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スコラ 音楽の学校 坂本龍一 [テレビ関連]

扨て、今回はTVコンテンツの話題になりますが、私左近治が注目するコンテンツがございまして、それがNHK総合で来る4月3日から放送される「スコラ 音楽の学校」という番組なのであります。


最近のNHKのコンテンツの豊富さは、薄型テレビ&地デジ推進によるB-CASカード導入によって実入りが向上しているためか、スポンサー獲得にも喘いでいる民放局を尻目にとても顕著になりました。私自身にとっては記憶に新しい「外事警察」というドラマも非常に満足していたドラマではありますが、NHKコンテンツはもはや無視できないものとなっております(笑)。


まあ、「スコラ」なんて名前を聞いてしまうと私のようなオヤジはついつい青少年の友であったグラビア雑誌の「GORO」や「スコラ」を連想してしまうワケでありますが(笑)、講談社だったと思いますがあの「スコラ」とは違うワケですな(笑)。


坂本龍一という人は、YMOの活躍以降も音楽のみにとどまらず社会的にも非常に注目されることが多いのか、純粋に音楽だけにスポットライトを当てて坂本龍一を語るとどうしても本人の活動やライヴ関連のコンテンツとして収まっていたものが多かったように記憶しております。もっと遡れば「YOU」というNHK番組のポジションも音楽にとどまらない評論家的なポジションになっていたワケですな。


坂本龍一の異名が「教授」という所の、音楽の真髄を探求したりするような番組というものを欲していたりしていたワケですが、意外にもそういうコンテンツは従来少なかったように思います。


で、坂本龍一が音楽の深部においていよいよ語るコトがあるのではないかと注目しているのが今回の「スコラ 音楽の学校」だというコトなのであります。どういう番組の内容になるのかは私自身現時点では何も知らないワケですが(笑)。


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坂本龍一という人は、和声的な側面においても自分の色彩を強く持っているひとりでありまして、それが一般的にも非常に「厳しい」感覚を求められる難解な音であったとしても、それを鏤めるひとりだと形容したいのでありますな。そういう和声的な探求やらという側面の坂本龍一というのは、坂本龍一に対して誰もが抱いているイメージなのではないかと思うワケですな。

故に、坂本龍一が音楽について掘り下げるコトについては非常に興味深いモノだと感じるワケであります。


従来だと音楽周辺だけにとどまらないエレクトロニクスや社会的な方面をも包含して語るようなのが坂本龍一関連の番組だったように思いますが、こういう番組作りにした方がスポンサー獲得もさらに容易でしょうし、発言力もある坂本龍一なワケですから制作サイドとしてはどうしてもありとあらゆるものをひっくるめて肝心の音楽面への掘り下げが少なくなってしまいかねないというコンテンツになってしまっていたのではないかと思うのでありますな。