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共通項 [サウンド解析]



ココん所左近治は歯痛に苦悩していたため、ブログ更新すらままならぬ状況が続いておりました。
なにせ痛みで夜もまともに眠れないような状態でしたので(笑)。まあ、何十年かぶりに歯医者に足を運ぶこととなりましたが、高校生以来です(笑)。同年代と比較しても口腔内の状態はよろしいコトにあぐらをかいたことが今回のような状況を生み出したんでしょうか。インフォームド・コンセント受けている時も、私のような人が突然歯の健康状態を悪くする人が多いと言われてしまいました(笑)。

ザ・スクエアの「Change Your Mind」がCMになっていた時ですね。ニッカのCMで高橋幸宏の曲が使われていたり、今やソフトバンクのお父さんの声の北大路欣也さんがマツダ・カペラのCMで「発信 to You!」とかやっている辺りを思い起こしてくれるとお判りになると思うんですが、隔世の感があるってぇモンです。歯磨きフェチの私はこうして30年近くの時を経てもどうにかこうにか今まで歯の健康状態を保っていたようなモンだったのでありますな。

ある程度歯の痛みが緩和してCDショップをハシゴすると、全体的にカンタベリー系のタイトルが以前にも増して賑わっているような気がしました。90年代にもカンタベリー・シーン再認識という動きがありましたが、やはり音楽界は輪廻するのでありましょう。

商業音楽が疲弊している今だからこそ、マニアック系統なジャンルはチカラを取り戻す時なのでしょう。販売戦略的にもマニアック系統なジャンルに取りこぼしが無いような品揃えにすることで活路を見出しているのでありましょう。


左近治の場合、それがジャズであろうとクロスオーバー系であろうと、プログレだろうがカンタベリー系だろうが無関係に話題を繰り広げているワケでありますが、和声的な世界においての「共通項」というのはありましてですね、その「共通する部分」を拾うコトができなければ、ジャンルやうわべだけの音に惑わされてしまいかねないと思うんですよ。特に常に和声など気にせずに聴いているような人は注意が必要だと思うんですな。

ただ、身に付いていない和声感覚というのはその時点で焦って物量を聴いても理解できないと思うんですよ(笑)。器楽的な技能面やら耳の習熟度などは個人差がありますし、嗜好する音楽によってさらに個人の癖は高められて、万人に効果のある(和声感覚を高める)聴き方なんていうのはまず存在しません。そんな個人差はバラバラであるのに、悲しいかな時間とは皆等しく共有しておりまして1日24時間なんですよ。

iTunesで楽曲管理していると、それらのトータルタイムはもはや日数表示当たり前になりますが、1曲ずつまんべんなく聴いてもそれほどの時間を要するのであります。仮に自分がトコトン研究したい曲をトータル1時間に収めたとしても、それらの楽曲を熟知して研究するのは間違いなく1時間じゃ済まない時間を要すると思うんですな(笑)。

つまるところ、そういう行動すらも意識せずに流れて来る音楽に身を委ね、自分の感覚だけで聴いているだけではなかなか感覚というのは鋭敏にならないモノであります。器楽的な心得のある連中が成熟するのは、ある曲を中心にして訓練を重ねて集中的に行うからでありまして、そういう意味ではただ単にリスニングの対象としてしか音楽を聴かない人とは、やはり理解度の差は生じると思います。あくまでも楽理的側面での「理解」ですけどね。

とゆーコトで、私がこれまで繰り広げてきた曲の「共通項」を見出せるかどうか、少し探ってみていただきたいと思います。


例えば

「Us And Them」 / Pink Floyd
「Waterloo Lily」 / Caravan
「Initial Speed」 / Phil Manzanera 801
「Negative Girl」 / Steely Dan

これら4曲の特徴的な共通項を会得するとイイのではないかと思います。特に表記順に覚えていくのが理想的でしょう(笑)。