜか勝ち組&負け組という尺度で音楽を見ようとするのは実に愚かなモノだと思うんですな。コンプレックスを抱いている人ほど白黒ハッキリさせたがりますけどね。
「勝ち負け」や「好き嫌い」関係なく音を聴いて、和声感やらの世界を知ることが最も重要なことでありまして、ジャズなんで好きで聴いているワケではないけれども、ジャズっぽさくらいなら判る、という意識でとどまって聴いてくれる方の方が可能性を秘めているんですな。だからこそ冒頭でも述べていたんですが。
楽理面の知識量でも勝ち負けなど無関係。今回左近治が作ったような音が好きか嫌いかなど関係なく、和声の世界に対して知ろうとするスタンスこそが重要なのだと思うんですな。
近々、坂本龍一が某曲においてチェレプニン・モードを導入していると目されることについても述べるワケでありますが、結局のところはそういう話題のための前フリでもあるんですな。
但し、坂本龍一作品関連では本人監修の書籍やら楽譜など多数リリースされてはおりますが、私はそれらの本をいっさい目を通しておらず私なりの解釈で話を進めているので、もしそれらの資料をご存知の方が、私の言っていることについて相違点があるかもしれませんが、その辺りのすりあわせは各自でしていただきたいなと思うワケです。
坂本龍一がチェレプニン・モードを導入していると思われる部分においても、今回の左近治のサンプル曲のように、チェレプニンの9音音階全てを網羅して示唆しているワケではないのですが、可能性の高いモードとして「チェレプニン」を挙げているのであります。
とはいえ、チェレプニン・モード以外のモードの解釈となると、これまた名前すら無いような特殊なモードを無理矢理当てはめるようなことにもなりかねないんですが(笑)。
まあ、そんなこんなで今回の左近治のサンプル曲や後日語るであろう坂本龍一関連の曲についても興味を示していただければ幸いであります(笑)。
2008-11-23 12:00