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JAXAを訪れてみました [回想日記]

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事業仕分けが騒がれる昨今、意外にも私は独立行政法人とやらに足を運ぶのがどうも好きなクチのようでして(笑)、今回も少しばかりヒマを見付けてJAXAの相模原キャンパスに行ってみたんですな。







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地理的には神奈川県北部にある相模原市内。JR横浜線淵野辺駅からえっちらおっちら歩いて15~20分くらい。概ね2500歩ほどビート刻めば着くような距離でして、ちい散歩にも遠く及ばない距離にあります。途中、ショートカットで公園内のSL撮って来ちゃいましたけれど。



今回番外編という事でいきなり宇宙開発事業の話題になってしまいましたが、ガキの頃親戚の家に一人で遊びに行って菊名駅だと思って降りてしまった大口駅(笑)のキヨスクで「宇宙の果て99の謎」という単行本を買ったのが宇宙を好きになるキッカケとなったモンでした。時は1977年の頃だったでしょうか。


その後、スカイラブやパイオニア&ボイジャーの惑星探査、テレ朝でカール・セーガンのコスモスという特別番組にすっかり魅了され、新聞数紙片っ端からスクラップ・ブックにしていた当時。切手コレクションとクロスオーバー・ブームと宇宙好きという少年時代を送っていたモンでした。その後数年ほど経過すると惑星直列というビッグ・イベントもありまして、私の反射式赤道儀天体望遠鏡は、普段はあまりコミュニケーションを取らないけれども仲は悪くないカメラオタクと意気投合。真冬の真夜中に二人でカイロを持参、てめえらの体を温め合うのではなく(笑)望遠鏡とカメラの結露防止で温め合っていたという涙ぐましい光景を振り返るだけでも懐かしい宇宙へのワクワク感を抱いていたモンでした。


今ではその手の科学雑誌といえば「ニュートン」ですが、私は当時「OMNI」という雑誌が好きでありまして、GOROとスコラと一緒に積み上げられていたモンでしたわ(笑)。朝比奈マリアと宮崎美子と真行寺君枝にココロ持って行かれていた時でもありました。


日本でのクロスオーバー・ブームの頃というのはピンクレディー大全盛、その後国際児童年でゴダイゴはさらに大躍進という時代でもありました。ヤマトよ永遠にという映画ブームもこの頃でしたでしょうか。トミー・スナイダーのズッシリ感のあるドラムに耳傾けていたあの頃(笑)。


ペンシル型ロケットから始まった日本の宇宙開発。はやぶさが持ち帰ったモノは果たしてイトカワの岩石が入っているのでありましょうか!?


まあ、そんなワクワク感とカメルーン戦に勝利したご機嫌麗しい左近治の心がついついJAXAに足を運ばせてしまったというワケでございます。ちなみに知人が中で勤務しているんですが多忙な方なので今回は突然足を運んだワケですが、正直言って滅多に訪れる機会はありません。場所は知ってはいても足を運んだのは今回初めてですし(笑)。


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無料開放しているようなので、見学可能なエリアを入り口で案内されすぐに目の前に飛び込んできたのがロケット2基。1979年の宇宙博で見たサターン・ロケットはトンデモなくデカかったという事が、これらのロケットを間近で見ることであらためてあの時のデカさがとてつもないモノだったと思うワケです。余談ですが、宇宙開発がメイン事業ではあるものの、軍事転用だって即可能であります。ブルトニウムさえあればICBMに早代わり(笑)。







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サターン・ロケットってぇのはご存知のとおり、アポロの月面探査のロケットですな。

つまるところ、とってもコンパクトで低予算でありながら、天体としては非常に小さい小惑星の中でもミニサイズのイトカワに、低燃費のエンジン積んで行って帰って来たのがはやぶさだったというワケでありますな。まあ、有人飛行は相当先のことになるのでしょうが、はやぶさが有人飛行だったとしたら飛行士は絶命されていたのではないかと(笑)。









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まあ、公開されているメイン会場を覗くと、意外にも来場者は思いの外多くて、今回のはやぶさの功績があらためて実感することができるのでありますが、事業仕分けで縮減が決定しているJAXAは、結構あからさまに展示物にも持ち帰り可能なプリントアウトされた写真だの、涙ぐましい(と思われる)コストダウンの様をこれでもか!と必死にアピールしているようでもありました(笑)。

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リポDの空き瓶使って模型作ってたりとか(笑)。まあ、この手の技術をサビ付かせるワケにはいかんでしょうが、まずは世の中矯正してもらってから新たなミッションにチャレンジしてほしいなと思います。相模原はURにオンブに抱っこの街なんで、行政相模大野やらJAXAの近辺にも国民生活センターというとても大きな独立行政法人の集団があるワケですが、あまりにも広すぎる敷地を目の前にするとJAXAは扨て置き「ココまで広い敷地必要か!?」と疑問に思えてならないのでありますな。

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んなコト言っちゃえば調布界隈とかも同じようなモンなのかもしれませんが、まあURの仕分けはとにかく必要なのではないかなーとあらためて本日実感したモンでしたが、そんな穿った見方は今回Let it goしちゃってJAXAを可能な限り見てきたというワケでありました。




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次回はいよいよ、楽理的側面における「イベント・ホライゾン」とやらを語ってみるコトに(笑)。