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毒まぶし三太夫 [クロスオーバー]

親父全開のダジャレのタイトルにしちまいましたが、まあ、和声的な「毒」をまぶしつつもチカラ抜いて聴いてもらいたいという配慮から今回はこーゆータイトルにしちまいましたという(笑)。

6月12日リリースの曲は2曲あるんですが、その内のオリジナルのEFXシリーズの方から語らせてもらおうかと思います。


今回は少々ハードタッチなフュージョン・サウンド(笑)なワケですが、まあ耳を注力していただかなくともメロディック・マイナーを示唆するモードやらマイナー・メジャー9thコードのパラレルやら炸裂させております(笑)。

キーボードのコードワークこそが全てを物語っているようなオケなのですが、一番時間費やしているのは実はギターのペダル・ワウでして(笑)、ペダル・ワウのMIDIコントロール自体は何の変哲もないワケですが、実はペダル・ワウを噛ませた時のいわゆるギブソン系のPAFサウンド(ピックアップ・カバー付き)の心地良い音を探っている最中に今回の曲を思い付いたという舞台裏だったワケであります。

フロントPU(PAF)を少々引っ込ませて(弦との距離を遠ざける)、ペダル・ワウ噛ませてローカット気味の音にして少々ピーキーなポイント(ピックが弦にこすれるようなオイシイ部分)を得られるような、カラッとした音を作っている最中に浮かんだ、というワケでありますが、今回の曲はペダル・ワウをグイグイ踏んでる演奏なので、その手のカラッとした音とはまた違うワケですが、いずれその手の音はリリースするだろうな、と。

理想的な音はフィル・ミラーのSGやSG時代のホールズワース、と言えば大体どんな音かは想像できるとは思うんですが(笑)、あの手の音が実際にどれほどワウ噛ませてあるのかは判りません。当時のエキップメント類やらは左近治自身そこまで研究しておりませんので知りませんが(笑)、まあ、あの手の音を作りたいが故に試行錯誤してみた、というワケであります。

和声的な側面で言えば、今回の曲に用いているマイナー・メジャー7th系のコードで、マイナー・メジャー9thが2つ続く所がありますが、こういう部分のさりげない部分とか、その後の毒をふんだんに盛りつつも、毒を感じさせないようなコードとか探っていただければと思います(笑)。

概ね、半年ほど前からのブログを読まれている方なら、今回どういうコードを使っているのかはすぐにお判りになっていただけるのではないかと思います。ショート・ジングルとして触れ合ってもらいたいな、と。まあ、そんな配慮から作ったワケなんです。

ドラムがかなりポコスカしたライトな音でありますが、ゲートやらふんだんに使ってこんな音にしております。アンビエントをごく僅かに残した程度の音に部屋鳴りの音を追加した音ですね。最近のドラム音源なら、ゲートさえ深くかませれば得やすい音だと思います(笑)。

弱起で入っているものの、最初の4小節なら誰しもが思い付きそうなコード進行ではありますが(笑)、まあその辺りはご愛嬌ってコトでお許し願いたいな、と。

意外に思われるかもしれませんが、今回のドラムのグルーヴ・テンプレートとして一部、相武紗季のグルーヴを用いております(笑)。チョット前にCMでドラム叩いてた時のアレからピックアップしたモノであります。あーゆーノリを例えば初音ミクとかやらに用いると面白いかとも思うんですが、私はそっち系の趣味は無いのでそこまでは追究しようとは思ってはいないのでありますが、作れ!と言われれば作るかもしれませんが、おそらくやらない可能性は相当高いです(笑)。

あのCM放送ってもう3年くらい経過したでしょうか。いずれにせよマジ系ドラムばっかり追っていると、あの手のノリというのに触れる機会はそう滅多にあるモノではございません(笑)。今はもうすっかり放送されなくなっている「全力Tunes」でも、お子様達のグルーヴ拝借させていただきました(笑)。

その辺の学生の文化祭に繰り出して録音させていただく、ということも可能かもしれませんが、我が子が通うワケでもない学校にどこの馬の骨か判らないようなオジサン勝手に入ってきたらそれこそ連行されかねない世の中ですので(笑)、関係各所への配慮と公序良俗に則った行動をしないコトには何が起こるか判りません(笑)。

着信音事業に手を染めつつもケータイの操作にはとても疎い左近治はですね、先日、電車の中から自分の顔を写メールして送ろうとしたら、シャッター音が鳴るんで近くの女性がこっち見てました(笑)。盗撮していたのではありませんからね(笑)。あやしいそぶりでも見せたらそれこそ鉄道警察にしょっ引かれるんでしょうか(笑)。安易にケータイすら弄ることのできない世の中です。まあ、電車の中では見知らぬ女性の近くにはあまり居たくないのがホンネですけどね。向こうから来てくれるには千客万来なんですが、そうもいきません(笑)。

とはいえ別の日の電車のラッシュ時など、とても背の低いOLの方がですね、なーんかペンを片手に、経ちながらマニュアルのような資料を熟読しながらつり革にもつかまらず(おそらく手が伸ばせない)、ペンをクルクル回しているんですね。それが電車の揺れる度に私の目元かすめるんですわ(笑)。アタマ来て注意しようと思ったんですが、報復でナニされるか判らない世の中。いざ自分が実害加えられた時まで注意したい思いを胸にしまってその場をやり過ごした左近治。つい最近のコトであります(笑)。

ケータイやらiPod、ゲーム機など、その手のモノは個人の動き(視野)をさらに狭めた世界に押し込んでしまうためか、音も遮蔽されたようなイヤフォンしていれば、周囲についつい注意力が散漫になりかねないコトが増えてきている社会になっているのだろうと痛感するのであります。ただひとつ言えるのは、物の使い方は巧いかもしれませんが、時間の使い方がうまくない人が増えてきたように思いますな。

まあ、そんな事も忘れて音楽の深淵にドップリと浸かって没頭できれば一番ですが、モラルまで忘れて音楽を聴く場所はやっぱり注意しないといけませんな。