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走るコトは辛いケド・・・ [散歩]

肥え太るメタボな左近治もスッキリ汗を流して走りたいモンですが、定期的にキッチリ追い詰めて走るという事は結構難しいモンです。辛さとかではなくそういう時間を作るコトが難しいワケですな。チョットでも夜更かししたりするとダメだったり。翌朝睡眠不足で走るというのも危険な行為ですしね(笑)。


まあ音楽でも似たようなコトが言えるかもしれませんが、ただ単に漠然と音楽を聴いている方がラクなのですが一旦器楽的な心得を身に付けてそっち方面を練習すると、日々の辛い練習の辛さが露になってくるという皮肉。ただ、こうした難局を幾度となく乗り越えて、いつしか磊落に奏でるコトができるようになってこそ器楽的な側面でのひとつのカベなワケでありますな。


運動不足に陥っている人からすれば走るコトよりも歩くコトすら難しいというトンデモ無い人も実際にはいるモンでして、私の周囲にも先日、「久しぶりに目黒駅周辺歩いたら息上がっちゃったよ!」なんて言ってた人がおりましてですね(笑)、もう笑うに笑えないほどソコまで体は衰えるモンなのか!?などと驚愕したモンでしたが、ココまで運動不足に陥ると正直笑い話では済まされないくらいホントはヤバイです(笑)。

私自身歩ったり走ったりするコトが多いので色んなシーンに遭遇するモンですが、2010年だけ振り返ってみても道中で倒れている人、計3人に遭遇しましたからね。その内お二人は先の猛暑の熱中症だと思しき方でしたが、もう一人の方は完全に重篤な状況でございました。年齢など私と一回りも違わぬであろう中高年の方でございます。私自身、明日は我が身と常にリスクを感じつつも、健康を維持するコトがどれだけ重要なコトなのかと痛切に感じ取っている今日この頃でございまして、そういう時には大好きな音楽も一旦忘れてカラダをイジメているコトもあるんですよ(笑)。

まあ、アレですね。走っている時にカナル型のイヤフォンすると危なくて仕方ないですね(笑)。つーか、歩いていてもカナル型って結構危険な時あったりするモンです。横とか背後からのチャリンコとかね。最近ではハイブリッド・カーでもRV車であったりしますから、横からスーッと来られた日にゃあホント判りませんよ(笑)。知らない間にミンチになってたりするコトない様に気を付けたいモンです。

とはいえ走る時はさすがにiPodは聴いていない私ですが、90分以上走るのであればやっぱり一番ちっこいiPodは使いたくなりますね。正直言うと。ただ、私は歩く時はiPodは欠かせないモンでして、漠然と歩いている時ならいざ知らず、ウォーキングとしてキチンと勤しんでいる時というのは私はテンポをステップに合わせるんで、大体bpm135以上で平坦&上り坂は維持するように心掛けておりまして、プレイリストもそういう風にして選んでいたり、Reaktorのensファイルの「Massive」とかを延々とループさせたモノを録音したものをiPodで流していたりとかしたりするモンです。bpm135以上を心掛けているのは、少なくとも踏切の音よりも速く歩くのを意識するワケですが、ノッてくるとbpm170くらい、ほぼ競歩のように歩いたりする時もあります。こういう時はカシオペアのLooking Upとか聴いてたりしますね(笑)。チョット前に話題に出したサティのJe Te Veuxなんかのワルツも結構ハマったりします。「3」という拍子を意識することで、2本の足と互い違いになるという動作を両足交互にアクセントが大きく移動しながら歩けるので、ムラのないフォームを身に付けるにも役立ちます。


走るのはどうも苦手だという人が居ますが、殆どの人はきちんとした呼吸を身に付けていないからなんですね。呼吸さえきちんとマスターしていれば、どんなに不摂生しようともある程度は走れるカラダを維持出来たりするモンですが、呼吸とステップがバラバラな人がついつい苦手意識にしてしまうというのは、そもそも平均的な学校教育の弊害とも言えるかもしれませんね。良い指導者に巡り会うのが一番なのですが。


よ~く、「二回吸って二回吐け!」なんて言われるでしょ!?アレ、大ウソです(笑)。というより半分は当たってはいるんですが、ホントは違うんですよね(笑)。まあ、そんな正しい呼吸をマスターして走れるカラダを作ろう!みたいなテーマで今回はハナシを進めて参りますか!(笑)。


ただ単に歩ったりするだけで肩で息をするように息が上がる人って相当少ない、もしくは歩っただけでこんな状況に陥る人はなにかしら疾患があると思ってもらった方がよろしいのでありますが、少なくとも歩っただけじゃ、そうそう息が上がる人って居ないと思うんですが、歩くという動作は基本的には体にとってラクな動作なワケでして、走るという行為の時も、歩いている位の負担程度で感じながら動けるコトが理想的だと思うんですよね。但し、そのラクな走り方が出来ない人が実は多いというのも問題なワケです。


ほんのチョット走っただけで息が上がるのは、自分自身に合った呼吸を身に付けるコトが出来ていない人が殆どだと思うんですな。どっかしら疾患抱えているというのは別問題ですよ(笑)。


m_Breath.jpg
まあ判りやすく図で説明すると、下記のような図のようなモンです。先ずは歩くよりかは速いというだけの「小走り」で息が上がらないように走ってみましょうか。

人によっては数百メートル走っただけで息がゼェゼェとなってしまうかもしれませんが、おそらくこういう風に陥っている時の「ゼェゼェ」という息の間隔と走っている歩の進め方って全然「同期」していないと思うんですよ。故にすぐに「疲れて」しまうんですな。肝心要なのは足の進め方と自分の呼吸をシンクロさせるコトなんですな。コレさえ合えば大抵の人はかなりの距離走れるようになりますよ。少なくとも従来よりは(笑)。


んで、呼吸の「吸って、吐く」という一連のサイクルがありますが、一回の「サイクル(吸って&吐く)」に、自分の足の「四歩」を同期させるように動かしてみましょう。例えばチョット走ってみて呼吸のペースが速くなるようなら、呼吸のペースがそれ以上速くならないように足の進めを遅くして「四歩」を常に呼吸の1サイクルに同期させるコトを心掛ければイイだけの事です。

呼吸の1プロセスの「吸って」の時に2歩両足が動きます。すると両足で動いているで呼吸が四分音符だとすると足の進みは八分音符だと思ってもらえばイイんです。四分音符で大きく呼吸をしながら八分音符でのど元を「ワレワレハウチュウジンダ」みたいに首をチョップすると声が段階的になりますよね!?ホントは2回呼吸しているワケではなく、足の進め方がそういうピークを付けるだけの事で呼吸を2回しているワケではないけれど呼吸は「ハッハッ」という風に聴こえるワケですね。それは吐いている時も同様。

だから、2回吸って2回吐く、という教え方は間違いなんですよ(笑)。自発的にそうするモノではなくて(笑)。


で、一連の「1呼吸」のプロセスでは四歩足を進めるコトになりますが、この「四歩」が少なくとも歩ってる時より速ければイイんですよ。後はご自分の好みで動かすだけ、と。こーゆー呼吸を身に付ける前に断念する人も居れば、教わらずとも自力でいつしかこーゆートコロに辿り着いてしまったという人もいるでしょうし人それぞれでありますが、呼吸の乱れている方というのはあらゆる面で視野が狭いので、色々な面で危険が伴うワケですが、ダマされたと思って走りの苦手な方はこーゆー呼吸で走ってみてください。私の周囲ではこの呼吸を身に付けただけで人生観が変わったとまで言ってくれた者がおりましたが(笑)、知ってしまうと何でもないモノでもありまして、音楽にもそういう風に通じる側面って色々あったりするモンです。


心拍数と呼吸なんて同期はしていないでありましょうし、心拍を意識的にコントロールするのは無理ですね(笑)。カリウムで微調整とかは無しですよ(笑)。まあ、呼吸ですら普段は無意識にしていたりするモンです。ラクな呼吸をマスターしてしまうと、実は図で言う「4」の部分が疎かになりがちだったりします。「惰性」で吐こうとしてしまうんですね。この「4」の部分は意識的に横隔膜をチョット使うようなキモチで「3」よりも強めに意識して「ハッ!」とメリハリを付けて吐くと、呼吸そのものが図太く力のあるモノになりますので、肺活量が低下した人は特に「4」の部分を強く意識するだけでも変化があると思いますので心掛けてみてはいかがでしょうか。但し、体調や健康不安がある方は鵜呑みにしたりせず健康を手にしてくださいね(笑)。


まあ健康であるのが一番イイのでありますが、別に不健康でなくとも若い頃よりも血圧が上がったりするのは年を取れば誰もが実感するコトでありましょう。

音楽ってぇのは自分自身の心拍というものに実は密接に関わっているとも言われておりまして、あるフレーズを耳にして「息をつきたくなるタイミング」というモノは、器楽的な心得の大小など無関係に備えているのは、人というものが心拍数や呼吸数など備えているものがそれほど大差無いからでありますな。シャップルやスウィング感覚というのもブルース的要素として密接な関係があるとも言われておりますし、血圧によって音の聴こえ方も違ったりするモンです。

まあ、いずれにしても「体がむくむ」とかそういう体調の変化を感じ取るようなシーンがあれば、そういう変化を感じ取る時こそ日常とは違う形式で体を動かすコトが必要でありまして、運動を採り入れるコトで不思議と音楽の聴き方や嗜好具合も変化するモノであります。精神面の変化が齎すモノとは異なる、ただ単にリズム的作用が齎しているモノと私は感じておりますが。まあ、風景などを見ることで精神面に変化が起こるような二次的な作用もあるかもしれませんが、そういう精神面の内因的なモノではなく、あくまでも物理的な動き(リズム)としての部分での変化というモノでも結構色々と作用するのではないかと私は感じております。


そういう肉体・精神的な作用の因果関係などどうでもよくてですね(笑)、少なくとも健康で音楽を嗜むコトが出来ればイイわけでして、ただでさえ楽理的側面の濃い部分を語るコトの多い左近治ブログですから、心身共に鮮度を保ってお読みいただいた方がよろしいかなー、と思うワケであります(笑)。腐った魚の目のように衰えて、耳ダレや耳毛もジャマしつつ音を聴くとか(笑)、そこまでヨボヨボとなると説得力すら欠いてしまいかねませんので(笑)。