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そういやCDコピーって [回想日記]

いわゆるCDの不正コピーってぇのは、それこそパソコンの飛躍的な普及に伴って招いてしまったとも云われておりますが、不正コピーを助長させてしまうモラルの意識が総じて低いこともありますが、CDドライブの飛躍的な高速化とレンタルCD産業が後押ししていたと私は感じております。

私はCD-Rをキャディを用いて等速で焼き始めた世代ですので(笑)、それこそCDの実時間以上実際には費やしながらCD焼いたりしたモンでしたが、メディア1枚1500円はしたでしょうかねぇ。

まあ、そういう不正防止にCCCDなどという規格外のモノが出てきたりして変なモン買わされた時代など数年前。ただ、CDは現在でもコピーしようと思えばいくらでもコピーは可能なのでありますが、法の厳格化もさることながら、それを尻目に悪いコトする輩はいつの時代にも存在するものであります。

ただそういう連中にどれだけの知識があるかは判らないのでありますが、自分自身が鑑賞するためのコピーというのはとりあえずは許容されているワケですので、CDをコピーするという行為全てにおいて違法なのではないということも今やパソコンを操る人なら小学生でもこれくらいは基礎知識として備えている時代でありましょう。

パソコンの飛躍的な普及となると、一般的にはWindows98の頃に遡れるのではないかと思うのですが、それを思えばもう10年が経過することになるワケですね。オフィス・アプリを学校で広く導入して資格も増えました(笑)。扨てそんな教育を受けた世代の人たちは広く多く社会で活躍できているのかというと、おそらくや派遣が増えただけという実態を見せ付けられている人の方が圧倒的に多いのではないかと信じてやみませんが(笑)、教育へのパソコン導入とやらは本当に吉だったのかどうか、家庭レベルで見れば与えない方がよっぽどマシだったと思っている親御さんも多いのではないかと思いますよ、ホントに(笑)。

まあそんな話は扨置き、DAW環境を操る人だとCDをコピーするというよりは、オーディオ・ファイル化する人が多いと思うので(DAWアプリ使わずとも可逆圧縮系のオーディオ・ファイルやらにファイル・サーバとして蓄積させている人ももちろん居ます)、CDからインポートしてきたオーディオ・ファイルというのをCDに焼くとするとどうなるのか?

最近じゃあ音圧はトコトン稼いでいるものが多いので、オーディオ・ファイルを再レンダリングする時には0dB超えているなんてぇのは当たり前。運良くレンダリングにおいて0dBをメーター読みで超えていなくともインター・サンプルでは超えていたりするんで、CD-Rに焼いてプレイヤーで再生してみたらオーディオ・ファイルには一切編集を加えていないのに音がクリップしてしまっている人など多いのではないかと思うんですな。

まあ、フリーでインター・サンプルのクリッピングを読み取れるとなるとSSLのX-ISMという便利なメーターがありまして、以前左近治もブログで触れましたけど、フリーの類でインター・サンプルのクリッピングにも対応できるプラグインというのは結構少ないものでして、DAWアプリ標準のリミッターでもインター・サンプルまではノータッチのものばかりだと思います。それ以前に、DAWアプリ各社で0dBの取り方が微妙に違ったりしますけどね(笑)。

インター・サンプルのクリッピングまで抑えてくれるフリーのプラグインだと、WavesのL1を模倣したと豪語するYohngのW1が代表的でしょうか。リリース・タイムの設定にはチョットした経験が必要になると思いますけどね。

まあ、こうして何も手を加えていないはずのオーディオ・ファイルをCDに焼いたらクリッピングしている、という事は回避出来ると思うんですが、W1を通すのが忠実なのか、レベルだけを弄る方が忠実なのかという迷いが出てくるでしょうね(笑)。それ以前にインター・サンプルのレベル・オーバーによるクリッピングにすら気付かずにCDコピーして喜んでいるアホだって居るかもしれない(笑)。

W1はナイクイスト周波数付近にチョットした特徴が現れるので、それを確認していただくのが一番良いかと思うんですが、コレも個人の好みですので私などが指南するなど滅相もありません(笑)。

とゆーワケで、今一度CDコピーとやらを見直すのも良いかと思いましてですね、老婆心ながらついつい語ってしまったというワケでございますよ、ハイ。