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2010年リリースCD新譜ランキング [アルバム紹介]

扨て2010年を振り返ってみると、個人的に入手したCDの感想ですが、新譜のタイトル数そのものよりも再発や初CD化というモノが結構な数を占めていた年でもありまして、それらのタイトルを紹介するには余りにも膨大なんで割愛しちゃいますけれど(笑)、ランキングとして発表するにはやはりココは新譜にこだわりたいのでありまして、初CD化とかはチョット趣きが異なるのでココはグッとこらえて新譜オンリーのランキングにしちゃおうかな、と思います。


しかしながら今回は新譜アルバムのタイトルを引っ張ってくると、それほどお気に召さなかった新譜もランキングに入らざるを得ないほど新譜の絶対数というのは個人的には収穫が少なかった年でもありまして(笑)、正直インコグニートとかダフト・パンク(トロンのサントラ)は少々期待はずれだったのもあったりして、本意ではないランキングになってしまうのもアレなんで、気に入った新譜アルバムに収録されていた曲のランキング形式というコトにしてみました(笑)。まあ、あんまし新譜買ってないのバレバレですやん、とてめえに茶々入れたくなってしまうんですが(笑)、これでも一応旧譜や再発モンとか含めると200タイトルくらい入手してるんですけどね(笑)。

そんなこんなでランキングに行きますが、正直言って10位は悩みました。メセニーのオーケストリオンから入るのかどうなのかと。結局ジョージ・デュークの方にしたのは、メセニーの方だと世界観が偏狭になりがちなので、よりワイドに目を向けて選曲したつもりなんですな。

こうして確認してみると、エリザベス・シェパードの「Heavy Falls The Night」というアルバムは如何に左近治がお気に召したのか、というコトがお判りになるかと思いますが、まぁ元々好きなアーティストですのでこーゆー風になっちまうんですね(笑)。ランキングの中で少々異端なのはKornになるかと思うんですが、この曲は楽理的側面から見てもかなりキワドイ良質な曲でした。「あっちの世界」をビンビン感じる曲ですね。


10.A Melody / ジョージ・デューク 「Deja Vu」
9.Behind The Mask / マイケル・ジャクソン 「Michael」 ※坂本龍一作曲
8.Anthem / レニー・ホワイト 「Anomaly」 ※ジョージ・コリガン作曲
7.Pop A Pill / Korn 「Remember Who You Are」
6.Inner Power / アンソニー・ジャクソン、ヨルゴス・ファカナス 「Interspirit」
5.The Taking / エリザベス・シェパード 「Heavy Falls The Night」
4.Arpanet / レニー・ホワイト 「Anomaly」
3.High / エリザベス・シェパード 「Heavy Falls The Night」
2.It's Coming / エリザベス・シェパード 「Heavy Falls The Night」
1.Chirality / スタンリー・カウエル 「Prayer For Peace」


10位にランキング入りしたジョージ・デュークの「A Melody」は正統派路線のAOR系ですが、随所にジョージ・デュークのハーモニーを感じさせます。この雰囲気があるからこそメセニーのオーケストリオンのランキング入りを退けてしまいました(笑)。まあ、しかしながら新譜のアルバム数をトップ10ランキングとして取り扱うのであればメセニーのオーケストリオンは普通にランキング入りしておかしくはないのでありますが、正直な所左近治が2010年内に入手した「新譜」というタイトルの絶対数は少ないので、20タイトルにも及ばない新譜から「トップ10」を選んでもつまんないので、こうなっちまうワケですわ(笑)。再発・旧譜含めれば250枚ほど入手しているんですけどね(笑)。

まあしかし、インコグニートは行き詰まった感が払拭できずに、コード進行を「模索」するコトに追われているのか、肝心のリフ形成や動機付けがおざなりになっている感が否めず期待はずれに終わりました。ジャンルは異なりますがベースメント・ジャックスも期待が大きかったのがいけなかったのか、悪くはないのだけれども・・・。ダフト・パンクの「TRON」のサントラも期待外れでした(笑)。振り返るとブルーノート関連も含め、2010年はあらためて再発の年だったなあと思うワケでございますよ。

まあ、そんな中でランキング入りしている曲を見ると、やはり左近治のお気に入りなのはエリザベス・シェパードであるらしく(笑)、やはり自分がヘヴィ・ローテーションで聴いたコトとその後の没頭度も加えると、こーゆーランキングになっちゃうんですよ、やっぱり(笑)。

2010年はエリザベス・シェパードの年だったかなぁ、なんて思っていて2010年も残り1週間くらいになった時に耳にしたスタンリー・カウエルの新譜に収録されていた「Chirality」が差し足利いてトップに君臨しちゃいましたけどね(笑)。


ただ、今回ランキングしている曲は「Behind The Mask」を除けば、これまで左近治がブログ上で繰り広げている楽理的な話題とリンクさせているような共通するテーマが含まれているのもありますんで、その辺も共通項として受け止めていただけると参考になるかもしれません。特にヨルゴス・ファカナス、エリザベス・シェパード、スタンリー・カウエルはドンピシャ!でした(笑)。


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そんなこんなで月日は止まるコトなく過ぎて行きますが、2011年の1月下旬となりますが左近治は2011年の「新譜」はまだ手にしていないのが現実です(笑)。まあ、再発やCD化モノではハットフィールド&ザ・ノースの「Afters」は今年最初の話題作でしょうし、朝比奈マリアのアルバムもYMO初め坂本龍一ファンでなくとも注目すべきアイテムであります。こうしたレアな商品が発売されるのは嬉しい限りでございます。

2011年の新譜で心待ちにしているのは3月発売予定のアジムスの「Aurora」ですね。今の所コレを待たなくては「新譜」とやらに辿り着けないのがもどかしい左近治であります(笑)。