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「ほぉ。アレで高校生!?」 [空耳]

 音楽とは全く無縁とも思える今回の記事タイトルでありますが、かなりカンケイしているコトなのでそれは追々お判りになるとは思うんですが(笑)、冒頭からイキナリ語るってぇのもアレなんで、少々脇道逸れながらお付き合いいただければ幸いですな。



 イーグルスといえば一般大衆にも広く認知されているバンドでもありますが、まあ有名どころと言えば「ホテル・カリフォルニア」ですな。この世に生まれて来て自分の干支が一回りする位の時には、先ず間違いなく一度は耳にしたコトがあるのではないか!?と思える位認知度の高い曲ですね。


 こういう曲を知る前にプログレ耳にしてくれ、などとは申しません(笑)。プログレが総じて良い曲だらけという世界でもありませんし、親が買って来た服をいつまでも着るのではなく、自分で選ぶようになるのも一つの手段でありましょう。


 イーグルスはプログレではありません(笑)。ヘタするとAORにカテゴライズされちゃうコトもあるんですが(笑)、あまりに有名な曲すぎて上っ面しか知られていないコトもよくあるモンです。例えばビリー・ジョエルの「ストレンジャー」のギターは故ハイラム・ブロックだというコトを知るまでにどれほどの年月を要したか!?みたいな所と自身の音楽歴を重ねてみると興味深い曲折をあらためて実感出来るのではないかと思うワケですな。


hotelcalifornia.jpg
「ホテル・カリフォルニア」というのは、実はスティーリー・ダンとも結構深い関わり合いがあるモンでして、歌詞にも「スティーリー・ナイフ」と出て来る所にSDへのリスペクトが伺えるように、SDのアルバム「幻想の摩天楼」収録の「Everything You Did」には、「Turn out the Eagles, Neighbors are listening」という風に、イーグルスが世を席巻している様を表しているワケですが、近所の人も耳を傾けてしまうからイーグルスを消せ!と言っているワケですな。ホントは妻の浮気に激高して今にも殺さんばかりの最中のやり取りなワケですが(笑)。


 SDの「幻想の摩天楼」というのはアルバム自体がおそらくは一番「AOR寄り」というか、まあSDにしてみれば一般的な観点からすればかなりバランスが取れていて且つAOR寄りなアルバムであろうかと思うワケですが、SDの中でも最もギターがフィーチャーされているアルバムだろうとも思えます。


 まあ、SDのAORっぽい曲というのは他のアルバムにもあるでしょうし、一般的な耳からもウケが宜しいと思える曲を抜粋すれば


「Any Major Dude Will Tell You」
「Any World」
「Everything You Did」
「アルタミラの洞窟」

 とまあ、この辺になるのではないかと思えるワケですが、簡単に言えば一般的にも聴きやすいであろうと思える曲だというコトですね。



 んで、一応イーグルスの方にハナシを戻すとですね、過去にも左近治は述べたコトがあるかもしれませんが、イーグルスのアルバム「ホテル・カリフォルニア」の中で私が一番好きな曲というのは「Life in the Fast Lane」なんですな。その理由というのは、彼らが本来持っている「イナタさ」というのがこの曲のあらゆる楽器のリフに一番顕著に表れているからなんですな。

 無論その「イナタさ」というのは器楽的な意味での、例えばギターの一音々々のチョーキング・ビブラートやら色んな部分のアーティキュレーションでもあるでしょうし、彼ら独特のノリでもあるでしょうが、いわゆる汗臭さを感じさせてくれる曲なので好きなんですな。まあ「Victim of Love」みたいな曲でイナタさを演出する方が一番難しい、という風に論ずる者もいるワケですが、「Victim of Love」を表現することが難しいというのは確かに私も同意しますが(音符をそのままに演奏するなら簡単ですが)、やはり一番「らしさ」を感じるのは「Life in the Fast Lane」なんですなー。どうしてもこの曲だけは好きなんですわ(笑)。


 でまあ、私がそれほど好きな曲なワケですが、よせばいいのに左近治はこのリフをついついベースで再現したくなってしまうワケですわ(笑)。イーグルス好きの人からすれば興醒めしちゃいそうな、しかもスラップで(笑)。それをKクリでリリースする、というコトもあってこういう風に語っているワケですね。決して冒涜しているワケではなくてですね、ホントに好きなのでついつい作ってしまいました、みたいな(笑)。

 当初はDXベース+ムーグでこのリフ作っていたんですからね(笑)。スラップとシンベならどっちがイイだろうか!?なんて迷いながら、先日もマーク・キングのスラップ模倣した流れで、シンベのパートをスラップに置き換えてみるか!と奮い立ったのがちょうど一ヶ月くらい前の出来事でした(笑)。

 かなーり昔の私のブログをお読みの方ならお判りだとは思うんですが、「Life in the Fast Lane」の制作だけは昔から手掛けていたので、データはいつでも手元にある状態だったワケでして、後は私のご機嫌次第でどうにでもなる、みたいなトコロがあったんですが、自分の好きな曲というコトもあって、好きな曲に対しては手ェ付けたくないんですよね、ホントは(笑)。楽曲の良さってオリジナルこそが全てだと思っておりますので。


 色んな曲の着信音作っておいて何言ってんの!?なんて矛盾したハナシのように思われるかもしれませんが、曲の良さって、どんなに名カヴァーがあろうがリメイクがあろうとも、やっぱりオリジナルあっての魅力だと思うんですわ。故に、思い入れの強い曲というのは制作意欲が強まる反面、それ以上に配慮する側面がありまして、制作過程でアイデアに詰まって道半ば・・・というコトになるのも多いのが私のクセでもあるワケです。

 そーゆー風に陥った時は、徹底して発想の転換をしてみたりもします。精密機械相手にショックを与えるようなモンですな(笑)。そのショックを与えるにはトコトン有り得ないくらいのコトしちゃって対処してみたり(笑)。ソコまでするんなら制作しない方がマシだろ!?なんて思われるかもしれませんけど(笑)、リリースできないままに育むコトもなく手元に残しておくのは、コレ、結構迷えるモノでありまして、他の制作まで足引っ張りかねないんですよ(笑)。


 とゆーワケでスラップ・バージョンの「Life in the Fast Lane」となるワケですが(笑)、この曲をより一層楽しんでもらうためにも「空耳」を例に挙げるのも宜しいかな、と思いましてですね、その辺のネタも披露するコトに(笑)。つまり、今回の記事のタイトルは、この「空耳」であるというワケなんですな。


 原曲の0分39秒〜0分43秒辺りをお聴きになっていただければと思うんですが、まあヴォーカル入って来て7〜8小節目部分ですな(笑)。ちなみにヴォーカルは弱起で入ってきますが勿論弱起部分は小節数にカウントしておりませんので、その辺をあらためて聴いていただいた上でお楽しみいただくとですね・・・


「ほぉ〜〜、アレで高校生!?」


と、なるワケですな(笑)。深い意味もありませんし、どのようなイメージを頭に思い浮かべるかは各人の自由です(笑)。