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Das Testaments Des Mabuse / Propaganda [回想日記]

 とうとうiTMS-Jに来てくれましたかZTT!
 邦題「ドクター・マブーセ」。


三菱ギャランのCM(ハワイの溶岩流跡の地名失念)に使われていた曲。
このCMが放映される前の数週間前、NHK-FMの往年の音楽番組「クロスオーバー・イレブン」でかかっていたんですね、当時。

propaganda_mabuse.jpg


 FM雑誌片手にエア・チェックをする私、入念にレコード品番をチェックすると・・・輸入盤かあ。
この数ヶ月前にもガゼボがクロスオーバー・イレブンで真っ先にかかって(忘れもしない1984年2月28日)、そしたら1ヶ月後くらいに日本発売があると行き着けのレコード店で予約。

 小林麻美の「雨音はショパンの調べ」がヒットする半年前くらいに、かなりお気に入りになったガゼボに出会っていたためこの時期は特に入念にエア・チェックをしていたのを覚えています。
で、プロパガンダの方はそれから数ヶ月経って夏休みに入るくらいに待望の12インチが国内発売されたという。このレコードはいまだに私の必聴アイテムなのでiTMS-J発売は、バージョン違いとはいえ感慨深いものであります。

 iTMS-Jの方のアルバムバージョンは12インチとミックスが違っていて、12インチと比較すると、例えば

・ド頭のコイン・エフェクトのパンニングが狭い
・16分のシーケンスで鳴らす高域のフィルターがかったシンセ音が割愛
・尺が8小節ほど短い
・etc

 色々他にもディレイ・エフェクトやリバーブの深さの違いなど、色々あるんですが、曲の出だしがiTMS-Jの方だとスッキリし過ぎてエニグマチックな雰囲気が弱いというか。
やはり12インチの方が世界観などトータルバランスが優れているように思えます。

 12インチの方を24bit/48kHzでアナログ・プレーヤーから録音して、その後ディザリングを施して16bit/44.1kHzにダウン・コンバージョンをした後、iTunesで128kbps(VBR)でAACを作ってみました。
私がコンバートした方をリリースしたい(笑)。というより、12インチMixの方をリリースしてほしい。あのジャケットで。
 やっぱりアナログソースは良いですね。